「A4」1枚販促アンケート広告作成アドバイザー協会

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焼き鳥専門店?それとも居酒屋?お客様の頭の中で「一番」になるポジショニングの話

投稿日:2025.10.16

「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー福井県支部の佐々木渉と申します。「どーだと胸を張って一歩前へ進む会社づくり」のサポートをしています。
貴方の会社はこんな課題に直面していませんか?

・売り上げが社長の営業力に依存している
・自分以外の社員が商談を決められない
・ナンバー2が育たず社長が第一線を離れられない
・会社の成長が頭打ちになっている
・自社商品、サービスの本当の価値がよくわからない
・自分の売りたいお客様ってどんな人なんだろう?営業の仕方がわからない…
そういったことを解決するサポートをしています。

今日は最近よく感じているちょっとしたモヤモヤ…いえ、大切な気づきを、ゆるっとお話ししたいと思います。

今日は、昨晩の外食での体験から、ビジネスにとって大切な「ポジショニング」についてお話ししたいと思います。

看板に惹かれて入った「焼き鳥屋」での違和感

昨日の夕方、外食をしようと車を走らせていたところ、ある店の看板が目に留まりました。

「炭火焼き鳥」

大きくそう書かれた真っ赤な看板に惹かれ、「今日は焼き鳥が食べたい気分だな」と思い、その店に入りました。

ところが、席に着いてメニューを開いてみると…焼き鳥の種類はそれほど多くありません。定番のねぎま、つくね、皮、レバーなど、どこの居酒屋にもあるようなラインナップ。

代わりに、刺身、揚げ物、鍋、炒め物、サラダ、ご飯もの…と、メニューは実に豊富です。

「あれ?焼き鳥専門店だと思ったのに、これは普通の居酒屋だな」

そう気づいた瞬間、少しがっかりしてしまいました。

かき入れ時なのに、なぜ店内は閑散としているのか?

午後7時。本来なら居酒屋が最も賑わう時間帯です。

しかし、店内を見渡すと、お客様は私たちを含めて3組だけ。広い店内はガラガラで、スタッフの方が手持ち無沙汰にしている様子でした。

料理の味は特別悪くありませんでしたが、感動するほどの美味しさではない。
サービスもいたって普通で特に問題はありません。立地も幹線道路沿いで、決して悪くはありません。

それなのに、なぜこんなに閑散としているのでしょうか?

福井県民なら誰もが知る「秋吉」との違い

ここで、福井県民なら誰もが知る焼き鳥チェーン店「秋吉」の話をさせてください。

秋吉は福井県を中心に展開する焼き鳥専門店で、いつ行っても満席か行列ができているほどの人気店です。近年では東京にも出店されているので知っている方も多いのではないでしょうか。

秋吉のメニューは、ほぼ焼き鳥とキャベツ、そして飲み物だけ。

  • 「純けい」(もも肉)
  • ねぎま
  • 砂肝
  • 手羽先

など、焼き鳥の種類は豊富ですが、それ以外のメニューはほとんどありません。

でも、だからこそ「焼き鳥を食べたい」と思った人は真っ先に秋吉を思い浮かべます。そして実際に足を運びます。

この違いは何なのでしょうか?

過去記事 「無難は難有り」―総合スポーツクラブが閉店した理由から学ぶ

過去に金子アドバイザーが書いた記事であるスポーツクラブの話を引用させていただきます。

そのジムは、首都圏でも乗降数30位以内に入る駅のすぐ近く。大型の総合スポーツクラブで、施設はきれい、教室数も多い、マシンの数も十分。何の問題もないように見えました。

しかし、その店は閉店してしまいました。

なぜか?

同じ駅周辺には、

  • ゴールドジム(本格的な筋トレ専門)
  • 24時間ジム(いつでも通える)
  • ホットヨガ・ピラティス専門(女性に人気)
  • 市営スポーツセンター(安く使える)

といった、それぞれに明確な特徴を持つジムがひしめいていました。

一方、閉店した総合スポーツクラブは、「何でもある」けれど「明確な強みがない」状態でした。

真剣に筋トレしたい人は、ゴールドジムを選びます。 自分の好きな時間に通いたい人は、24時間ジムを選びます。 ヨガをしたい女性は、ホットヨガ専門店を選びます。

では、総合スポーツクラブは、誰に選ばれるのでしょうか?

アクティブシニア?子どもの習い事?近いから?安いから?

実は、通っていた人でさえ「明確な強みが分からない」状態だったのです。

その時、こんな言葉が印象に残りました。

「無難はなくなるね」

まさに、その通りです。

弱いところがない。誰にとってもいい。そんな都合のいいはずのスポーツクラブは、結局、誰からも選ばれずに閉店してしまったのです。

お客様のアタマの中で「一番」を取る

昨日の焼き鳥屋も、閉店したスポーツクラブも、同じ問題を抱えていたように思います。

それは、ポジショニングの欠如です。

焼き鳥屋は、看板では「炭火焼き鳥」を掲げながら、実際は「何でもある居酒屋」でした。

おそらく店側としては、

  • 「焼き鳥だけでは集客が不安」
  • 「いろんなメニューがあった方がお客様に喜ばれる」
  • 「選択肢は多い方がいい」

そう考えたのかもしれません。

しかし、結果として起きていることは逆です。

「おいしい焼き鳥が食べたい人」は、メニューを見て「焼き鳥の種類が少ない」

実際食べてみて「専門店と呼べるほどの特徴がない」とがっかりします。

「居酒屋に行きたい人」は、最初から看板に「焼き鳥」と書いてある店を選択肢に入れません。

つまり、どちらのお客様からも選ばれない店になってしまっているのです。

私たち「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーは、常日頃「強みを伸ばす」ことに取り組んでいます。

なぜ強みを伸ばすのか。

それは、強みと弱みがあるとき弱みから改善すると、弱みも強みもない中途半端な販促物が出来上がってしまうからです。

中小企業にとって、「無難」は恐ろしいのです。

メニューを絞れば、個性も出しやすく、お客様にも分かりやすい

もし昨日の焼き鳥屋が、思い切ってメニューを絞り込み、本当の焼き鳥専門店になったらどうでしょうか?

  • 焼き鳥の種類を20種類、30種類に増やす
  • 備長炭にこだわる、タレにこだわる
  • 「この地域で一番焼き鳥の種類が多い店」を目指す
  • 看板にも「焼き鳥30種類以上!」と明記する

そうすれば、店の個性もはっきりし、「焼き鳥が食べたい」と思った人の選択肢に確実に入るはずです。

居酒屋に行きたい人は、最初から居酒屋を探します。でも、「焼き鳥を食べたい」と思った人は、美味しい焼き鳥専門店を探すのです。

「A4」1枚アンケートで、お客様が求める「一番」を見つける

「でも、自分の店は何で一番を取ればいいのか分からない…」

そう思われる方も多いでしょう。

そんなときこそ、「A4」1枚アンケートの出番です。

アンケートの質問、特に

Q4:何が決め手となって当店を選びましたか?

Q5:実際に利用してみていかがですか?

この2つの回答には、お客様が「あなたの店を選んだ本当の理由」が書かれています。

それはあなたが思っている強みとは違うかもしれません。

しかし、それこそがお客様のアタマの中であなたの店が占めている「ポジション」なのです。

まとめ:誰かにとっての一番を目指す

ビジネスで成功するために、「業界で一番」になる必要はありません。

大切なのは、お客様のアタマの中で「○○なら△△」と思い出してもらうことです。

  • 「本格的な筋トレならゴールドジム」
  • 「いつでも通えるなら24時間ジム」
  • 「福井で焼き鳥なら秋吉」
  • 「分厚いたまごサンドならあの店」
  • 「バックパッカー志望の英会話ならあの先生」

こうした「小さな一番」「小さな唯一無二」を、自分で作ることができるのです。

そして、その答えは、すでにあなたのお客様が知っています。

「無難」を目指すのではなく、「誰かにとっての一番」を目指す。

「A4」1枚アンケートで、ぜひお客様の声に耳を傾けてみてください。

あなたのビジネスが、お客様のアタマの中でどんなポジションを占めているのか、きっと見えてくるはずです。

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