投稿日：2023.06.05

「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー 静岡支部の神南です。
経営者が現場の第一線で活躍しながら、自身がお店の広告塔として情報発信にも力を入れている 小さなお店を対象に集客や販促コンサルティングを行っています。
中でも、ライバルが多くても「あなたの商品だから買いたい！」と何度も喜んで買ってくれるファンを増やす「ショート動画を取り入れた SNS×LINE集客法」を得意としています。

結果が出ない販促活動、それでも続けますか？

先日、飲食業を営む女将さんから、販促活動についてこのような質問が寄せられました。

「チラシ、Facebook、インスタグラム、TikTok、Googleビジネスプロフィール、公式LINE、LP（ランディングページ）、ホームページと、できることは全て手がけています。それでもこれら全てを続けなければならないのでしょうか？ これらを絞り込んだ上で集客を効果的に行える方法はないのでしょうか？」

日々業務に追われる中で、私の母と同じ年齢の女将さんが、これら全てを一手に引き受けている情熱と努力には頭が下がります。

もしかしたら、あなたも同じ悩みを抱えているかもしれませんね。

そして、この答えは、

「結果を出すための努力を続けることは必要ですが、売上・利益を伸ばすためには、顧客からのフィードバックを活用し、最も効果的な販促手法に集中すべきです。」

その理由とは？

どれだけ正しい努力を続けても効果が出ない販促手段がある

SNSの運用が完璧でも、チラシでどんなに魅力的な広告メッセージを打ち出しても、全ての販促活動が等しく効果をもたらすわけではありません。結果を出せる販促手法とそうでない手法があるのです。その差を理解することこそが重要です。

その判断はどうすればいいのでしょうか？

それは、顧客獲得の流れを理解し、その流れにもとづいて顧客からフィードバックを集めることです。

顧客獲得の流れは以下のように進みます。

「知る→興味がわく→欲しくなる→記憶する→行動する（来店・購入）→リピート」

このプロセスを通じて、初めての来店（購入）からリピート客へと顧客は変化します。

この中でも「知る」ステップは、最も難易度の高いステップです。また、この「知る」ステップを経なければ、来店や購入につながらないのです。

このポイントについては、「A4」1枚アンケートを用いて、

「Q2．何がきっかけで当店（又は商品）を知りましたか？」

と質問することで、どの販促手法が「知る」ステップで効果を上げているのかが明確になります。

最近では、多くのお店がSNSを活用し、そこに時間と労力を割いています。
しかし、ターゲット層にマッチしないメディアを選択しているお店も多く存在しています。

SNSに限らず、正しく発信しているにもかかわらず、まったく来店客から反応がない媒体やメディアがあるのであれば、思い切って見直し、必要であれば切り捨てても良いでしょう。

複数媒体やメディアを組み合わせることで相乗効果を高める

また、以前に比べて現在の消費者は、一つの媒体やメディアだけから情報を得て行動することは少なくなってきています。どのような情報収集を行った後に来店（購入）につながるのかを理解することも重要なポイントとなります。（理想のお客様に直接質問するのが確実です）

それがわかれば、例えば、チラシを見た人に対して、QRコードからGoogleビジネスプロフィールのレビューやInstagramの情報を見せ、そこから来店につなげる流れを構築することが可能です。

私のクライアントであるパン屋さんでは、

・インスタグラム→公式LINE→初回来店
・Googleビジネスプロフィール→ホームページ→公式LINE→初回来店

の集客導線設計で成果を上げていますが、新規来店客のうち、なんと約8割の方が来店前に公式LINEへ登録していることがわかっています。

店舗系ビジネスでは、一般的にリピート客づくりを目的に活用されている公式LINEですが、このケースでは、前述の顧客獲得の流れ

「知る→興味がわく→欲しくなる→記憶する→行動する（来店・購入）→リピート」

の中で、新規来店客を獲得する前の「記憶する」「行動する」の部分に効果を発揮していることがわかります。（リピート効果もあります）

つまり、大切なのは、「どのような人が、どのルートを通じて、何が決定的な要因となって顧客獲得につながるのか？」を理解し、それに集中することです。

それを達成するためには、「A4」1枚アンケートで得られた来店客の声や、直接お客様との会話から得た情報を活用し、販促活動の効果検証や取捨選択、集客導線の設計を行う必要があります。

結果が出ない販促活動、無理に続ける必要はない

「面倒だから」「時間がないから」「お金をかけたくないから」という理由でやめるのは論外ですが、効果が見られない販促活動を無理に続ける必要はありません。

「せっかく●●●を3年間運用してきたから、やめるのはもったいない」

と思う気持ちは確かに理解できます。

しかし、重要なのは販促の「目的」であり、それは売上と利益を伸ばすことです。
様々なツールはその「目的」達成のための「手段」に過ぎません。
効果の出ない「手段」は「目的」達成につながりません。

だからこそ、「A4」1枚アンケートを通じて顧客の声をフィードバックとして活用し、それを販促活動の改善に活かすことが重要です。そうすれば、販促の成功率を高めることができるでしょう。

あなたが販促活動に使える時間と労力は限られています。売上と利益を伸ばすためには、「再現性の高い販促手法」に注力しましょう。

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この記事を書いた人

「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー
販促コンサルタント　神南 臣之輔

「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー 静岡支部の神南です。
経営者が現場の第一線で活躍しながら、自身がお店の広告塔として情報発信にも力を入れている 小さなお店を対象に集客や販促コンサルティングを行っています。
中でも、ライバルが多くても「あなたの商品だから買いたい！」と何度も喜んで買ってくれるファンを増やす「ショート動画を取り入れた SNS×LINE集客法」を得意としています。

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