投稿日:2023.12.27
京都の「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー小宮康義です。教育機関・スクール業・講座ビジネス・士業・専門家などの「教える業」「ビジネス支援業」のための実践的な販促やコンテンツ企画を専門としています。中でも、売り込まずに自然に価値を伝える見込客教育・セールスプロセスの設計が得意です。スクール業・士業事務所・各種専門家や先生業へのサポート実績多数。実務教育・スクール業界20年の経験を活かしてお手伝いします。
もう今年も終わり。この時期は忘年会にクリスマスにお正月と楽しい行事が目白押しですね。
と同時に、仕事や商売をしているわれわれ大人としては、今年を振り返りながら来年はどんな年にしようかと思いを巡らせる、そんな時期でもありますよね。
あなたはこの時期にしっかりと計画を立てて来年の行動につなげるタイプですか?それとも、ザックリとした展望を描きながら、わりと成り行き任せでコトを進めて行くタイプでしょうか?
私自身、かつては間違いなく後者のタイプでした。
しかしサラリーマン時代、管理職となり様々なタイプの部下を持った時、どのように指導すれば彼ら個人として成果を出せて、それが組織全体に対して効果をもたらすことが出来るのか?
そんなことを考えながら計画を立て、その実現に取り組んだ時期があったのをきっかけに、“計画を立てる派”にシフトしていきました。
その当時はとにかく、売上の目標をクリアすること、眼に見えた形で社員のスキルアップが図れること、各自で管理・修正が出来ることを条件として、様々な本を読み漁ったりセミナーに参加したりしていました。
その過程でたくさんのツールや考え方を採用してみたのですが、結局は以下の目標設定法とタスク管理に落ち着いていきました。
それが、
◎SMARTの法則(目標設定法)
◎1日20点獲得ゲーム(行動タスク管理)
です。各自が“自分を管理するツール”をもち、自発的にしかもゲーム的に行動できる習慣をつけられないかと考えて先ほどの2点にたどり着き、今でも重宝しています。
これは私が考案したものではなく、様々な書籍やセミナーなどで影響を受けて取り入れつつ、やってみて自己流でアレンジしたものです。
取り入れてみると、
・人員的に困難だと思っていた大量の業務が難なくこなせてしまったり
・スタッフが面倒がって後回しにしがちだった業務を進んでやるようになったり
・かなり無理がある年間の売上目標・利益目標をクリアしてしまったり
そんなことが現実に起こるようになりました。
その後、この目標達成法をお伝えした方の中から、
・脱サラして社員数十人・売上規模数十億円の経営者になった男性
・離婚後、ある業界専門で第一人者の心理カウンセラーになった40代女性
・普通の専業主婦から、取材がひっきりなしにやってくるNPO法人の代表になった人
ビジネスで成功した人以外でも、
・高卒で14年間工場のアルバイトをしていた30代男性が、ゼロからチャレンジして2年で3大難関国家資格の一つに合格したり
・8年間公務員試験の人物試験(採用面接)に落ち続けていた29歳派遣社員の女性が、国家公務員に合格し、ある中央官庁に採用されたり
などのような結果を生み出した人もでてきました。もちろん、この目標達成法だけで実現できたことではなく、その他様々なご本人の努力があって実現できたことであるのは間違ありません。
ただこの目標達成法で行動を開始し、しばらくの間は日報のように毎日の行動を私にチャットで報告してくれていたことも事実です。私はそれに対して特にアドバイスするでもなく、ただ「頑張りましょう!」「すごいですね!」とコメントしていただけですが。。。
この年末年始、来年の飛躍を期する方は活用されてみてはいかがでしょうか?
目標の立て方
目標の立て方自体は、よく使われているSMARTの法則を使います。ただ、自己流でアレンジしている部分がありますのでSMARTの法則をご存じの方は、その点ご了承ください。
SMARTの目標は、具体的(Specific)、計測可能(Measurable)達成可能(Achievable)、関連性(Relevant)、期限(Time-bound)の5つの原則に基づいています。これらの原則を遵守することで、計測可能な具体性のある目標を立てることが可能になります。
<目標設定のステップ>
①具体的であること(Specific):
可能な限り数値で設定します。「年商〇億円」「採用人数△△人」「2店舗新規開店」など、クリアしたい目標を自由に掲げてOKです。
②測定可能であること(Measurable):
ここで大切なことは、結果は問わずに「行動」に焦点を当てて測定することです。
年商1億円が目標なら、達成するためには何件の成約数が必要か、その件数の成約を決めるためには「テレアポ〇件」「訪問件数〇〇件」をクリアしなければならないのか?など、行動をチェックするのみにフォーカスします。
③達成可能であること(Achievable):
ここも「行動」に焦点をあてて現実的な目標数値を決めます。達成したい目標「(例)年商1億円」に対して月ごと、日ごとにどのような行動をするべきか。
具体的には先ほどの「テレアポ件数」や「訪問件数」は現実的に達成が可能かどうかを精査するということになります。
のちほど出てくる「1日20点獲得ゲーム」に関連する項目になりますので、掲げた目標を達成するために、どのような行動が必要かを書き出していきましょう。
④関連性があること(Relevant):
ここは通常、組織と個人の目標のすり合わせをする関連性(Relevant)が入りますが、個人の目標の場合は価値観に合っている目標かどうかを検証するのが良いと思います。価値観や理念に合致していない目標を立てても、向かっていくエネルギーは湧いてこないからです。
⑤期限が決まっていること(Time-bound):
期限を決めるということはとても重要ですが、私の場合は半年とか1年間ではなく、3か月ごとに見直しをしながら軌道修正することをオススメしています。
1日20点獲得ゲーム(良いネーミング募集中)
以上のSMARTの法則の2と3で決めた、目標を達成するためにやるべき行動を日常のルーティンとして手帳やノートに書き込みます。その際に各行動の項目に点数を割り振っておきます。(実際は項目をWordやExcelで管理して、毎日プリントアウトして使うと便利です)
例えば、
・テレアポ 1件 1点
・顧客訪問 1件 2点
・ブログ1記事 2点
・Facebook投稿 2点
・セミナーに参加 2点
・名刺交換 1人 1点
・御礼のメール 1点
などSMARTの法則に則って決めた行動に点数をつけ、合計20点を越えたらその日はクリアとします。
点数を割り振って一日に20点獲得するというゲーム性がポイントで、「今日はあと5点足りないから3件テレアポして、昨日お会いした人にお礼のメールを2件送っておこう」などと「あと一押し」の行動に意欲が湧いてきます。とにかく結果は気にせず、行動したことへのご褒美(点数)を獲得することに集中するわけです。
補足ですが、この20点獲得の行動タスク自体は適宜変更してOKです。
むしろ目標達成のためにもっと重要な項目はないか、常に検証して項目として加えていくことが大切だと思います。
必ず誰かに報告する
そして、最も大切なことは「誰かに報告すること」です。
毎日のタスクと獲得した点数を誰かに報告してください。出来ていないと少し恥ずかしい気持ちになる相手がベターです。家族でも親しい友人でもよいですが、今ならSNS上で仲間と報告しあうこともできますよね。
もし組織でやるなら上司に報告するという形式よりも、上司も含めた部署の仲間内で公開するという方法がオススメです。1カ月間すべての出勤日で20点を獲得出来たら何かご褒美を用意しても楽しいと思います。
出来てなくても絶対に否定はしない。でもクリアすると本人にささやかな利益がある。そんな楽しんでできる程度の『強制力』こそが長続きのコツだと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?これまでに私が関わらせていただいた人たちの中で、人並以上の成果を上げた人たちは目標を立てて行動を継続させるのがとても上手な人が多かったように思います。
でも目標を立てて行動することに慣れていないうちは、実行に移せる有効な目標を持つこと自体が難しいかもしれません。
もしあなたが経営者や個人事業者で、どのような目標を持ち、それに対してどんな行動を起こせばよいのかがハッキリしないなら、お近くの「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーにご相談ください。
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