投稿日：2022.02.14

売上拡大が目的の広告でも、やたらとアピール感や煽り感があると逆に嫌われやすいです。
今回のブログでは、アピール感を感じさせない広告にしたい という方に向けて簡単な「ひと工夫」をお伝えしたいと思います。

こんな広告はもうウンザリ・・

『広告』というと、みなさんはどんな印象をもたれているでしょうか？
個人的に思うのは、「ゴリ押し感や煽り感が強くてネガティブなイメージ」を持つ方が多いように思います。

ここでちょっと面白い調査結果がありましたのでみなさんに共有させていただきます。

インターネット広告で不快に感じるもの （全4,536件）

・閉じるボタンを押しても消せない広告は不快に感じる。（男性27歳）
・ゲームで遊んでいてさあ次だと意気込んでいるときに広告があること。（男性38歳）
・動画のコマーシャルは重くなるので、許可制にしてほしい。不快になる。（男性45歳）
・ちょっと興味があるがサイトである商品を閲覧した後、SNSなどで繰り返し、広告が表示されること。（男性54歳）
・期間限定、残り○点など過度に購入意欲を煽る広告。通常時と遜色のない価格での特売セールスのもの。（男性57歳）
・タップしたい部分の場所に勝手に動いてくる広告にとてもイライラして、そのサイトを使うのを辞めた。（女性29歳）
・簡単にスキップできない広告はうっとうしい。（女性33歳）
・見ていたサイトに戻れずに、また再ログインをしなければならない時。（女性40歳）
・自分の好みに関わらず、属性に一致しているもの。（女性45歳）
・家族で使うので、子供には見せたくないような広告が多い。消してもまた表示されるので、イライラすることがある（女性60歳）

※マイボイスコム株式会社が2020年3月1日～5日に10,313名を対象に行ったネット調査による
-引用　終わり-

この結果から、閲覧者の意思と自由を無視した広告はすこぶる不快に感じられていることがわかります。

確かに最近頻繁に不快に思うのが、
『スマホアプリの有料コース案内』です。

無料で使用できる範囲、有料で使用できる範囲が分かれているアプリでありながら、是が非でも有料コースを選択させようと操作途中に有料コースの案内を表示し、しかも閉じるボタンの表示がとてもわかりにくくしているアプリが目立ちます。

Youtubeの最近の広告も同様で、色を利用してスキップボタンを見えにくくしているパターンが増えました。

これらも閲覧者の意思と自由を無視した広告です。

なんだかプチ嫌な気分になるものですね。。

どうしたら「嫌われない広告」になるのでしょうか

話は戻りますが、やはり閲覧者の意思と自由を尊重した広告は「嫌われない広告」といえるでしょう。

例えば、
・過度に目立たせない
・アピールしすぎない
・広告を見たくない方の「去る自由」を尊重する
など。

もちろんその広告にはお客様、あるいはお客様予備軍が購入したくなるような内容が書かれていることがポイントです。

「弊社が選ばれる理由」という表現を避けたい場合

業種によってはこの言い方もちょっと抵抗があるようです。

『弊社が選ばれる理由』

この箇所は、「A4]1枚アンケートのQ4の回答から得られる「ボディコピー」に該当します。

気にならない業種がほとんどですが、そもそも「選ばれる理由」というのを声高に自ら発信するのに抵抗があり、もっとアピール感を感じさせない表現にしたいというご相談をいただくことがあります。

こんな時、私がよくするのはこんなことです。

before　『選ばれる理由』
after　『弊社はこんな会社です』

と表現し、その下に「選ばれる理由」をしっかり記載します。
『弊社はこんな会社です』と柔らかい表現にしているので、ここはしっかりと書いてもアピール感はでにくいです。

イメージ画像でイメージが大きく変わる

そして挿入するイメージ画像のセレクトも気を付けたいところです。

せっかく言葉でアピール感を抑えた広告にしても、アピール感の強いイメージ画像で台無しになります。

例えばこちらのA,Bの画像をご覧ください。
どちらもクリックを促すシーンでの画像です。

A　
クリックすることを催促されている感じがしませんか。

B　
クリックすることを、さりげなく促しているイメージがしませんか。

特にアピール感を軽減したいようなシーンではBのイラストを使用する方が適しています。

広告において何気なく使う言葉やイメージ画像でも少しの差で受け取る側のイメージが変わることから、たとえ言葉１つ、画像１つの選択でも気を付けていただければと思います。

今回は、アピール感を感じさせない広告にしたいという方に向けて簡単な「ひと工夫」についてお伝えしました。

ご参考になりましたら幸いです。

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