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ネット広告か、チラシか、のぼりか･･･どの媒体が効果的かもお客様が教えてくれます。

投稿日：2022.03.13

愛知県の「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーの大見です。

私は、学校を卒業してから、30年間、一貫して広告でお客様を応援するビジネスに携わってきました。

中でも、工務店さん、住宅会社さん、リフォーム会社さん、不動産会社さんのチラシやホームページの制作といった販促の仕事を得意としています。私が経営している広告会社の売上も9割位が住宅・リフォーム関連の案件で占められています。

2021年　日本の広告費

さて、先日、株式会社電通さんが「2021年　日本の広告費」を発表されました。

コロナ禍により大きく沈んだ2020年の広告費と比較し、2021年は大きく回復したとあります。

とは言っても、2019年の広告費と比較すると、2021年の広告費は、その水準には戻っていません。特にイベント関連を含む「プロモーションメディア広告費」はもっとも落ち込みが激しいですし、回復もしていないので、厳しさは変わりないです。

そんな中、大きく伸びたのがインターネット広告です。

2兆7,052億円で前年比121.4%という高い伸びをしました。この金額がどれくらい凄いかと言うと、マス4媒体の合計金額　2兆4,538億円（前年比108.9%）を上回っています。

マス4媒体と言うのは、「新聞広告」「雑誌広告」「ラジオ広告」「テレビメディア広告」です。オールドメディアと言われているインターネットが登場する前までは、広告の主役を張っていた媒体です。

2019年の日本の広告費でインターネット広告費がテレビメディア広告費を抜いたと話題になりましたが、それからわずか2年で「マス4媒体広告費の合計金額」が抜かれた事になります。

すさまじい勢いです。

やっぱりネット広告が重要？

こんなニュースを見聞きすると、

「当社もネット広告に取り組まないと、お客様に情報が届かない！」

とか、

「もっとネット広告費を増やさないと、競争に勝てない！」

とか、

「折込チラシを止めて、ネット広告にシフトした方が良いね。」

とお考えになる方もいるかと思います。

特にこのコロナ禍では、「巣篭もり需要はネット広告が有効」と考えがちですが、少し冷静になって対応した方が良いです。

確かに、テレビCMの費用をネット広告につぎ込んで業績アップに繋げた大手ハウスメーカーや折込チラシを減らして、ネット広告を増やし業績を大きくアップさせた某アパレルチェーンもありますが、それは一例です。おなじようにネット広告費を増やしても上手くいくとは限りません。

なぜなら、ネットの中は、「地球上の砂の数よりも多い情報がある」と言われているぐらい、情報が溢れているからです。そんな中で、自社の情報を見つけてもらうには、それ相応の広告費を掛けて、露出を増やさないと見つけてもらえません。

広告費に限りがある中小企業がネット広告費を闇雲も増やしても勿体無いです。

効果的な媒体を見つけるには「A4」1枚アンケートが良い

では、どうするのか？

お客様に「何がきっかけで当社（当店）を知ったのですか？」と聞いてみてください。
そこから本当に予算を掛けるべき媒体が分かります。

普段は工務店さんやリフォーム会社さんの仕事が多い私には珍しく、街の商店街事業の一環で「うどん屋さん」と「整体院さん」の販促に関わる機会があり、「A4」1枚アンケートを取得してもらい、分析してみました。

（１）うどん屋さんの例

Q2の質問の「何がきっかけで当社（当店）を知ったのですか？」の回答を見ていくと、

・通りがかり　約59％
・紹介　　　　約15％
・もともと知っていた　約12％
・ネット検索　約9％

という結果でした。

もう圧倒的に「通りがかり」が多かったわけです。

このうどん屋さん、どんな手を打ったかというと、店頭の飾りを充実させて、「通りがかりのお客様」をさらに呼び込む事にしました。

具体的には、店頭にあるショーケースの中のメニューサンプルを新しく作り直しました。

「通りすがりのお客様」に「美味しそう」と思ってもらうためと「イメージと違っていた」というミスマッチを防ぐためです。

そして、店の前を通った時は時間が無くて寄っていただけなくても、気になればネットで調べられる事を予想して、ホームページを整備されました。

ホームページは、「A4」1枚アンケートから判明した「決め手」をトップページに明記しました。

（２）整体院さんの例

Q2の質問の「何がきっかけで当社（当店）を知ったのですか？」の回答を見ていくと、

・ネット検索が60％
・紹介が40％

でした。

ネット検索のキーワードを分析すると、

・整体　40％
・安城　30％
・鍼灸　10％
・三河　10％

でした。

この結果からすると、「安城」＋「整体」という2つのキーワードで検索エンジンに上位でヒットするホームページにする事が大切になります。

さらに、ブログやSNSを更新する際は、この2つのキーワードを使う事が効果的です。

また、ネット広告を展開する際は、広告費もポイントになるので、「整体」「安城」「鍼灸」「三河」というキーワードを軸に費用対効果が高いキーワードに絞り込む事をおススメします。人気のキーワードはクリック単価が高い事が想定されます。

この「整体院」さん、ホームページの見直しに着手され、ネット検索やSNS対策に力を入れていく予定です。

「うどん屋さん」と「整体院さん」の今後の成果が楽しみです。

「A4」1枚アンケートを取得していれば、「流行」とか「ライバル社も取り組んでいるから」と言った根拠のない理由で新しい媒体に「とりあえず予算をつぎ込む」事も無くなりますし、また、新しい媒体にチャレンジする際も「仮説」を立てて取り組めるので、その後の「検証」も可能になり、無駄な広告費を使うことも無くなります。

先が読めない不確かな時だからこそ、「A4」１枚アンケートを導入される事をおススメします。

「A4」1枚アンケートについて、詳しく知りたい方はこちらの本をご購入いただき、お読みください。

こちらの本を読んでも難しいということであれば、全国各地にいる「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーへご相談ください。