投稿日:2025.09.03

「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー 静岡支部の神南です。
経営者が現場の第一線で活躍しながら、自身がお店の広告塔として情報発信や広報に力を入れている 小さなお店を対象に集客や販促コンサルティングを行っています。
中でも、ライバルが多くても「あなたの商品だから買いたい!」と何度も喜んで買ってくれる店主のファンを増やすSNS・チラシを活用した販促を得意としています。
「アンケートを導入したけれど、現場が忙しくて思ったように集まらない…」
ありがたいことに、最近多くの企業様やお店の経営者の方から「A4」1枚アンケートを始めてみたという報告をいただくことが多くなりました。
ところが、いざ始めてみると現場が忙しくて思ったようにアンケートを取れない、集まらないといった声も聞くようになったのです。
そこで今回は、忙しい現場でもアンケートを継続的に集められる仕組みづくりについて、3つのステップでお話しします。
▼今回の内容をYouTube動画でも詳しく解説しています。
現場でアンケートが集まらない理由とは?
多くの企業やお店で「A4」1枚アンケートの導入を検討される際、経営者の方は非常に意欲的です。しかし、実際に現場で実施しようとすると、以下のような課題が浮き彫りになります。
よくある課題
・現場スタッフがお客様への声かけに慣れていない
・接客の合間にアンケートをお願いするタイミングが分からない
・お客様にどのように説明すれば快く書いてもらえるか不安
・導入を決めた経営者と実際に対応するスタッフとの温度差
一斉にスタートしようとすると、こうした課題でつまずいてしまい、結果的にアンケートが集まらない状況に陥ってしまうのです。
解決への3つのステップ
この問題を解決するために、私は以下の3つのステップを推奨しています。
STEP1:突破口は「得意な人」か「代行」で開く
STEP2:成功体験を社内に広げる
STEP3:仕組み化して属人化を防ぐ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
STEP1:突破口は「得意な人」か「代行」で開く
最初の突破口として、2つの選択肢があります。
選択肢1:得意な方からスタートする
アンケートをお客様にお声がけしてお願いするのが得意なスタッフから始めてもらう方法です。
全員が一斉に始めるのではなく、まずは得意なスタッフの成功体験を作ることに集中します。
選択肢2:専門アドバイザーに代行を依頼する
「A4」1枚アンケートを熟知しているアドバイザーに外注して、まずはアドバイザーにアンケートを取ってもらう方法です。
どちらの方法でも、重要なのは「お客様が心よく喜んで書いてくれる状況」を先に作ることです。この小さな成功体験が、現場全体のモチベーション向上につながります。
STEP2:成功体験を社内に広げる
ここで重要なのは、ただアンケートが集まっただけで終わらせないことです。
「それはその人だからできたんじゃないの」という反応で終わってしまっては、他のスタッフのモチベーションは上がりません。
成功体験を共有するために必要なこと
- 集めたアンケートを分析する
- 分析結果から新しい販促展開を実施する
- その成果を全員で共有する
お客様の声から何か販促をした結果が形として現れてくると、「あ、これはやった方がいいよね」というモチベーションが高まってきます。
実際の成功事例:飲食店での劇的な変化
先日、ある飲食店さんでの事例をご紹介します。
私が、「A4」1枚アンケートの研修講師を担当させていただいたのですが、社長さんもスタッフさんも当初はモチベーション高く取り組む予定でした。しかし、いざ現場でやろうとすると忙しくて新たなオペレーションを組み込むのが困難でした。
そこで、当協会のアドバイザーである金子あやさん(飲食店が得意な集客コンサルタント)が現場に入り、制服を着てスタッフの代わりにお客様にアンケートを担当しました。

結果として、1日で何十枚ものアンケートを収集。
さらに重要なのは、そこで終わらせなかったことです。
アンケートを分析して、今までなかった新しい商品を開発。その商品が実際に売れ始めたことで、社長のモチベーションは飛躍的に高まり、その波動がスタッフにも伝わりました。
結果的に、今度は自分たちだけでアンケートを取ることができるようになったのです。
STEP3:仕組み化して属人化を防ぐ
成功体験が共有できたら、今度は誰がやっても同じ結果が出せる仕組みを作る段階に入ります。
仕組み化すべき要素
基本的な流れ
・声かけのタイミング
・アンケート用紙と筆記用具の準備方法
・回収方法(投函ボックス、手渡しなど)
お店に合わせたオプション
・次回使えるクーポンの配布(業種によって)
・紙ではなく口頭でのヒアリング方法
・お客様が記入しやすい環境づくり
重要なのは、Aさんだけができて、Bさん、Cさん、Dさんはできないという状態にならないことです。
中小企業では人的リソースが限られているため、特定の人に依存してしまうと、その方がいなくなったときに全てが止まってしまいます。
なぜ継続的にアンケートを集める必要があるのか?
「チラシを作るときだけアンケートを取ればいいのでは?」という質問をよくいただきますが、私たちは常にお客様の声を聞き続ける体制をお勧めしています。
継続が必要な理由
季節要因による変化
季節によってお客様の層がガラリと変わったり、売上が大きく変動することがあります。
外部環境の変化
近隣への同業他社の出店など、外部環境の変化によってお客様の流れが変わることがあります。
時代の流れによる価値観の変化
お客様がお店や商品を選ぶ理由は、時代とともに変化します。
ある一定期間だけのお客様の声に頼っていては、これらの変化に対応できません。常に最新のお客様の声を把握できる体制こそが、持続的な成長につながるのです。
まとめ:忙しい現場を「自然に回る仕組み」に変える
今回ご紹介した3つのステップは、忙しい現場の現実的な課題を解決しながら、「A4」1枚アンケートを定着させるための実践的な方法です。
STEP1で小さな成功を作り、STEP2でその価値を全員で実感し、STEP3で継続的な仕組みを構築する。
この流れを通じて、「忙しくてアンケートが集まらない」という状態から「自然に回る仕組み」へと変化させることができます。
大切なのは、一度に全てを完璧にしようとせず、段階的に現場の理解と協力を得ながら進めることです。
あなたのお店や会社でも、ぜひこの3つのステップを参考に、現場に根ざしたアンケート収集の仕組みづくりに取り組んでみてください。
▼YouTube動画で、本日の内容をさらに詳しく解説しています。
私たち「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー協会では、アンケートの設計から代行まで承っております。現場での導入にお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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この記事を書いた人

「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー 静岡支部の神南です。
経営者が現場の第一線で活躍しながら、自身がお店の広告塔として情報発信や広報に力を入れている 小さなお店を対象に集客や販促コンサルティングを行っています。
中でも、ライバルが多くても「あなたの商品だから買いたい!」と何度も喜んで買ってくれる店主のファンを増やすSNS・チラシを活用した販促を得意としています。