投稿日:2025.08.03

「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー 静岡支部の神南です。
経営者が現場の第一線で活躍しながら、自身がお店の広告塔として情報発信や広報に力を入れている 小さなお店を対象に集客や販促コンサルティングを行っています。
中でも、ライバルが多くても「あなたの商品だから買いたい!」と何度も喜んで買ってくれる店主のファンを増やすSNS・チラシを活用した販促を得意としています。
販促担当者が陥る「マンネリ化」の正体
「そろそろチラシを新しくしなきゃ」「SNSで何か発信しなきゃ」
そんな「やらなきゃ」という感覚で販促活動を続けていませんか?気づけば毎回同じような構成、同じようなキャッチコピー、去年のものを使い回している…。「もうネタがない」とため息をついてしまう。
この「マンネリ化」の正体、それはお客様の気持ちや変化を把握せずに、発信だけを変えようとしてしまうことです。
今回は、最近コンサルティングをさせていただいているダンススクールでの実例を通じて、この問題の根本原因と解決策をお伝えします。
学年別アンケート分析で見えた驚きの事実
新たにスタジオを開設予定のダンススクールで、既存の生徒さん約50名にアンケートを実施しました。対象は幼稚園から中学生まで(小さいお子さんは親御さんが記入)。
このアンケートを学年別に分析したところ、興味深い発見がありました。
幼稚園〜小学校低学年(主に親御さんの回答)
・「好きなことを見つけて欲しい」
・「人前に出られない性格だから、自信を持って人前に出られるようになってほしい」
親の願いが強く表れていました。
小学校3〜4年生
・「ダンスをやりたい」という自我が芽生える時期。本人の意思が明確に見て取れるように。
高学年以上
・「もっとダンスがうまくなりたい」
・「技術を身につけたい」
他のスクール経験者や学校でダンスを習った経験から、より具体的な目的が明確になっていました。
この分析結果を見て、ダンススクールの先生は驚かれました。
「学年で全然入会の目的が違いますね!」
特に3〜4年生になると、急に「ダンスをやりたい」という本人のニーズが顕在化してくることに気づかれたのです。
ターゲットが明確になると、メッセージも変わる
今回は諸々の検討の結果、3〜4年生の層を多く募集したいということになりました。そこで「ダンスをやりたい」と既に思っている子どもたちに響く内容で募集チラシを作成することになったのです。
この時重要なのは、
・どんな強みを打ち出せばいいのか?
・うちに通うことでどんな未来が待っているのか?
これらの答えは、すべて既存生徒さんのアンケートに書いてあるということです。
もし顧客生涯価値(LTV)を高めるために幼稚園児を多く入会につなげたいということであれば、その方たちの求めていることをアンケートの中からメッセージにしていけばよいのです。
「目隠しダーツ」から「的を狙った販促」へ
しっかりとアンケートでお客様の声に耳を傾けていくと、SNSであろうが、チラシであろうが、商品ポップであろうが、様々な販促物やメディアで伝える方法・伝え方が変わってきます。
逆に言えば、
・誰に向けて発信するのかが定まっていない
・なぜうちが選ばれたのかが分からない
このような状態で発信の仕方だけ変えようとしても当たりませんし、結果的に毎回同じような切り口しか見つからず、マンネリ化していってしまいます。
なぜ選ばれたのかを分からないまま「どんな発信をしようか」と考えているのは、目隠しした状態でダーツを投げているようなものです。
目隠ししていても、たまたま当たるかもしれません。でも毎回狙って当てることはできない。仮に当たった時も、なぜそれがうまく当たったのかが分からないまま、運任せになってしまうのです。
お客様の声がそのままキャッチコピーになる
ダンススクールのアンケートで、入会してしばらく経った生徒さんの親御さんから、こんな感想をいただきました。
「人前に出るのが苦手だった子が、発表会ではみんなの前で笑顔で自信を持って踊っていたことに驚きました」
この言葉の中には、このスクールに通ってよかったという親御さんの気持ちが詰まっています。そして驚きや感動が込められています。
「A4」1枚アンケートでは、このようなお客様の声をそのまま広告やチラシに掲載することで、同じような悩みを持つ親御さんに強く響くメッセージとなります。お客様の生の声だからこそ持つリアリティと説得力は、どんなキャッチコピーよりも効果的なのです。
マンネリ化を根本から解決する3つのステップ
「A4」1枚アンケートを導入していくと分かるのですが、お客様の購入前の悩みや欲求は、継続的に集めれば集めるほど、いくつかのグループに分かれていきます。
そうすると、毎回発信に困ることが実はあまりなくなります。
ステップ1:グループ別メッセージの作成
「今回はAグループに向けて、この強みとベネフィット(得られる未来)で伝えていこう」 「今回はBグループに対して、この強みとベネフィットを打ち出してみよう」
ステップ2:効果測定と改善
・うまくいったら続ける
・反応が取れなかったら修正する
・うまくいった時は「なぜうまくいったのか」が分かる
・うまくいかなかった時も「なぜうまくいかなかったのか」が分かる
ステップ3:継続的な仕組み化
アンケートによってお客様の声を継続的に収集し、それをもとにした販促活動を仕組み化する
これにより、目隠ししたままダーツを投げるような感覚ではなく、しっかりと目を開けて的を狙って投げることができるようになります。
まとめ:販促のマンネリ化から組織全体で脱却する
冒頭でお伝えしたマンネリ化の正体は、お客様の気持ちを把握しないまま発信だけを変えようとしてしまうことでした。この状態では必然的に販促がマンネリ化し、「目隠ししたままダーツを投げる」ような運任せの活動になってしまいます。
「A4」1枚アンケートを組織に導入することで、この問題を根本から解決できます。
「A4」1枚アンケートを社内に導入することで、販促活動を属人化から脱却させ、誰が担当になっても一定の成果を出せる組織へと変わることができます。
組織導入のメリット
・再現性の高い販促:勘と経験ではなく、お客様の声に基づいた販促が可能
・人材育成の加速:新人でもベテランと同じ視点で販促を考えられる
・チーム力の向上:共通の方法論で部署を超えた連携が生まれる
アンケートを取ることが目的ではありません。お客様の気持ちをしっかりと把握し、それを組織全体で共有するために、アンケートという手段・ツールを使って聞き取るのです。
今回のダンススクールの事例のように、お客様を層別に理解することで、どのお客様の層に合わせて今回メッセージを作っていこうかということが、担当者個人で1から考えなくてもできるようになります。
さらに、その言葉は実際に購入して喜んでくださっているお客様の声をもとにしているので、同じような悩みを抱えているような方、同じような欲求を持っている方に響きますし、その方が仮に購入してくださった場合、その期待に答えることができるのです。
社員研修で組織力を高めませんか?
私たち「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー協会では、このような「お客様の声を活かした販促の仕組み化」を社員研修として提供しています。
研修内容:
・「A4」1枚アンケートの導入方法
・アンケート結果の分析手法
・分析結果を販促物に活用する具体的手順
・社内でお客様の声を共有する仕組み作り
販促の属人化から抜け出し、組織として安定した成果を出したい企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。
▼YouTube動画で、本日の内容をさらに詳しく解説しています。
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この記事を書いた人

「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー 静岡支部の神南です。
経営者が現場の第一線で活躍しながら、自身がお店の広告塔として情報発信や広報に力を入れている 小さなお店を対象に集客や販促コンサルティングを行っています。
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