投稿日:2025.06.17

「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー福井県支部の佐々木渉と申します。「どーだと胸を張って一歩前へ進む会社づくり」のサポートをしています。
貴方の会社はこんな課題に直面していませんか?
・売り上げが社長の営業力に依存している
・自分以外の社員が商談を決められない
・ナンバー2が育たず社長が第一線を離れられない
・会社の成長が頭打ちになっている
・自社商品、サービスの本当の価値がよくわからない
・自分の売りたいお客様ってどんな人なんだろう?営業の仕方がわからない…
そういったことを解決するサポートをしています。
今日は最近よく感じているちょっとしたモヤモヤ…いえ、大切な気づきを、ゆるっとお話ししたいと思います。
こんにちは。動画制作会社も経営している佐々木です。
最近、飲食チェーン店から「ショート動画を内製で作っているけれど、思うような効果が出ない」という相談を受けることが増えてきています。InstagramやTikTokでバズる動画を作ろうと、スタッフが一生懸命に商品の魅力的な映像を撮影し、トレンドの音楽を付けて投稿しているのに、なぜか再生回数も伸びず、来店につながらない。このような悩みを抱えている飲食店経営者の方は多いのではないでしょうか。
実際に、弊社にご相談いただく飲食チェーン店の多くが、同じような課題を抱えています。月に数十本の動画を投稿しているにも関わらず、集客効果を実感できていない。動画制作にかける時間と労力に対して、得られる結果が見合わない。そんな状況が続くと、「やっぱりプロに任せた方がいいのかな」と考えてしまうのも当然です。
よく聞く困りごと
- 月に数十本投稿しても再生回数が伸びない
- 投稿に時間はかけているが来店につながらない
- どんなコンテンツを作ればいいかわからない
- 撮影・編集技術が不足している
- 炎上リスクを恐れて積極的に投稿できない
悩むことがたくさんありますよね。
SNS限定クーポンや新作メニュー動画などは集客に効果を発揮することもあるが、あまりにも宣伝色が強すぎると敬遠されがちになるというのは企業アカウントの課題でもありますね。
さらに深刻なのは、動画制作には時間とコストがかかり、必ずしもバズるわけではないため、継続的な努力が求められますという現実です。多くの飲食店経営者が、投資した時間とコストに見合う効果を得られずに悩んでいるのが実情なのです。
問題の根本原因は「顧客目線の欠如」
内製ショート動画が効果を発揮しない最大の理由は、「作り手目線」で制作してしまっていることです。料理の美味しそうな映像や店内の雰囲気は確かに重要ですが、それだけでは視聴者の心に響きません。なぜなら、お店側が「伝えたいこと」と、お客様が「知りたいこと」の間にギャップがあるからです。
例えば、新商品のハンバーガーを紹介する動画を作る際、多くのお店では「ジューシーな肉汁」「こだわりの食材」「シェフの技術」などをアピールしがちです。しかし、実際にお客様が知りたいのは「本当にお腹いっぱいになるのか」「価格に見合う価値があるのか」「子供でも食べやすいのか」といった、もっと現実的で身近な疑問なのです。
この認識のズレが、せっかく時間をかけて制作した動画が響かない原因となっています。技術的なクオリティがどれだけ高くても、視聴者の心に刺さらなければ、集客効果は期待できません。
成功している飲食店の共通点
一方で、ショート動画で大きな成果を上げている飲食店もあります。その共通点は何でしょうか。
それは、「お客様の声を起点とした動画制作」を行っていることです。
成功している店舗では、必ずと言っていいほど、実際のお客様の反応や声を基にした動画作りを行っています。お客様が実際に口にする言葉、表情、反応を観察し、それを動画の企画に反映させているのです。
しかし、多くの飲食店経営者にとって、「お客様の本音」を体系的に収集することは簡単ではありません。日々の業務に追われる中で、一人ひとりのお客様の詳細な声を聞き取ることは現実的ではないからです。
「A4」1枚アンケートが解決の鍵
ここで活用したいのが、「A4」1枚アンケートです。来店されたお客様に5つの質問に答えていただくだけで、効果的なショート動画制作に必要な情報がすべて手に入ります。この手法の素晴らしい点は、専門的なマーケティング知識がなくても、誰でも簡単に顧客の本音を収集できることです。
Q1・来店前の悩みでは、お客様がお店を訪れる前に抱えていた課題や欲求が明確になります。「ランチでお腹いっぱい食べたいけど、値段が気になる」「子連れでも気軽に入れるお店を探していた」「友人との会話が弾む雰囲気の良いお店を探していた」といった、ターゲット層のリアルな悩みが浮き彫りになります。
Q2・お店を知ったきっかけからは、どの媒体で情報発信すべきかが明確になります。「Googleマップで見つけた」「友人の紹介」「インスタグラムの投稿を見て」など、お客様の行動パターンを把握することで、効果的な動画の配信先を決定できます。
Q3・来店時の不安や迷いでは、「本当に美味しいのか心配」「混雑していて入れないかも」「一人でも入りやすいか不安」など、動画で解消すべき不安要素が具体的に把握できます。これらの不安は、同じような状況のお客様も抱えている可能性が高く、動画でしっかりと解決策を示すことで強いアピールポイントになります。
Q4・選んだ決め手では、数ある飲食店の中からなぜ自店を選んだのか、その理由が明確になります。「他店よりもコストパフォーマンスが良い」「スタッフの対応が親切」「清潔感がある」など、競合との差別化ポイントが浮き彫りになり、これらを前面に押し出した動画制作が可能になります。
Q5・実際の感想では、満足度の高いお客様のリアルな声が集まります。「想像以上にボリュームがあった」「子供が喜んで食べていた」「また来たいと思った」など、これらの声をそのまま動画のメッセージとして活用することで、説得力のある内容が完成します。
アンケート結果を活用した具体的な動画制作プロセス
アンケート結果が集まったら、次は実際の動画制作に移ります。ここでは、よくある困りごとを解決する具体的な活用方法をご紹介します。
コンテンツの方向性が明確になる
「何を投稿すればいいの?」という悩みは、アンケートで完全に解決できます。例えば、アンケートで「子連れでも安心して食事できるか不安だった」という声が多かった場合、ベビーチェアやキッズメニューがある様子を映した動画を制作します。さらに、実際に子連れで来店されたお客様の「子供が喜んで食べている姿を見られて嬉しかった」という感想を字幕として使用することで、同じ悩みを持つ親御さんに強くアピールできます。
宣伝色を抑えた自然な訴求
宣伝色が強すぎると敬遠されるという課題も、お客様の実際の声を使うことで解決できます。「ボリュームが心配」という声があれば、実際の料理のボリューム感を強調した映像にし、「思った以上にお腹いっぱいになった」というお客様の実際の声を動画内で紹介することで、自然で説得力のある内容になります。
技術的な問題より内容の質が重要であることが分かる
アンケートを活用することで、撮影環境の悪さによる「美味しそうに見えない」という問題も根本的に解決できます。お客様の具体的な悩みや感想に基づいたメッセージがあれば、多少技術的なクオリティが劣っていても、視聴者の心に響く動画を作ることができるのです。
「価格に見合う価値があるか不安だった」という声に対しては、料理の食材や調理過程を丁寧に映し出し、「この値段でこのクオリティは驚き」というお客様のコメントを添えることで、コストパフォーマンスの良さを効果的にアピールできます。
AIツールとの組み合わせで効率化
動画編集に8時間以上かかるという時間的な課題も、アンケートとAIツールの組み合わせで大幅に短縮できます。集めたアンケート結果をChatGPTなどのAIツールに入力することで、動画の企画書や台本を短時間で生成することが可能です。
例えば、「Q1の回答で最も多かった悩みを解決する30秒のショート動画の台本を作成してください」といった指示を出すことで、プロ並みの企画が瞬時に完成します。これにより、動画制作にかける時間を大幅に短縮でき、より多くの動画を効率的に制作することが可能になります。
また、AIが生成した台本をベースに、実際のお客様の声を織り交ぜることで、機械的ではない温かみのある動画が完成します。
効果測定と継続的な改善
必ずしもバズるわけではないという課題に対しても、アンケートは解決策を提供します。「A4」1枚アンケートの真の価値は、一度だけの活用ではなく、継続的な改善にあります。
定期的にアンケートを実施し、お客様の声の変化を追跡することで、トレンドの変化や新たなニーズを素早くキャッチできます。季節や時期によってお客様の悩みや関心事は変化します。夏場は「さっぱりとしたメニューがあるか」、冬場は「温かい料理で体を温めたい」など、その時々のニーズに合わせた動画制作が可能になります。
動画の効果測定も明確になります。アンケートで得られた声を基に制作した動画の再生回数、エンゲージメント率、実際の来店数などを追跡し、どのような訴求が最も効果的だったかを分析します。この分析結果を次回のアンケート設計や動画制作に活かすことで、継続的な改善が実現できます。
成功事例から学ぶ
実際に、アンケートを活用したアプローチで成功した飲食店もあります。東京・池尻大橋駅至近のビストロ「PLUCK AND PLANT」は、TikTokへの動画投稿で集客アップに成功した店舗。2022年秋のオープンから4カ月連続で赤字を出していたが、店の窮状を赤裸々に告白する動画を配信し、「応援したくなる」「支えたくなる」店に。TikTok開始1カ月で黒字化に成功しています。
この成功の背景には、お客様の心理を深く理解した動画作りがありました。単なる料理の紹介ではなく、お客様が本当に求めている「応援したくなる理由」を提供したのです。
投資対効果の最大化
時間とコストがかかるという投資対効果への懸念も、アンケートを活用することで解決できます。お客様の実際の声に基づいた動画制作を行うことで、確実に響くコンテンツを作ることができ、無駄な制作時間を削減できます。
また、一度収集したアンケート結果は、複数の動画制作に活用できるため、長期的には非常にコストパフォーマンスの良い投資となります。
まとめ
飲食チェーン店のショート動画制作において、技術的なクオリティよりも重要なのは「顧客目線」です。「A4」1枚アンケートを活用することで、WEB上でよく見られる様々な困りごと──「何を投稿すればいいかわからない」「宣伝色が強すぎる」「時間がかかりすぎる」「効果が測定できない」──これらすべてを解決することができます。
この手法の最大のメリットは、専門的なマーケティング知識や高額な制作費をかけることなく、誰でも実践できることです。お客様の生の声という「最強の素材」を活用することで、競合他社との差別化を図り、確実に集客効果を上げることが可能になります。
内製動画の効果にお悩みの飲食店経営者の皆様、ぜひ一度「A4」1枚アンケートを試してみてください。多くの飲食店が抱えている共通の課題も、お客様の声に耳を傾けることから始まる動画制作によって、必ず解決できるはずです。成功の鍵は、お客様の心の声を動画に込めることなのです。
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