投稿日:2023.02.24
京都の「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー小宮康義です。教育機関・スクール業・講座ビジネス・士業・専門家などの「教える業」「ビジネス支援業」のための実践的な販促やコンテンツ企画を専門としています。中でも、売り込まずに自然に価値を伝える顧客導線・セールスプロセスの設計が得意です。スクール業・士業事務所・各種専門家や先生業へのサポート実績多数。実務教育・スクール業界20年の経験を活かしてお手伝いします。
プロフィールにもありますように、私は日頃、教育業やビジネス支援業などカタチが無い商品やサービスを扱う業種の方に対しての販促やコンテンツ企画の支援を中心に行っています。
でも実は以前から少しずつ、教育やビジネス支援業とは全然関係ない商売をしている方に対して、これまでの商売で培ってこられた知識や技術を「教える講座」にして、販促上の目玉コンテンツにすると商売に良い影響がありますよ!とお勧めしています。
今日はそんなことを書いてみたいと思います。
これまで実直に商売をしてきたけれど、大手の販売店やコロナなどの影響で業績が思わしくないという、一般的な店舗ビジネスをされている方にぜひ読んでいただきたいです。今日のお話に限っては、サービスよりもモノを販売されている店舗の方に向いているかもしれません。
こんなことに困ってないですか?
いざお店のチラシやホームページをつくったり、地域のミニコミ誌に広告を出したりする時に、やっぱり人の気持ちをガッチリつかめる「目玉商品」があったほうが広告物って作りやすいですよね。
でも、
●うちは仕入れ商品だから特別に他と違う商品があるわけではないしなぁ
●広告にして注目してもらうほどのネタがあるわけじゃないからなぁ。。。
●結局、安売りするためのチラシしか思いつかないな
っていう方が多いのではないでしょうか?
その解決策の一つに「イベントをやる」という定番の手法があります。大手パン屋さんの「春のパン祭り」みたいなのですね。確かにこれもイイんですけどイベントは季節性とかタイミングに左右されたり、継続が難しいという難点があります。
大手だったら広告費を掛けて圧倒的な認知を獲得することが出来ますが、中小企業や個人商店にはなかなかできないですしね。
それでも次から次へと新しいアイディアを出せるなら全然OKですが、そうじゃないと飽きられてしまって反応はどんどん悪くなってしまいます。
「教える」をプラスすれば商売は変わる
そこで、私が推奨しているのが、売るだけじゃなく「教える」をプラスした集客方法を取り入れてみてはいかがですか?ということなのです。
教えるとか教育ってというと、学習塾などの教育産業に参入する話かと思われるかもしれませんが、そうではありません。
例えば、長年酒屋を営んできた店主が、仕事の中で培ってきた日本酒の知識をわかりやすく教える日本酒スクールをお店でやる。もっと簡単にいうとお店で講座やセミナーをひらいて、酒好きの人たちと楽しく学ぶという、最初はそんなイメージで十分です。
これまで商売の中で培ってきた様々な知識や技術を一般の方向けに楽しく教える。そのことによって認知を広げ、これまで来てくれていたお客様に付加価値を提供すると同時に、新しいお客様にも面白い酒屋があるぞと認知してもらう。
そうすると、遠方からわざわざお店に来てくれたり、インバウンドで海外のお客様が遊びに来てくれたりするようなお店に生まれ変わる。なんてことも十分ありえます。
先生はよそから連れてくればOK
こういう話をすると身を乗り出して聞いてくれる方もいれば、
「人に教えるほどの知識はないよ」
「話し下手だから人前で話をするなんて無理だよ」
という方もいます。はい、ここ大事なところですね。
ご自分が教える必要はありません。教える“先生”は、出来る人にお願いすれば良いのです。
先の酒屋さんを例に取れば、
・商売上でお付き合いがある卸会社の営業マンに先生になりそうな人を聞いてみる
・酒造会社に相談してお酒に詳しい人を派遣してもらう
・日本酒の検定に合格した人を募集してみる
・近所の大学に日本酒研究会があれば講師で来てもらう(オススメ!)
・周囲で詳しい人や、家族に勉強してもらい先生になってもらう
などなど、
実は知識は沢山あって、人に教えてみたいけど教える場所がないという人は、どんな分野でも想像している以上にたくさんいます。そういう人に仲間になって貰って、講師料をお金で払う以外のメリットをあげて(例えば教えた日は日本酒飲み放題とか)、一緒に楽しめる方法を考えてみるのも、また楽しいかもしれません。
教えるをプラスするとどんな効果が生まれるか?
1,集客しやすくなる
→モノを宣伝するより「講座」を目玉にできるから人があつまりやすくなる
2,教える場の効果で売れる単価が上がる
→生徒(お客様)からすると教わる場になることで、
商品そのものに付加価値がつく。そのことで単価が高いものが売れる。
3,お店が盛り上がる
→お店や商売自体に活気が出る。楽しいし、先生に習っているという充実感、
趣味が同じ生徒(お客様)同士の交流が生まれる。お店のファンになる。
実際に、モノを売るだけじゃなく「教える」をプラスすることで、集客に成功している中小企業や小さな商店はたくさんあります。
例えば・・・
・ミシュラン☆を獲得した料理屋さんの料理教室
・子供たちにお花の育て方を教えている花屋さん
・虫歯にならない歯磨き講座を開催している歯医者さん
・ロードバイカーのためのパンク修理教室をしている自転車屋さん
などなど。
昔からビール工場やパン工場では『工場見学』をやっていますが、あれも「教える」をプラスした事例と言えます。モノを販売するだけの関係性から、製造工程の現場や、そこで働く人を見せることによる信頼獲得の“教育効果”は絶大と言って良いのではないでしょうか。
継続していくために
もし、今の商売に「教える」をプラスする場合一つだけ注意点と言いますか、こころに留めておいていただきたいことがあります。
「教える場をつくる」ということは、教育業やスクール業などと同じように、それだけ人と密接に関わることになります。
なぜそこに参加しているのか?参加してくるときの気持ちや目的などをつぶさに知っておく必要がありますし、どうやったら参加者が楽しめるのかという目線や配慮もこれまで以上に必要になります。
そういった常に変化し続けている人の考えや気持ちをキャッチするために、教える場に集まってくれた人たちに、是非「A4」1枚アンケートを取り続けてください。
そうすることで参加者がその場に参加したプロセスを理解すると同時に、未来のお客様に何を発信すれば良いのかが明らかになります。
「何かを学びたい」「一緒に学ぶ仲間が欲しい」と思っている人はたくさんいます。その機会をあなたのお店でつくってあげてはいかがでしょうか?
もし今の商売に「教える」をプラスすることにご興味があれば、無料体験コンサルティングの機会をつかってご相談ください。2月28日までのお申込で無料です。
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