投稿日:2023.12.21
愛知県の「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーの大見です。
私は、工務店、住宅会社、リフォーム会社、不動産会社の販促の仕事が9割を占める広告会社を30年間、経営しています。
中でも、社長が先頭に立って営業をしている地域密着型の工務店、リフォーム会社の販促を社長の片腕として一緒に考え、チラシとホームページを活用し問い合わせが来る仕組みを作り上げることが得意です。
私自身も襖・障子・畳・網戸の張り替え屋「和紙屋(かずしや)」を経営し、チラシとホームページの活用で毎月、問い合わせを増やしています。
チラシはどこに折り込むのが良いのか?
以前よりも折込チラシの効果は、即効性は無くなりましたが、まだまだ地域密着型のビジネスである住宅・リフォーム業界にとって折込チラシは上手く利用すれば、効果的な媒体です。
折込チラシを利用する際に、チラシの原稿内容と同様に重要なのは、「どのエリアに折り込むか?」です。
基本は、会社の近くや、分譲物件であれば、その周辺になります。
しかし、チラシ効果が薄れてきたり、もっと効果を上げようと考えた時に、折り込むエリアを広げたり、今まで折り込んだ事がないエリアに折り込んだりします。
みなさんも経験があると思います。
結果は、結局、いつものエリアからの問い合わせが多かったのではないでしょうか?
チラシは、近隣の同じエリアに何回も折り込む事をお勧めします。
エリアを広げるというよりは、深耕するというイメージでしょうか? 今回は、そんなエピソードをご紹介します。
「こんな近くに、こんなに良い物件があるなんて、知らなかった。」
ある建売住宅のチラシを制作した時に聞いた話です。
最後の1戸を買われたお客様が来場された時に言われた事が、
「こんな近くに、こんなに良い物件があるなんて、知らなかったわ。」
でした。
担当の営業マンは、
「最後の1戸を買われたお客様が住んでいた賃貸アパートには、何回もポスティングしたのに、チラシを見ていなかったのかな~?」
と言っていました。
良くある話です。
分譲物件は、基本は近隣で賃貸にお住まいの方がターゲットになります。
今までに慣れ親しんだ生活環境が暮らしやすいですし、子供たちの学校の事を考えれば、転校がない方が良いですから、近隣に住まわれている方がターゲットになります。
でも、近隣で賃貸にお住まいの方が全員、いつもマイホームが欲しいと考えている訳では在りません。正確に言うと、いつもマイホームの情報収集をしているわけではないです。
ある日、ある時、突然、スイッチが入り、マイホームを購入するために情報収集を始めるわけです。
つまり、昨日までは、全くマイホームの情報収集をしていなかった方が、今日になり、突然始めるわけです。
そのタイミングでポストに近くの分譲物件のチラシが入っていると、
「こんな近くに、こんなに良い物件があるなんて。見に行こうかしら。」になるわけです。
ベテランの営業スタッフは、「3ヵ月もすれば、新しいお客様が沸いてくるから、折込エリアは同じで良いよ。」と言われます。
折込エリアを広げるよりも、同じエリアに折り込んだほうが効果的な事を経験から知っているんですよね。
当社が経営している「襖、障子、畳、網戸の張り替え屋 和紙屋」にも同じような事が起こっています。
「何回かチラシを見かけてから決めました。」
襖や障子を張り替えたいと問い合わせがあったお客様と話をしていると、
「お宅のお店の事はよく知っているわよ。チラシが、よく新聞に折り込まれているわよね~?」
と言われます。
この言葉がチラシを同じエリアに折り込む事をお勧めする理由です。
私にとっては、嬉しいお言葉ですが、このお客様は決して「襖、障子、畳、網戸の張り替え屋 和紙屋」の事をよく知っているわけではないです。
なぜなら、この時、初めて私とお会いしたわけですし、お店にも来た事がないわけですから・・・。
でも、いつの間にか、「よく知っている」事になっています。
これが、チラシを同じエリアに折り込んだ効果です。
人は、見た事も聞いた事もないお店で買い物をするのは不安があります。
ところが、
・チラシで見かけた事がある
・お店の前を通った事がある
・知人、友人から話を聞いた事がある
等々の経験があると、「知っている店」になります。
それが何回も続くと「よく知っている店」になるわけです。
よく知っていると言っても、「他の見た事もない聞いたこともないお店と比較して」の事です。
同じエリアにチラシを折り込む重要性がご理解いただけると思います。
実際に「襖、障子、畳、網戸の張り替え屋 和紙屋」のお客様の「A4」1枚アンケートにも、
Q.3 当店を知ってすぐに襖・障子・網戸・畳の張り替えやその他の工事を依頼する事を決めましたか?すぐに依頼する事を決めなかった場合はどんな不安があって躊躇(ちゅうちょ)しましたか?
の質問に、
何回かチラシを見かけてから決めました。
信頼できる店かどうかわからないので、どの店にしようか悩んで躊躇していました。
(金額の面でも)
と回答されています。
「信頼できる店かわからなかったが、何回かチラシを見かけたので、決断した」と読み取れます。
アンケートからもチラシを同じエリアに折り込んだ効果がわかります。
この事が「A4」1枚アンケートをお勧めする理由です。
「A4」1枚アンケートを導入すると、お客様の悩みや決め手等の購買心理が手に取るようにわかるようになり、いつまでもお客様目線を保てますし、折込エリアを選定する際にも参考になります。
長くなりました。
そろそろ、終わりにしたいと思います。
来月にまたお会いしましょう。
「A4」1枚アンケートについて、もっと詳しく知りたい方は、下記の『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法』をご購入の上、ご覧下さい。
参考になると思います。
また、自分がお客様目線を持っているかどうかを確かめたい方は、岡本 達彦先生の新しい著書「お客様目線のつくりかたー顧客視点は仕組みで生み出せる」をご覧ください。
「はっ」とする発見があると思います。
本を読んでも良く分らない、もしくは、もっと詳しく知りたい方は、全国各地にいる「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーにお問合せ下さい。
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https://seikoujirei.hp.peraichi.com/
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