投稿日:2021.07.21
こんにちは!
「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー協会
京都支部の小宮です。
私は日頃、スクール事業の販促や、
セミナー企画・集客、事業展開などに関与
する機会が多くあります。
ここ1年はコロナ禍の影響もあり、
新しく立ち上がったオンラインスクールや、
オンラインセミナーの企画や集客のお手伝い
が増えています。
そういった際によく聞くのが、
「思ったほど参加者が集まらない」
というものです。
こうした場合、真っ先に考えがちなのが
受講料が「高いのでは?」ということ。
そして次に、
ランディングページやチラシの内容、
いわゆるキャッチコピーやボディコピーと
言われる「目を引く言葉」に注目し、改善を
促そうとされる方がほとんどです。
それらも確かにとても大事なことなのですが、
実はもう少し根本的な「企画部分」を改善したほうが、
より大きな成果に結びつく可能性は大きくなります。
その改善すべき企画の根本部分とは、、、
「コンセプト」と呼ばれるものです。
このコンセプトっていろんなところで聞く言葉ですが、
よくわからない言葉だし、作ってはみたけれど
「なんかピンッと来ないモノが出来上がった」
という声もよく聞かれます。
私も様々な講座企画やセミナー企画、そして新規事業
の立ち上げに関与する中で、今では最も神経を使って
いることの一つですが、
最初の頃はあまり理解が出来ず、高額なセミナーや講座
に投資して学びながら試行錯誤してきたので、
苦手な方の気持ちがとてもよくわかります。
ただ、
コンセプトは、事業戦略・商品戦略の根本を担うものですから、
ここがブレると、人・モノ・カネ・情報にまつわる
後々のかじ取りにブレが生じることになりかねません。
そして、お客様から「選ばれる理由」の根幹になる
部分ですから、避けて通れないですよね。
そこで今回は、私がいつも念頭に置いている
「コンセプト作成4つの構成要素」
をお伝えしようと思います。
でも、、、正直なところ、
あまり難しく考えなくても、
岡本達彦先生考案の、
「マンダラ広告作成法」を使えば、
コンセプトの構成要素を
“モレなくダブりなく”炙り出せますよ!
というお話しをしてみたいと思います。
そもそもコンセプトって何?
ここで言葉の定義を述べてもあまり意味はない
と思いますので、それはGoogle先生に譲りますね。
私自身は、
冒頭の自己紹介でもお話しした通り、
教育商品・スクール事業・オンラインコンテンツ
などの「カタチのない商品」を中心に扱うので、
「それが何で、誰に、どんな効果があるのかが、
直感的にわかる言葉」のことだと考えています。
これをお客様の側から見ると、
「直感的に内容が推測でき、興味を掻き立てるもの」
ということもできると思います。
では、具体的にコンセプトづくりで検討するべきこと、
それは、
「誰に」
「どんなやり方で」
「どんな結果を約束するのか」
この3点に、「目新しさ」が加わると、
心をつかむコンセプトになりやすいと考えています。
使う場面も、事業そのものの全体コンセプトや、
単体商品のコンセプト、お店のコンセプトなど
様々な場面で使用します。
実はこの他に、デザインもコンセプトを反映する
重要な要素になりますが、
私は専門ではないのでここでは言葉に絞ってお伝えします。
コンセプト作成4つの構成要素
先ほども述べましたが、ここではコンセプト作成の
ために必要な要素は4つあると考えます。
通常、これを徹底的に考えていくことでコンセプトを
見つけ出していきます。
◎「誰に」
→いわゆるターゲット設定
◎「どんなやり方で」(方法論・製法・仕入れ方法など)
→独自のやり方、競合がやっていない&言っていない方法は無いか?
◎「どんな結果を約束するのか」
→お客様はどんな良い状態になるのか?
◎目新しさはあるか?(ニュース性)
→時流に合った切り口や、他業界では当たり前だけど
自分の業界ではやっていないこと。など
以上を、自社についてのみ考えてもよいアイディアが
浮かばないこともあります。
そういう場合は、競合他社についても同じ項目を
分析しながら、その対比で自社を客観的に眺めて
見ることで、良いアイディアが浮かぶ場合があるので、
オススメです。
上記のコンセプト作成の問題点
これまで述べた「4つの構成要素」に従って必要な
ワードを出すという作業を自社や競合他社についても
やっていけば、コンセプトづくりに必要なパーツが
いくつも出てくると思います。
ただ、その必要ワードをすべて出すには、
ある程度の経験と、経験から培った着眼点が必要である
ことも事実です。
コンセプトづくりの初心者には見落としてしまい
がちなチェック項目が沢山あり、
どうしても「モレ」が出てしまいます。
「モレ」なく検討できるマンダラ広告作成法
そこでご紹介したいのが、冒頭でもお話しした、
「マンダラ広告作成法」のシートを使用するという方法です。
マンダラ広告作成法は、その名の通り、
本来は広告を作成するための方法論です。
「A4」1枚販促アンケートを元に広告を作成
する方法に加えて、まだお客様にアンケートを
取れないスタートアップ事業や、新リリース商品
についても「仮説」を立てて広告が作成できるように、
岡本達彦先生が広告作りの初心者でも、広告に
必要不可欠な8つの要素を「過不足なく」洗い出せるようにと
開発された、他にはない広告作成ツールなのです。
そして同時に、この8つの要素を洗い出していく過程
でコンセプトづくりに必要なワードも同時に見つけられる
というのが、今回マンダラ広告作成法をご案内する
一番の理由です。
例えば、マンダラのシートに検討要素として記載されている、
「この商品を買って喜ぶ人はどんな人(状態)?」
という問いがあります。
これは「コンセプト作成の4つの構成要素」に
当てはめると、「誰に」(ターゲット設定)の部分にあたります。
この問いに対して、
・~で悩んでいる(困っている)
・~が出来ない(わからない)
・~に不安がある(不満がある)
・~を考えている(検討している)
・~をしたくない(面倒くさい)
・~が足りてない(減っている)
・~でいいのか(逃れたい)
・~してしまう(やめられない)
以上のような8つものヒントが書かれており、
これが言葉を導き出す際の大きな助けになるのです。
良いアイディアを出す人は、
自分自身に向けて適切な質問をしている
という話を聞いたことがありますが、
その「適切な質問」がシート上に記載されて
いることもマンダラ広告作成法の唯一無二の価値だ
と言えると思います。
以上のような、広告を作るために必要な
8つのパーツ毎に、更にそれぞれ8個の「適切な質問」
があるため、モレのない詳細な分析が可能なのです。
そしてこれがコンセプトを作るためにも、
絶大な威力を発揮してくれるのです。
マンダラ広告作成法でテストして、「A4」1枚アンケートで修正する
以上、セミナーや新しい商品サービス企画
に向けて、コンセプト構築をする際に、
マンダラ広告作成法で使用するシートが効果的
であることをお話ししてきました。
ただ、マンダラ広告作成法はあくまでも「仮説」を立て、
テストするための方法ですから、お客様が出来たら「A4」1枚
アンケートをお客様にお願いし、コンセプト自体も
より良く改善していくことをお勧めします。
「A4」1枚アンケートでコンセプトを構築する方法については、
福岡支部のアドバイザー清水貴弘さんが詳しく解説していますから、
こちらも併せてお読みください。
『なぜ「仕組み化をすれば売れる」と勘違いしている人が多いのか?』
また、京都支部の振本一さんの「当たる新規事業の作り方」を
お読みいただければ、事業計画を立てる際にもにマンダラ広告作成法が
有効であることを、また違った角度からご理解頂けると思います。
このマンダラ広告作成法を使って、広告を作成してみたい!
新規事業や新商品、セミナー事業などのコンセプト設計をして
見たいとお考えであれば、お手伝いしますので
お近くのアドバイザーにお声がけください。
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