投稿日：2022.04.01

沖縄で「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー、販促・集客コンサルタントとして活動している豊平尚哉です。
中でも、フィットネス系キックボクシングジム・会員制スポーツジムの新規集客・継続率アップが得意です。
私自身もキックボクシングジム２店舗（沖縄、大阪）を経営し、コロナ禍でも黒字運営を継続しています。

今回のコラムでは、今月4月から繁忙期を迎える小さなフィットネスジム・スポーツジム、または習い事ビジネスを経営している方へ「やってはいけない販促・集客」として紹介します。

実際に私へ相談されるジムの経営者がやってしまい、後悔したケース・失敗したケースも含まれていますので、ぜひ参考にされてみてください。

このような悩みがある方へ読んでほしい記事

• 繁忙期に自社に合わないお客様を入れたくない方
• 広告会社へ販促物を丸投げしている方
• 繁忙期にだけ広告やSNSの投稿をしている方

この記事を読んで得られるメリット

• 自社に合ったお客様が集まってくる
• 広告会社へどんな販促物を依頼するべきなのかわかる
• 繁忙期に合わせた広告やSNS、ネット広告のタイミングがわかる

自社に合わないお客様が集まる理由

特に繁忙期になると、新規入会者を増やしたいがために、とにかく安く！とにかくお得！のような安さを強調するキャンペーンをやってしまいます。

大手のジムも「入会金無料」「2ヶ月分の会費無料」など、安さを強調した広告が増えてきたことから、小さなジムでも似たような販促展開が目立ちます。

大手と同じような安さを強調したキャンペーンをすると
「とりあえず、入会してみるか」
「無料ならやってみよう」
「安いからちょっとだけ試そう」
など、本気度が低いお客様が集まってきます。

そのような安さが理由で入会した方は、そのジムのファンになりにくいことが多いです。（もちろん、全てではないですが）。

ジムとしては、ジムのことを好きになってほしいですし、できるだけ長く通っていただきたい気持ちですが、なかなか長続きしないのが現実です。

参考記事：小さなスポーツジムは今すぐ「入会金無料キャンペーン」をやめるべき理由

ですので、できるだけ安さを謳わずに自社の良い点・強み・他ジムとの違いを打ち出しましょう。

自社の良い点・強み・他ジムとの違いを打ち出すには、「A4」1枚アンケートのQ4の決め手を既存会員さんへ聞いて、その内容を打ち出す。
もしくは、
マンダラ広告作成法シートの「②ライバルより勝ってる点」を掘り下げて書き出すことで、打ち出す良さ・強みが明確になります。
そうすることで、安さではなく自社に合ったお客様（あなたのジムのファン）を集めることができるようになります。

「A4」1枚アンケートを詳しく知りたいという方は、こちらの本をご参考にしてくださく。

広告会社に丸投げ

以前、広告会社に勤めていた時にお客様（広告主）から「広告のプロなんだから、うちの商品が売れるチラシを作って」とよく言われました。
しかしながら、広告のプロとは言ってもその業界に精通しているわけではなく、あくまでも広告を「創る」「魅せる」「展開する」といった表現のプロです。
当然ながら、その業界に精通している広告会社もいますが、なかなかそのような広告会社や営業、デザイナーと出会えないのも現実です。

ですので、広告会社へ丸投げするだけでは、なかなか良い広告（売れる・集客ができる）が創れません。

では、どのように広告を依頼するのか？というと
マンダラ広告作成法シートを使い、広告に必要な8つの要素を書き出していくことで、良い広告（売れる・集客できる）の原稿を作ることができます。

＜発想マンダラ＞
① サービス情報→さらに掘り下げて書き出す
② ライバルより勝ってる点→さらに掘り下げて書き出す
③ サービスを利用することによってお客様はどんな良い状態になるのか？→さらに掘り下げて書き出す
④ 信用してもらえる証拠→さらに掘り下げて書き出す
⑤ サービスを利用して喜ぶ人はどんな人？→さらに掘り下げて書き出す
⑥ 何があれば不安なくすぐ入会できる？→さらに掘り下げて書き出す
⑦ 今、入会しないといけない理由は何？→さらに掘り下げて書き出す
⑧ ジムの情報や入会方法→さらに掘り下げて書き出す
上記の８つの要素を書き出し、「作成マンダラ」へ記入するだけで、売れる・集客できる良い広告の原稿が出来上がります。
その原稿を元に広告会社へ依頼すると、スムーズに広告が作れるはずです。

マンダラ広告作成法の掘り下げ方についての詳細はこちらの本をご覧ください。

繁忙期にだけ広告やSNSの投稿を増やしても遅い

繁忙期になると大手ジムの新聞折込チラシ、テレビCM、ポスティング、ネット広告、SNS広告などが目立ってきます。
それに便乗し、自社でも広告やSNS・ネット広告などを打ち出すジムも増えてきます。
しかしながら、小さなジムはそのタイミングで広告やSNS・ネット広告を打ち出しても販促・集客においては遅すぎます。

何故ならば、そもそも小さなジムは大手のジムと比べると知名度や認知度が低いことや信用が少ないため、すぐに新規入会には至りません。
ましてや、大手ジムは前述したように「入会金無料」「2ヶ月分の会費無料」などのキャンペーンを実施しているので、その場しのぎの広告やSNS・ネット広告では、新規入会は見込めないのです。

ですので、小さなジムの場合、繁忙期に向けた広告やSNS・ネット広告のタイミングは、3ヶ月前から実施することをおすすめします。

そうすることで、
「見ない・読まない」という方へ
対象となる人へ呼びかけ良いサービスだということを伝え続ける

「信じない・買おうと思わない」という方へ
信用してもらえる証拠、強み、サービス情報を伝え続ける

「買わない・行動しない」という方へ
今すぐ入会する理由や入会不安の対策を行い、行動を促すことを伝え続ける

これを3ヶ月前から広告やSNS・ネット広告などを実施することで、知名度・認知度が高まり、信用を得るようになります。そして、他ジムとの違いが明確になっているので安売りせずに入会促進を図ることができるようになります。
さらに、今すぐ入会する理由（今だけの特典や人数制限など）も伝えると、繁忙期の新規入会者数は劇的に増えていくはずです。

まとめ

いかがでしたか？
小さなスポーツジム、フィットネスジム、習い事ビジネスをされている方は、今月4月から5月にかけて繁忙期がやってきます。
この商戦でしっかりとお客様が入会できるようにしっかりと日々の販促展開を考えて実践していけば、安定した経営が築けると思います。
どのような打ち出し方があるのか疑問がある方は、前月書いた記事を参考にチャレンジしてください。
参考記事：店舗集客｜打ち手（カード）43選

もし、上記で紹介した本を読んでもご自身では難しい、ということであれば、お気軽にお近くのアドバイザーにお尋ねくださいね。

アドバイザーにはそれぞれの得意分野があります。あなた様のビジネス、悩みに合ったアドバイザーがきっと見つかるはずです。その際はお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー
豊平尚哉（フィードバックドリブン株式会社　代表取締役）

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