投稿日：2024.03.01

沖縄で「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー、販促・集客コンサルタントとして活動している豊平尚哉です。
中でも、フィットネス系キックボクシングジム・会員制スポーツジムの新規集客・継続率アップが得意です。
私自身もキックボクシングジム２店舗（沖縄、大阪）を経営し、コロナ禍でも黒字運営を継続しています。

今日の記事は、先月私のfacebookで投稿した某有名ユーチューバーの筋トレジムの経営危機の話題と最近沖縄でフィットネス系格闘技ジム経営している友人からの相談が重なったので、大手参入の対策ブログとして書きたいと思います。

大手参入による会員離れ

これまで幾度となく「大手と同じキャンペーン内容にしてはいけない」とお伝えしてきました。

▼参考記事

小さなスポーツジムは今すぐ「入会金無料キャンペーン」をやめるべき理由

小さなスポーツジム・習い事ビジネスの入会率を上げる「具体的」な方法｜よくある質問

小さなスポーツジム（店舗ビジネス）の新規開業は○○が先！新規入会を加速する取り組みとは？｜販促・集客

理由としては

小さなフィットネスジムは大手とは資本に差があるので経営リソースの「お金」つまり「利益」重視で考えなければ、生き残れないのです。

大手は、入会金無料キャンペーンをはじめ、初月や2ヶ月目の会費を無料にすることで、とにかく会員数を集めるのが先です。

そのため、広告費は小さなフィットネスジムの広告予算とは比較にならないほど莫大な予算を組み、毎月毎月ポスティングチラシやSNS広告、ネット広告を打ち出しています。

しかも、大手の新規参入となると目新しさがあるため、これまでフィットネスとは縁がなかった人や既存の会員さんが大手へと流れるケースも珍しくありません。

流れる理由として多いのは「とりあえず無料だからやってみるか」とジムのファンになりにくい層ばかりです。

友人の相談

私の友人もフィットネス系格闘技ジムを経営してますが、近隣に大手のフィットネス系格闘技ジムが出店したことで、新規入会者も激減し、退会（解約）も増え苦戦していると相談がありました。

大変困っており、どう対策していいか悩んでいる様子です。

ここ数ヶ月の体験申込み、新規入会、退会（解約）数などを聞いてみると、あきらかに女性の入会が少なく、なおかつ女性の退会（解約）が多いことがわかりました。

そこでアドバイスしたのは

・既存の会員さんで継続率が高いのはどのような人か？を確認するいこと

・その継続率（1年以上）が高い人はどのような理由で入会したのか？また、なぜ継続しているのか聞いてみること

・その属性と同じような方向けに広告（SNS）やチラシを打ち出すこと

上記の３つをアドバイスを実施しました。

ヒアリングでわかったこと

・これまでの広告はSNS（Instagram）のみで「女性向け」

・退会（解約）が多いのはほぼ女性

・継続率が高い人は30代～40代の男性

・入会の決め手

　①現役のプロ選手からキックや筋トレを教えてもらえる

　②トレーナーが親身になって優しく指導してくれる（放置されない）

　③アットホームな雰囲気

・継続率の高い人の理由

　①ジムの会員さんが皆んな優しい

　②一人一人にあったトレーニングメニューを提供している

　③ダイエット効果が実感しやすい（食事管理もしてくれる）

ということがわかりました。

上記の入会の決め手や継続してくれている理由を見てみると、気づく方はいらっしゃると思いますが、ほとんどが大手には真似できない強みであることです。

大手のフィットネス系格闘技ジムのインストラクターの多くは、フィットネスレッスンは得意としていても、格闘技未経験者がほとんどであり、格闘技のトレーニングや指導、一人一人のレベルにあった指導、そして応用したトレーニング指導に長けていません。

フィットネスレッスンの研修を受け、決められたプログラムレッスンを提供していることが一般的です。

（否定しているわけではないので、誤解のないように）

ですので、大手のジムでは真似できない強み・良さを打ち出すことです。

例）

ターゲット：30代〜40代の男性向け

打ち出す強み：決め手と継続してくれている理由

＜大手とはココが違う！当ジムが選ばれている理由＞

・現役のプロ選手が親身になり優しく指導している

・キックボクシングのテクニックやマシンを使った筋トレも指導している

・会員さんも仲良しでアットホームな雰囲気のジム

・一人一人に合ったトレーニングメニューを提供している

・ダイエット効果を引き上げるために食事管理をしている

強みや良さをジム内外へ発信する

よく「ポスティングしたけど反応が取れなかった」「SNSで発信したけど問い合わせが増えない」など聞かれたりします。

ポスティングにしてもSNSにしても発信が一度きりで終わっているケースだと、なかなか強みや良さが伝わりません。

今では無料で使えるツールもたくさんあるので、それを駆使しながら「これでもか！」という程、強みや良さを発信する必要があります。

反応が出やすい具体的な方法や回数を知りたいという方はアドバイザーへご相談ください。

また、継続している理由もジム内にポスターとして掲示することもオススメです。

「一人一人に合った食事管理やトレーニングメニューの提供している」ことについて知られていないことが多いので、抜け漏れのないように常に目につく場所へ貼り出しましょう。

一度や二度の発信では、なかなか浸透しにくいものです。

意外と知られていないケースも多々あるので根気よく発信し続けましょう。

まとめ

前述したように、大手のような資本力があるフィットネスジムは、最新設備や最新マシンを導入することで、目新しさを打ち出します。また「無料」という安さがあるため、特に新しいもの好きな方や流行りものが好きな方にとっては、うってつけの機会となるはずです。

離れる会員さんばかり目を向けず、喜んで通っている会員さんがどんな人で、入会の決め手は何なのか？どのような理由で継続しているのか？を知ることが先です。

そして、そこからわかった強みを目の前の会員さんへ真面目に応えていくことで、退会数も減り、新規入会者も増えてくると思います。

大手の新規出店の影響は少なからず出て来ますが、慌てずに焦らずに怠らず指導や販促活動をお勧めします。

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この記事を書いた人

「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー
豊平尚哉（フィードバックドリブン株式会社　代表取締役）

フィットネス系キックボクシングジム・会員制スポーツジムの新規集客・継続率アップが得意です。
私自身もキックボクシングジム２店舗（沖縄、大阪）を経営し、コロナ禍でも黒字運営を継続しています。
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