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ターゲットを絞ること自体が目的になっていませんか？

投稿日：2021.11.22

医療機関や薬局から、対象となる人に必要な情報を伝えることは、
個々のニーズにあった対応や、
安全で効果的な医療をしていく上で欠かせません。

SNS含め、様々な情報が溢れている中、その必要性は年々増しているのではないでしょうか？

先日も情報を効果的に伝える手法として
「A4」1枚アンケートの説明を保険薬局のスタッフ向けに実施する機会がありました。

その際に、「A4」1枚アンケートで
「タ－ゲットを絞って、情報を伝えること」のメリットを説明したところ、

　「ターゲットを絞ると対象の人が少なくなりますが、絞った方がいいのでしょうか？」

という質問がありました。

時折、「ターゲットを絞ることは、対象顧客の数を少なくすること」
と勘違いされていることがあるので、今回はこの点について書きます。

まず、ターゲットを絞る目的は、

対象となる顧客に自社が伝えたいメッセージを効果的に伝え、顧客の数を増やすことです。

決して、対象顧客の数を少なくすることが目的ではありません。

極端な話、ターゲットを絞った結果、
メッセージが際立って効果的に伝わるようになったとしても、
対象顧客の数が1人しかいなかったらどうでしょうか？

その1人のために、広告を作成していては非効率ですよね。

つまり、メッセージが伝わらないから、ターゲットを絞るのであって、
売れるために必要なメッセージが伝わるなら、対象顧客の数は多い方が、もちろん良いです。

メッセージを効果的に伝えるために、「A4」1枚アンケートでは、

Q1の悩み・欲求の質問をもとに、
「その悩み（欲求）を持っているあなたへのご案内ですよ」
と気付かせてあげるターゲットコピー
Q5の実際に使ってみての感想から
「悩み等を解決する商品（サービス）がありますよ！」
と購入後のメリットを伝え、興味をもってもらうキャッチコピー

など、5つの質問から8つのパーツでメッセージを作成し、効果的に伝えていきます。

そして、この前提として「A4」1枚アンケートの手法には、

ファンの方にアンケートをとる
そのファンの中で、多かった「悩み・欲求」をもとにメッセージを作成する

という大事な手順があります。

ファンの中で一番多かった「悩み・欲求」をもとに広告を作成するのです。

この点を見逃すと、広告が失敗します。

なお、医療機関や薬局では、何らかの必要性からそもそも対象となる人数が少ない中で、
案内物をつくるケースがあります。

この場合でも、対象となる人の中で、一番多い「悩み・欲求」をもとに
メッセージを作成していくことがポイントです。

いずれにしても、「ターゲットを絞ることで、対象顧客の数を少なくすること」が目的ではありません。

いかがでしょうか？

「A4」1枚アンケートの手法には、
売れるために必要なメッセージが伝わり、
かつ、対象顧客の数が多くなるような手順が、きちんとあります。

このように、マーケティングなどの専門知識がなくても、
奥深いノウハウをもとに広告作成できる点が他のアンケートとの違いです。

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