投稿日:2025.07.09

愛知県の「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーの大見です。
私は、工務店、住宅会社、リフォーム会社、不動産会社の販促の仕事が9割を占める広告会社を30年間、経営しています。
中でも、社長が先頭に立って営業をしている地域密着型の工務店、リフォーム会社の販促を社長の片腕として一緒に考え、チラシとホームページを活用し問い合わせが来る仕組みを作り上げることが得意です。
私自身も襖・障子・畳・網戸の張り替え屋「和紙屋(かずしや)」を経営し、チラシとホームページの活用で毎月、問い合わせを増やしています。
「お先真っ暗な住宅業界を明るくする道標! パートⅦ(セブン)」
先日、ある大手住宅メーカーの営業部長と話す機会がありました。
その際に、私が疑問に思っている点を尋ねました。
「このところ、100区画以上ある分譲地を積極的に開発し、売りに出してますよね?」
「これだけ新築の環境が悪い中で、売れていくのでしょうか?」
と・・・。
答えは、
「ライバルとなる住宅メーカーに勝つためです。注文住宅のみの受注の競争では、なかなか勝てないんです。」
「ブランド力、商品力、プラン提案力の勝負では抜け出せません。」
「土地がないお客様に土地を提供して、土地付けでの受注を取らないと受注数が伸びないです。」
「もうこれは、しっかり数字に表れていて、近くに分譲用地がたくさんある拠点(営業所)は、成績が良いです。」
との事でした。
なるほど・・・・。
以前にもブログに書きましたが、住宅業界、特に新築市場は、国が耐震性や断熱性を法律で定めているので、商品の差別化が難しく、大手の住宅メーカーでさえ、商品での差別化に苦労している事が分かります。
この大手住宅メーカーは他社との差別化を図るために、商品ではなく、分譲地をたくさん持ち、土地がないお客様に選んでもらうという戦略を取る事にしたわけです。
他社と差別化を図る一つの選択です。
こう書くと、
「100区画以上ある分譲地をたくさん開発するなんて、お金がある大手住宅メーカーしかできないやり方だよね?」
「そんな資金がない中小の工務店にはとても無理な戦略です。どこで差別化を図れば良いのか?」
「地元の工務店は競争に生き残っていけないのでしょうか?」
という声が聞こえてきそうです。
地元の工務店、それも規模の小さな工務店ほどチャンスがある!
私は、これからは、地元の工務店、それも小回りが利く小さな工務店ほどチャンスがあると思います。
というのは、当社が経営している「襖・障子・畳・網戸の張り替え屋 和紙屋(かずしや)」も新規事業として始めてから2年半が経ち、ご近所からの依頼がこのところ、多くなってきているからです。
先月は、同じ町内のご近所さんから3件のご依頼がありました。
お話をお伺いしていると、
・お隣で網戸の張り替えを始めたのをチラシで知ってね、機会があればお願いしたいと思っていたのよ。ご近所の人は安心じゃない。
・以前、遠くの業者さんにお願いして、嫌な思いをした事があってね。やっぱり、近くの人が一番。
・息子がフェイスブックでお宅が「和紙屋(かずしや)」を始めたことを知ってね、私がどこで畳をお願いしようかと悩んでいたら、教えてくれたの。地元の人は安心じゃない。
との事。
そして、みなさん、示し合せたように、
「見積もりなんて、必要ないから。いくらでもいいからね。」
と言われます(笑)。
だからといって、もちろん法外な金額で売る事はしませんが、安心している事がわかります。
お客様から仕事を頂くのに、この「安心」とか「信頼」って非常に大切です。
普通、「安心」「信頼」を得るのは、「施工実績」や、「マスコミに紹介された」とか「特許を取得した独自の商品・サービスがある」等を示す必要があります。
しかし、今回の同じ町内からの受注の決め手は、「近い」と「地元」です。
たったそれだけの事です。
「近いところにある」と「地元の人であること」を知ってもらえるだけで受注になるわけです。
これは、地元の中小の工務店にしかないメリットです。大手住宅メーカーにはできない差別化です。
本当にそんな「近い」とか「地元」がメリットになるのか?と疑われる方もいるかと思います。
下記は「和紙屋(かずしや)」のお客様、直近20名の「A4」1枚アンケートにある「Q.4 他にもさまざまな襖・障子・網戸・畳の張り替え屋や施工店がある中で、何が決め手(提案や対応、商品、場所等)となって当店に依頼を決めましたか?」の回答です。
・住まいの近く(自宅)で、建具屋さんなら、部品があるかと思い、たずねて行きました。
・持ち込みなので、家から近く、価格も手ごろな感じだったので、まずは、行ってみようと思った。
・チラシを見、「三国うどん」さんが載っており、故人と一緒に行った思い出のあるお店だったので、何かの縁を感じ、和紙屋様にお願いすることにいたしました。
・チラシの地図を見て近所であったから
・ていねいで、親切な応答が良い。
・和紙屋お品書きと、くわしくのっていて、お客様からの感想を読んで決めました。
・決め手は、チラシにのっているお2人の写真です。あと、地元というのも安心感につながりました。チラシの細かい値段表もわかりやすくよかったです。
・ご近所での信頼感
・値段と場所(近いので)
・チラシの値段がくわしくて、わかりやすかったので。
・チラシが分かりやすかった。(価格が示され、顔写真があったのも安心感が持てた)
・実は、他店にも見積り依頼しましたが、かずしやさんからの連絡が一番早かったので、決めました!待てない人です。
・反応が早い
・来ていただいたおふたりの、優しくて、楽しいお人柄です。近隣という事で、配送料がかからなかった点も、嬉しかったです。"
・近い場所だったから。
・見積もりの際、丁寧に説明をしてくれたので決めました。
・場所
・市内で、近場だったので依頼しました。
・ホームページで、金額が明記されていた。事前に、メールで相談できた。ホームページにのっている和志さん、奥さんが訪問してくれた。
・前回の対応が、とても親切で安心できたので、今回の張替えも迷うことなく、お願いしました。
20名のうち、実に半数の10名の方が「近い」「地元」を決め手にあげています。
このアンケート結果を見れば、ご納得いただけるかと思います。
近所や地元に知ってもらうには、チラシが一番です。
では、ご近所や地元に知ってもらうのにどうするのか?
チラシがおススメです。
ポスティングでも新聞折込でも良いです。
「今更チラシ?チラシなんて、見てもらえないと思うけど・・・」
と思われるかもしれませんが、そんな事はありません。
(もちろんチラシの内容が一番重要です。チラシの作り方を書くと長くなってしまうので、今回は割愛します。)
今は、消費者の情報の取り方が変化し、即効性が無くなっただけです。
一度、チラシをポスティングしたり、折り込んで効果が無いと、
「やっぱり、ダメだ~。」
と判断し、チラシを止めてしまう事が多いですが、それでは仕事に繋がりません。
「和紙屋(かずしや)」の場合は、改善を続けているチラシを毎週2,500枚~3,000枚をずっと新聞に折り込んでいます。
仕事をいただいたお客様と会話をしていると、
「網戸を張り替えたいと思っていたから、チラシを保管していたのよ。なかなか、電話するタイミングが合わなくて・・・。」
という声を何件も聞くようになります。
チラシを見てくれているのです。
「うちは、先代の時からこの地で仕事をしているから近所の人にも知られている。」
「それでも、仕事が来ないから、中小の工務店では無理だよ。」
と思われる方もいるでしょう。
でも、よく考えてみてください。
近所の方々に、本当に知られているのでしょうか?
その場所に、会社があるのは知られていても、
・どんな仕事をやっているのか?
・誰が対応してくれるのか?
・価格はいくらくらいなのか?
といった事は近所の方も知らないのではないでしょうか?
それが伝わっていなければ、知られていないと同じです。
「和紙屋(かずしや)」と同じ町内に他の町から引っ越してきた老舗の畳屋さんがあります。
『そこの2代目が、
「町内の方から仕事が全く来ない。」
って言っているから、
和紙屋(かずしや)から仕事を発注してあげてよ。』
と町内の先輩に言われた事があります。
「畳」と大きな看板があり、そこに畳屋さんがあるのは、町内のみなさん、知っています。
でも、なぜ、そこに仕事をお願いしないのか?
「畳屋さん」とはわかっても、
・どんな人が仕事をしているのか?
・どんな人が仕事を頼んでいるのか?
・どんな対応をしてくれるのか?
と言った消費者が知りたい事を発信してないからです。
手作りのチラシで良いです。
町内に配れば、問合せはあると思います。
(和紙屋の強力なライバルになりますが・・・)
水漏れ修理が得意な会社が外構工事160万円を受注
「近所」や「地元」からチラシで仕事が来るのは「和紙屋(かずしや)」だけではありません。
今、私がチラシ制作を担当している水漏れの修理が得意なリフォーム会社があります。
「A4」1枚アンケートの重要性をご理解いただき、実際に効果が出ている「和紙屋(かずしや)」の販促と同じ方法で、毎週チラシを折り込んでいます。
当初は、
「水漏れの依頼って、単価が安くて、それだけで終わってしまう事が多いんですよ。」
と言われ、水漏れ修理をフロント商品でチラシを作る事に不安を感じられていました。
ところが、水漏れ修理をフロント商品にしつつ「地元であるから安心・丁寧」を打ち出したチラシを制作し新聞に折り込んだところ、160万円の外構工事の仕事が決まりました。
施主さんに依頼した決め手をお聞きしたら。「地元の人にお願いしたかった。」との事。
このリフォーム会社、社長を入れて3名の会社です。
SNSもネット広告もやっていません。
チラシで受注を重ねています。
小さくても「地元」を決め手にし、根拠ある方法で制作されたチラシで告知を続ければ、仕事は来るわけです。
ご理解いただけましたでしょうか?
長くなりました。
今月はこれくらいで終わりにしたいと思います。
スグに「A4」1枚アンケートについて、もっと詳しく知りたい方は、下記の『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法』をご購入の上、ご覧下さい。

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では、来月、またお会いしましょう。
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