投稿日:2025.02.13
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京都の「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー小宮康義です。教育機関・スクール業・講座ビジネス・士業・専門家などの「教える業」「ビジネス支援業」のための実践的な販促やコンテンツ企画を専門としています。中でも、売り込まずに自然に価値を伝える見込客教育・セールスプロセスの設計が得意です。スクール業・士業事務所・各種専門家や先生業へのサポート実績多数。実務教育・スクール業界20年の経験を活かしてお手伝いします。
今年に入ってから、意識的に人に出会える場所に出向く機会を増やしています。セミナーや誘われた交流会などにも積極的に参加することで様々な人に出会い、会話をすることで、あらためて自分自身が役に立てることやこれから目指すべき方向性などが見えてきた気がしています。
名刺交換をすると意外にも、他業種から教育ビジネス分野に興味を示す人が多かったり、見込客との関係性を深めるために「教える」という施策を取り入れたいと考えている事業者は多いようで、「A4」1枚アンケートと共にもっとたくさんの人に知ってもらえる活動が必要だと感じているところです。
その中でも、最もたくさんの人に興味を持たれたのが「セミナー営業」についてでした。案外、セミナーを活用してプロモーションしている方は多いようですね。そうした人たちに最も多い悩みは、
「一生懸命集客しても、その後の成約率が悪い(個別相談に繫がらない)」
「『自分でやってみます』と帰ってしまう」
などです。
これは参加者が次の個別相談に来たくなるようなセールス型のセミナーになっていないのが主な原因ですが、上記について今このブログで書き始めると、かなりの大ボリュームになってしまうので、またの機会にコンパクトに書ける自信が付いたら書いてみようと思います(笑)
それで、その次に多かったのが、そのセールス型セミナーを開催しているけど、
「参加者にアンケートをお願いしても欲しい回答がなかなか得られない」
「アンケート結果をもとに何をどのように改善すれば良いのかわからない」
というお話が多かったので、これについてその解決策を『A4』1枚アンケートを取ることを想定しながら、
〇良いアンケートを書いてもらうにはどうすればイイか?
〇そのアンケートをセミナー(集客・内容改善)にどのように活用すると良いか?
の2点に絞って書いていきたいと思います。
もしあなたがセミナーを開催していて同じことで悩んでいるなら役に立つかもしれません。是非ご一読ください。
セミナーの種類について(注釈です)
本題の前に今回の内容をご理解いただくために大切なところなので少し説明させてください。
まずここでいうセミナーとは全て、「本命の商品サービスを欲しいと思ってもらうためのセールス型セミナー」のことを言います。「顧客獲得型セミナー」とか、単に「説明会」という呼び方もあります。
一般的にセミナーと言うと学校の授業のように、あるテーマについて詳しく解説してくれる講義形式のものを想像する方が多いのではないかと思います。それが普通ですよね。こうしたセミナーは区別するために「情報提供型セミナー」と呼んだりします。
参加者が知りたい情報やノウハウを全部お話しして「お腹いっぱい」になって帰ってもらう。「良い話をありがとう」と感謝されるのもこのカタチのセミナーです。次につなげる仕掛けはしていないので、個別相談につながる確率は低くなります。
一方で、士業や専門的なノウハウ・手続きなどをサービスとしている事業者は、カタチが無く十分に説明しないと理解してもらえず、仕事になりずらいので、いきなり専門的なサービスを販売するのではなく、その前に「セールス型セミナー」を開催するのが一般的となっています。(フロントセミナーとも言います)
こうしたセールス型のセミナーでは特に参加者アンケートが非常に重要です。
なぜなら、「参加者が何に悩んでこのセミナーに参加したのか」、参加に至るまでに辿った「購買行動のプロセス」をつぶさにリサーチすることが出来る絶好の機会だからです。
このアンケートを分析することで、チラシやランディングページなどの集客媒体の改善、それからセミナー内容のブラッシュアップを高い精度で改善することが出来るのです。
セミナーでの理想的なアンケートの取り方
セミナーを行う場合、必ずアンケートを準備していると思います。参加者に書いてもらうタイミングでどのようにしてアンケート記入を促すでしょうか?
「5分間の時間をとりますので、手元にお配りしているアンケート用紙にご記入ください。」「書けた人から退出していただいて結構です」
のような声がけをしていないでしょうか?
これだと良いアンケートを書いてもらえなくても不思議ではありません。正直に言って、参加者にとってアンケートを書くことは面倒なことだからです。なるべく短い言葉で、サラっと書いて済ませたいと思うのが普通の感覚だと思います。
ただ、セミナーの場合は参加者が座席に着席し、こちらの発するコトバを待ってくれている状態をつくれているわけですから、この状況を利用しない手はありません。
私のクライアントさんには以下のようなアンケートの取り方を推奨しています。
(「A4」1枚アンケートのノウハウでは、本日の感想を聞くQ5以外はセミナーの冒頭で記入してもらうことになっています。)
全体で10分程度の時間をとって「アンケートを書いてもらう趣旨や目的」をしっかりと説明してから記入してもらうことです。
例えば、「今どんなお困りごとがあるのか?何を解決したいのか?それを明確にしてから一緒に進めていきましょう」のような趣旨を伝えておきます。
質問を一つ一つ説明しながら書いてもらう
例えば、こんなことを参加者に伝えてアンケートの記入を促します。
「まずQ1『セミナーに参加する前にどんなことで悩んでいましたか?』とありますが、ここはなるべくしっかり書いてください。悩みや課題をコトバにすることが解決への第一歩となりますので、ここは非常に大事なところです。。。それでは書いてください」
のような感じで、残りの質問事項も順次一緒に進めていくようにすると、しっかり濃い内容のアンケートが確実に増えるはずです。
活用方法
次に、書いてもらったアンケートの活用方法をご紹介します。「A4」1枚アンケートの分析方法や基本的な読み取り方などについては、岡本先生の書籍「『A4』1枚アンケートで利益を5倍にする方法」をご参照ください。
ここでは分析が終わった後のセミナー集客媒体や、セミナー内容への反映・改善の仕方をお伝えします。
Q1の回答を集計し、あなたのセミナーに来る人の「悩み」や「課題」を明確にします
(Q1質問例「セミナーに参加する前にどんなことで悩んでいましたか?」
アンケート結果と集客用の販促媒体(チラシやLP)を見くらべながら、主に想定していたターゲットに間違いがないか?想定した参加者の悩みにズレが無いか?などをチェックしましょう。
そしてセミナー内容についても、ターゲット像や悩みにズレが無いかを見直すことが重要です。ターゲット設定が大雑把なままセミナーを開催してしまったが、アンケートを取ることで実際の参加者は特定の層に偏っていることが分かった(ターゲットが絞れていた)というのは良くある話です。
Q2の回答を集計して、注力するべき媒体がわかります。
(Q2質問例「何がキッカケでこのセミナーを知りましたか?」)
どんな媒体を通じてセミナーのことを知ったのか?を理解して、次回どのような販促にチカラを入れるべきか、お金を掛けるべきかを明らかにしておきます。
Q3、の回答でセミナーに申込むときに感じた不安や心配事を理解します
(Q3質問例「このセミナーを知ってすぐに申込みましたか?申込まなかったとしたらなぜですか?」)
例え無料のセミナーでも参加する前にお客様が感じる不安要素は様々あります。「本当に自分が欲している内容なのか?」「時間が無駄になったらイヤだな」「不要なものをセールスされないだろうか?」など、ここではこれらの不安要素のうち主に集客段階(チラシ・LPなど)でクリアできているものと、不十分なものを見極めて次回の集客媒体に解決策を盛り込んでいくように対策します。
Q4、で参加する決め手となった理由(強み)を明らかにします
(Q4質問例「何が決め手となってこのセミナーに参加しましたか?」)
ここではQ3の不安を乗り越えて最終的に参加の決断を下した理由を知ることが出来ます。他にも似たようなセミナーがある中で、なぜこのセミナーを選択したのか?まだあなたも気がついていない「特有の強み」がわかるので、チラシやLPのキャッチコピーにはもちろん、説明文にも活用すると良いでしょう。
また、セミナー内容についても、アンケートの回答と相違ない強みを打ち出せているか?コンテンツとして期待に答えられているのか?をチェックすることも重要になります。
Q5、で参加者のセミナーへの評価がわかります
(Q5、実際に参加してみていかがでしたか?)
セミナーの最後に参加者の感想を聞きますが、どんなところが良かったか?ご自分が思っていたものと相違なかったか?想像したよりも良かったかなど、良い感想をいただけると「お客様の声」として、またそのままキャッチコピーとして使用するなど、初めてセミナーを知った人にも好印象を与えるきっかけになります。
まとめ
かなり長くなりましたが、アンケートを書いてもらう方法、その活用方法については以上となります。いかがだったでしょうか?
このように我々アドバイザーは『A4』1枚アンケートを活用し、それぞれの専門的な立場から多くの事業者様の販促上の課題解決に向き合い、様々な業界で成功事例を生み出しています。
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