投稿日:2022.08.01
沖縄で「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー、販促・集客コンサルタントとして活動している豊平尚哉です。
中でも、フィットネス系キックボクシングジム・会員制スポーツジムの新規集客・継続率アップが得意です。
私自身もキックボクシングジム2店舗(沖縄、大阪)を経営し、コロナ禍でも黒字運営を継続しています。
今回のコラムは、小さなフィットネスジム・スポーツジム、または習い事ビジネスを経営している方へ、「ターゲットコピー(対象となる人への呼びかけ)」について紹介します。
実際に、私が経営しているキックボクシングジムに入会された方からも「私のことを書いていて共感できました」という声が多く寄せられますので、ぜひ参考にされてみてください。
このようなことをお考えの方へ読んでほしい記事
- 自社に合ったお客様が集まらなく困っている
- どのジムも同じようなコピーなので何を書いたらいいのかわからない
- 入会したもののなかなか継続してくれない
この記事を読んで得られるメリット
- 自社に合った理想のお客様を集めることができる
- ターゲットコピーの書き方や共感を生むコピーの書き方がわかる
- お客様の悩み・欲求がわかるので継続する方法がわかる
そもそもターゲットコピーとは
今の時代、商品やサービスが溢れている状況と同じように広告や販促物と接触する機会も増えてきました。
家のポストにはたくさんのポスティングチラシが投函され、車を走らせると看板を見かけ、電車の中でも広告を見かけます。オンラインでもGoogleを使い何かを検索すると広告が表示され、はたまたSNSを開くと広告が表示されます。
生活していると至るところに広告が出現してくるようになりました。
その中で、消費者は広告や販促と接触しても「私には関係がない」という心理になるため、パッと見の広告では購買意欲が出ないどころか、広告に接触したことすらも思い出せないほどだと思います。
ですので、広告は「見ない」「読まない」というのが定説としてあり、良い印象を与えるイメージ広告が人気のようです。
ですが、「見ない」「読まない」と言われている広告の世界でも「見てくれる」「読んでくれる」広告は存在します。そのような広告にはしっかりとターゲットコピーが書かれています。
つまり、「◯◯で悩んでいる、◯◯で困っている、◯◯をしたい」など、あなたのための広告ですよというのがターゲットコピーです。
広告だけではなく、商品パッケージやテレビショッピングなど様々なシーンでターゲットコピーは打ち出され売上・利益に貢献しているので、とても大事な要素です。
ターゲットコピーの書き方
まず大事なのが、自社のジムの会員様がどのようなことで悩んで入会したのか?どんなふうになりたいと考えて入会したのか?を知る必要があります。
入会に至る前の悩みやお困りごと、そして欲求など様々なきっかけがあったはずです。
その悩みやお困りごと、そして欲求の中で一番多かったコトをターゲットコピーとして設定します。
一番多かったコトを選ぶのは、その中でもニーズが高いことを表しているので、反響が取れやすいという理由です。
ただ、その悩みやお困りごと、欲求を知るためには実際に入会された会員様から「A4」1枚アンケートのQ1の質問をとる必要があります。
Q1 このジムへ入会される前、どのようなことで悩んでいましたか?またはどうなりたいとお考えでしたか?
この質問をすることで入会された会員様の「入会前に悩んでいたこと」や「入会前に考えていたこと」を知ることができます。
そこから出てきた回答を元に
「◯◯で悩んでいる方へ」や「▲▲をお考えの方へ」など、「悩み+方へ」や「(したい・なりたい)欲求+方へ」のような書き出しをするとターゲットコピーが書けるようになります。
例)
Q1の回答:(悩み系)流行風邪の自粛が続き、日に日に太ってきて悩んでいる
ターゲットコピー:流行風邪の自粛が続き、日に日に太り悩んでいる方へ
Q1の回答:(欲求系)風邪が流行って運動する機会が減ったので体力をつけたい
ターゲットコピー:風邪が流行って運動する機会が減り体力をつけたいとお考えの方へ
このように具体的なターゲットコピーを書くと反響が取れるようになります。
共感されるターゲットコピー
前述したようにターゲットコピーは対象を絞ることで、同じように悩んでいる人や考えている人が集まってきますが、それに加えて対象となる人を少し掘り下げ、「このような方へもオススメです」というサブターゲットを設定することでさらに共感を生み出すコピーが書けるようになります。
前述したQ1の回答以外にも
「流行風邪のせいでストレスが溜まっているので発散したい」(欲求系)
「流行風邪が蔓延しているので免疫力をつけたい」(欲求系)
「風邪が流行って家で筋トレをしているが一人ではダイエットができない」(悩み系)
「24時間営業のスポーツクラブへ通っても一人では続かない」(悩み系)
「見た目を変えたい、体を引き締めたいけどやり方がわからない」(悩み系)
などのような回答があれば、サブターゲットとして
「当ジムはこのような方へもオススメです」という見出しをつけ
▼当ジムはこのような方へもオススメです▼
- 流行風邪のせいでストレスが溜まり発散したい方
- 風邪が流行って家で筋トレをしているが一人ではダイエットができない方
- 24時間営業のスポーツクラブへ通っても一人では続かない方
- 見た目を変えたい、体を引き締めたいけどやり方がわからない方
- プロを目指しているわけじゃないけどキックボクシングを楽しみたい方
とサブとなる対象の人へ呼びかけると
「そうそう、私のことを言っている」と共感される方が増え、体験者数や入会者数へ大きく貢献してきます。
継続率アップ効果に使う
Q1の回答は、入会に至る前の悩みやお困りごと、そして欲求など様々なきっかけがわかるので、会員様が継続して通ってもらえる施策を考えることができます。
例)
Q1の回答:「風邪の自粛が続き、日に日に太ってきて悩んでいる」(悩み系)
→ダイエットに効果的なトレーニングや食事の指導をする
Q1の回答:「流行風邪が蔓延しているので免疫力をつけたい」(欲求系)
→免疫力がアップするトレーニングメニューや日常生活の指導をする
Q1の回答:「24時間営業のスポーツクラブへ通っても一人では続かない」(悩み系)
→一人では続かないとわかるので、トレーナーや他の会員様と一緒になってトレーニングを実施する
など、入会される方は人それぞれ悩みや欲求が異なるので、「A4」1枚アンケートをカウンセリングシートとして活用し、その会員様に合ったトレーニングメニューや食事指導など、様々な施策として取り入れることで会員様の継続率も飛躍します。
Q1の質問は、「悩み」「お困りごと」「欲求」を解消・解決したいという会員様の心理なので、それに向き合い指導することで満足度も上がり、継続率も上がります。
まとめ
今回は「販促・集客で重要!ターゲットコピーの書き方とそのメリット」としてお伝えしましたが、私たちのような小さなスポーツジムやフィットネスジムは、知恵と工夫がとても大切です。
1本100円のお水でも購入する理由は人それぞれなので、スポーツジムやフィットネスジムへ入会される方の理由もそれぞれあります。
その理由である「悩み」「お困りごと」「欲求」を「A4」1枚アンケートを使いジム経営に活かすことで、顧客満足度、継続率、評判、売上、利益へ必ず貢献してくれます。
まだまだ暑い日が続きますが、ライバル店を意識するのではなく目の前の会員様が「どんな理由で入会したのか」を聞いて販促・集客活動へ取り組んでもらいたいです。
もし、上記で紹介した取り組みがご自身では難しい、ということであれば、お気軽にお近くのアドバイザーにお尋ねくださいね。
アドバイザーにはそれぞれの得意分野があります。あなた様のビジネス、悩みに合ったアドバイザーがきっと見つかるはずです。その際はお気軽にご相談ください。
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この記事を書いた人
「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー
豊平尚哉(フィードバックドリブン株式会社 代表取締役)
フィットネス系キックボクシングジム・会員制スポーツジムの新規集客・継続率アップが得意です。
私自身もキックボクシングジム2店舗(沖縄、大阪)を経営し、コロナ禍でも黒字運営を継続しています。
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