投稿日:2022.10.01
沖縄で「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー、販促・集客コンサルタントとして活動している豊平尚哉です。
中でも、フィットネス系キックボクシングジム・会員制スポーツジムの新規集客・継続率アップが得意です。
私自身もキックボクシングジム2店舗(沖縄、大阪)を経営し、コロナ禍でも黒字運営を継続しています。
今回のコラムは、小さなフィットネスジム・スポーツジム、または習い事ビジネスを経営している方へ、大手のような良いイメージの画像(モデルさんなど)を使い販促物やSNS投稿で集客に励んでいるが新規入会が低い理由について紹介します。
実際に、私が経営しているキックボクシングジムでは絶対にやらない打ち出し方ですが、相談者の多くは「見栄えがいい」「インスタ映えする」などの理由から、このような打ち出し方になるようです。
しかし、「体験や問い合わせ、フォロワーが増えてもなかなか新規入会に繋がりません」という声が寄せられていることから、当てはまると感じた方は是非参考にされてみてください。
このようなことをお考えの方へ読んでほしい記事
- 綺麗な雰囲気、モデルさんを使い「インスタ映え」を狙っている
- チラシやウェブサイトを業者に任せ良いイメージを創り出している
- 体験や問い合わせは増えたが新規入会に至らない
この記事を読んで得られるメリット
- リアルとイメージの差がわかる
- 新規入会が増えない理由がわかる
- どのような販促、SNSの投稿が良いのかわかる
リアルとイメージのギャップ
「インスタ映え」というワードが出てだいぶ時間が経ったと感じます。
インスタでバズると人気店になることは少ないことではなく、実際に私が住む沖縄の店舗でもインスタ映えからバズったことにより、口コミや紹介が広がり、たちまち予約が取れない人気店になった店舗もよく見受けられます。
※「バズる」とは多くの人に拡散・紹介され、注目を浴びるという意味です。(インターネット調べ「バズるとは」検索にて)
ですので、SNSという無料のツールを使い、一つの投稿でバズってしまえば、たちまち人気店になるため、多くの経営者や販促・SNSの担当者は「バズる」ことを意識し、投稿しているようです。
綺麗な施設・設備の投稿が増えたり、綺麗な女性(モデル)を使いトレーニング風景をSNSやチラシ、ウェブサイトに載せたりと一見イメージの良さそうな「イメージ広告・投稿」ですが、リアル(現実)との差「ギャップ」が出ると逆効果になりますし、今の時代は簡単に口コミサイトに書き込まれることが多いため、悪評が広がりやすくなっています。
良いイメージだけでは新規入会は増えない?
以前、他の相談者から「あの水屋さん(お水の宅配業)の広告や投稿を見て人柄の良さそうな社長がやっているから、注文しようと電話をしたら、広告とは違う雰囲気の社長の声でびっくりして注文するのをやめました」という話がありました。
これがまさにリアル(現実)との差「ギャップ」です。
広告やSNSでは良さそうな人柄でも実際に話してみたり、会ったりすると意外と普通の人だったりします。(お笑い芸人さんによくあるケース)
小さなスポーツジムやスポーツクラブでも似たような販促やSNSで良いイメージだけを取り上げて打ち出すと、体験や問い合わせが増えても実際に来店してギャップ(差)が生まれるのであれば、期待値が下がり新規入会は増えることはありません。
大手のようなイメージ広告(投稿)は、逆に期待値を下げてしまうことが多いのです。
期待値を下げない打ち出し方とは?
私が経営するキックボクシングジムに新規入会者さんからこのようなことをよく言われます。
「ホームページ(またはInstagram)に載っている通りの雰囲気ですね」
それがどうなのかというと、販促物やSNSに打ち出していることと実際の雰囲気のギャップ(差)がなく、期待値を保ったまま体験や見学、問い合わせに来ているので、入会しやすかったということです。
これが、期待値が下がらない打ち出し方です。
他に、モデルさんを起用せず実際に入会している会員さんの画像を使って販促物やSNSへ投稿することにより、リアルで信ぴょう性のある雰囲気、様子を伝えることができます。
特に、販促物やSNSの投稿でモデルさんを使うと
「私のような人(格闘技初心者)が通ってもいいのかな」
「インスタ映えしそうな人が集まりそうなジム」
「キラキラ女子が対象のジムかも」
と印象付けられ、本当は通っていただきたい方が遠のいてしまう可能性があるのです。
大手のような全国共通のスポーツクラブやフランチャイズ店ならそのような打ち出し方は良いと思いますが、小さなスポーツジムはしっかりと「現実(リアル)」「選ばれている理由」を打ち出さなければ、期待値が下がり新規入会は増えることはありません。
ギャップ(差)のない打ち出し方
「現実(リアル)」「選ばれている理由」を打ち出すために、目の前にいる会員さんから「A4」1枚アンケートを取る必要があるのです。
Q1 入会前はどんな悩みがあったのか?または、どうなりたいと考えていたのか?
Q2 何も見て当ジムを知ったのか?
Q3 知ってすぐに入会したのか?入会しなかった方はどんな不安や躊躇した理由があったのか?
Q4 何が決め手になり入会を決意したのか?
Q5 実際に入会してみてどうだったのか?
上記の質問を入会直後にすると、会員さんの気持ちや選ばれた理由がわかるので、その回答を素直に販促物やSNS投稿にするだけで、イメージ広告とは違うギャップ(差)のないお客様目線の打ち出し方ができます。
さらに加えると、Q4の決め手は自社の良さ・強みになるため、投稿頻度の高いSNSでは新規入会の打ち出しに効果的です。
「雰囲気が良かったから入会した」という回答があれば、どのような雰囲気が良かったのか?まで質問し、その雰囲気が伝わる投稿をする。
「いつ来てもトレーナーが指導しているから入会した」という回答があれば、営業時間内(例えば、朝昼晩など3回に分けて)の投稿を行う。
「とにかくトレーニングが楽しい」という回答があれば、会員さんが楽しそうにトレーニングをしている様子を投稿する。
など、会員さんが選んでくれた理由を様々な角度から投稿できるようになります。
まとめ
今回、私自身では絶対にやらないイメージ広告(投稿)の打ち出し方でしたが、私たちのような小さなスポーツジムやフィットネスジムは、大手と違いしっかりと現実(リアル)を打ち出す必要があります。
業界では当たり前と思っている打ち出し方も、実際に通っている会員さんから意見を聞くことで突破口が開くケースは少なくありません。
「A4」1枚アンケートを使い、販促物やSNSの投稿で使えるヒントを聞いて集客活動へ取り組んでいただけたら幸いです。
もし、上記で紹介した取り組みがご自身では難しい、ということであれば、お気軽にお近くのアドバイザーにお尋ねくださいね。
アドバイザーにはそれぞれの得意分野があります。あなた様のビジネス、悩みに合ったアドバイザーがきっと見つかるはずです。その際はお気軽にご相談ください。
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この記事を書いた人
「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー
豊平尚哉(フィードバックドリブン株式会社 代表取締役)
フィットネス系キックボクシングジム・会員制スポーツジムの新規集客・継続率アップが得意です。
私自身もキックボクシングジム2店舗(沖縄、大阪)を経営し、コロナ禍でも黒字運営を継続しています。
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