「A4」1枚販促アンケート広告作成アドバイザー協会

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小さなフィットネスジムは今すぐ実践!本当は教えたくない継続率アップ法

投稿日:2025.08.01

沖縄で「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー、販促・集客コンサルタントとして活動している豊平尚哉です。
中でも、フィットネス系キックボクシングジム・会員制スポーツジムの新規集客・継続率アップが得意です。
私自身もキックボクシングジム3店舗(沖縄2店舗、大阪)を経営し、コロナ禍でも黒字運営を継続しています。

今回の記事は、フィットネスジムにおける最大の課題の一つである「継続率」です。せっかく入会いただいても、数か月で辞めてしまえばLTV(顧客生涯価値)は向上せず、集客コストばかりが膨らんでしまいます。

この継続率を上げるための方法は、大手フィットネスジムでは簡単に真似できない(真似しづらい)やり方なので、「大手フィットネスジムが近隣に出店してきた」「近くに安さを売りにした有名ジムが進出した」「継続率が低くて困っている」と悩んでいる小規模フィットネスジムの経営者は取り組んでください。

継続率が低いジムに起こる3つの「見えない損失」

ジム経営において「継続率」は、見落とされがちですが非常に重要な指標です。
見た目の新規会員数が多くても、すぐに辞められてしまえば赤字が増えるだけ
まずは、「継続率が低いとどうなるのか?」という“ジム経営の落とし穴”を3つに絞って解説します。

1. 集客コストがどんどん無駄になる

まず一番大きなダメージはこちらです。
広告費をかけて苦労して集めたお客様が、数ヶ月で辞めてしまったらどうでしょう?
1人あたりにかかった広告費(1万円前後)がそのまま“無駄”になります。

例えば、月会費8,000円のジムで、3ヶ月で辞められたら2.4万円の売上。
広告費1万円+人件費や設備費を差し引くと、利益はほぼゼロかマイナス。
これが積み重なると、いくら新規が増えても経営は一向に楽になりません。

2. 「辞めやすいジム」の評判が広がる

継続率が低いということは、裏を返せば「定着できないジム」だということです。
口コミやGoogleレビューなどで、

  • 「最初はよかったけど、すぐに飽きた」
  • 「雰囲気が自分に合わなかった」

こんな声が目立ち始めると、新規の入り口も細くなっていきます。

現代はお客様の声がダイレクトに他人に届く時代。
ジムの空気感やサポート体制に課題がある場合、悪評はあっという間に広がります。

3. 常に“新規依存”になり、スタッフが疲弊する

会員が定着せず、常に新規を追いかけ続ける運営スタイルになると、
フロントスタッフもトレーナーも「また一から対応しなきゃ…」と疲弊していきます。
リピーターが育たない現場は、雰囲気もどんよりしていくんです。

そして結果的に、「新人ばかりのジム」「誰とも関係が築けない場所」になり、
さらに継続率が下がるという悪循環のスパイラルに陥ってしまいます。

では継続率が高いとどのようなメリットがあるのか?

フィットネスジム経営で「継続率が高いこと」がなぜ重要なのか?

そもそも「継続率が高いと、なぜ良いのか?」を理解していないまま、目先のキャンペーンやサービス強化に走ってしまうケースも少なくありません。

次に、ジム経営において**「継続率が高いと何がいいのか?」という本質的な部分**について、3つのポイントに絞ってお伝えします。

1. LTV(顧客生涯価値)が高まり、ジムの収益が安定する

まず1つ目は、なんといっても収益の安定です。

フィットネスジムの場合、集客にチラシをまいたりWeb広告を出したりすると、1人あたり数千円〜1万円以上のコストがかかりますよね。
ところが、せっかく入会しても3ヶ月で辞めてしまったらどうでしょう?広告費は回収できず、むしろ赤字です。

逆に継続してくれる方が増えれば、1人あたりの平均単価(LTV)はどんどん伸びます。
この“顧客生涯価値”を伸ばすことが、利益体質のジムに変わる最大の鍵になります。

2. 満足度の高い会員が、紹介や口コミを自然に広げてくれる

継続している会員は、トレーニングの成果を実感し、スタッフやジムの雰囲気にも満足しています。
つまり、「ここに通って良かった」と心から思ってくれているお客様です。

そんなお客様は、無理に頼まなくても、自然とご家族や友人にジムを紹介してくれるようになります。
紹介が増えると、広告費をかけなくても新規が増える。まさに“信頼から生まれる集客の自動化”が進んでいくのです。

3. ジム内に良い雰囲気とコミュニティが生まれ、全体の継続率も上がる

継続してくれる会員さんが多くなると、ジムの空気が変わります。
受付での挨拶、トレーナーとのちょっとした会話、メンバー同士の何気ない交流。
こうした関係性が育つことで、“居心地の良さ”が生まれるんです。

新規会員にとっても「なんだか馴染みやすいな」「また来たいな」と思える空間になっていきます。
結果として、離脱者も減り、全体の継続率も底上げされていきます。

売上や集客の数字ばかりを追いかけていると見落としがちですが、
「いかに長く通ってもらうか」という視点は、ジム経営において最も重要な“土台づくり”です。

では、どのように継続率を上げるのか?

そこで私がおすすめするのは、継続率が高い人(=継続しやすい人)をまず特定し、そこに似た属性・志向の人を募集する方法です。

1.継続率が高い人の特徴を探る

まず、継続率が高い会員さんに対して「なぜ継続して通い続けているのか?」(「A4」1枚アンケートQ4の質問を応用)についてアンケートを取る、または丁寧にヒアリングします。3ヶ月、6ヶ月、1年など、継続してくれている時点で質問していくのが大切です。

具体的な質問例:

  • ジムに通い続けている理由は?
  • どんなモチベーションで続けているのか?
  • 普段のライフスタイル(仕事や家庭との両立)は?
  • 来館するタイミングは?

このように深く掘ることで「継続しやすい属性」が見えてきます。たとえば「週3回夜に通いたい20代の女性」「産後の姿戻しを目指すママ層」など、ターゲットにしやすい情報が集まります。

2.ターゲットを募集に活かす「入り口」と「広告」設計

適切なターゲットが分析できたら、ホームページやSNS、チラシ、広告の訴求文言をそれに合わせて設計します。

  • 「仕事帰りの駅から通いやすいから」「夜でも安心して通える」「毎回違ったトレーニングを教えてもらえるから」といった具体的な継続の理由を前面に打ち出す
  • 入会金無料キャンペーンや初月会費無料キャンペーンは避け、「真剣に続けたい人向け」というメッセージに変えることで、**辞めやすい“お得だけ客”**を除外できます。

3.継続率を高めるフォロー設計

入会後も継続を促す仕組みを設けましょう。私のジムでは以下の5つの取り組みを基本設計にしています。

  1. 入口設計:継続率の高い人のQ4回答をターゲットとして広告を打ち出す
  2. 入口設計:無料キャンペーンをしない(入会金無料、初月会費無料)
  3. フォロー:継続理由を定期的にヒアリング(3ヶ月・半年・1年)
  4. フォロー:2週間来ていない人にリマインドメール
  5. フォローム:ジム外のコミュニケーション(懇親会など)

特に2週間ジムに来ていない会員様には、メールなどで「身体や気持ちは大丈夫ですか?無理せず30分だけでも」といった優しい語りかけをすることで、再来館の動機付けになります。

4.継続しやすい人の共通ポイントで“似た人を集める”

継続率が高い人に共通する属性(頻度、動機、ライフスタイル、タイミング)を「A4」1枚アンケートのQ4の回答から明らかになれば、それに類似する見込客への訴求が爆発的に機能します。

  • 例えば「毎回違ったトレーニングを教えてもらえるから」という意見が多ければ、広告文やSNS投稿で
    「毎回違ったトレーニングを教えてもらいたい方へ」
    「毎回違ったトレーニングを教えてもらいたい方へおすすめです」
    「毎回違ったトレーニングを教えてもらいたい方から選ばれているジムです」
    というコピーを打ち出す

このように同じ“相似集団”を集めることで、入会後のミスマッチが減り、継続率が自然と上がります

まとめ

  • 継続率が高い人を調査・分析し、その共通点をペルソナ化する
  • 広告・募集設計はそのペルソナに合わせて最適化する
  • **継続後のフォロー(定期アンケート・ヒアリング/リマインド/懇親会)**を仕組み化する
  • これらを一連の流れで設計・実行することで、「続きやすい人」が自然に集まり、継続率が上がる

この手法は、小さなジムだからこそできる「深く狭く」効く戦略です。大手には真似できない柔軟性とコミュニケーション力を活かして、ぜひ取り組んでみてください。

おかげさまで、私のブログをご覧になり、沖縄県のフィットネスジム3店舗、長野県の女性専用フィットネスジム、栃木県のフィットネスジムなどの小規模フィットネスジムから多く相談が入ってます。どのジムも同じように「大手フィットネスジムの進出による客数減」です。
もし、この記事を読まれているあたのジムも同じような悩み、課題をお持ちならぜひご相談ください。
現状を確認し、突破口をお伝えします。

ご質問や相談はいつでも歓迎です。一緒に、あなたのジムの「継続率を高める仕組み」をつくりましょう!

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https://a4kikaku.com/advisers/

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この記事を書いた人

「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー
豊平尚哉(フィードバックドリブン株式会社 代表取締役)

フィットネス系キックボクシングジム・小規模会員制フィットネジムの新規集客・継続率アップが得意です。
私自身もキックボクシングジム3店舗(沖縄2店、大阪1店)を経営し、コロナ禍でも黒字運営を継続しています。
■セミナーで紹介している主な成功事例(一部)
・チラシを見直し3ヶ月で新規顧客3倍アップ(水宅配業)
・SNSを使い安売りせずに3ヶ月で1200人以上の集客(つけ麺店)
・ランディングページで新規顧客229%アップ(スポーツジム)
・新入社員が作ったチラシで売上1000万円以上獲得(アスファルト舗装会社)
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