投稿日:2025.11.16

「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー福井県支部の佐々木渉と申します。「どーだと胸を張って一歩前へ進む会社づくり」のサポートをしています。
貴方の会社はこんな課題に直面していませんか?
・売り上げが社長の営業力に依存している
・自分以外の社員が商談を決められない
・ナンバー2が育たず社長が第一線を離れられない
・会社の成長が頭打ちになっている
・自社商品、サービスの本当の価値がよくわからない
・自分の売りたいお客様ってどんな人なんだろう?営業の仕方がわからない…
そういったことを解決するサポートをしています。
今日は最近よく感じているちょっとしたモヤモヤ…いえ、大切な気づきを、ゆるっとお話ししたいと思います。
当社に最近多いご相談は「求人動画を作ってほしい!」なんです。
近年求人に動画を活用する企業は増えてきましたね。私が見ていて特に多いなと感じるのは先輩社員のインタビュー動画です。みなさんも目にする機会はあるのではないでしょうか?
ただ、求人動画を数多く手がけてきた私が専門家の目で見ると、これって本当に効果が出ているのかな?と思うような動画が多いのも事実です。もちろん中にはこれはよく考えて作られているな、きっと欲しい人材がとれたんだろうなと思うような動画もあります。
多くの場合、誰でもいいから人が欲しい!とあまり深く考えずに動画制作会社の言いなりになって作っているのでしょう。制作会社もなんとなく今流行のテイストで作っておけば依頼主からはかっこいいのができた!と喜ばれるし速くできるしでそうしているのでしょう。
でも、私は断言します。「誰でもいいから人が欲しい!」はとても危険!会社を壊します!
なぜ「誰でもいい採用」が会社を壊すのか
人手不足の今、多くの経営者から「とにかく人が足りない」「誰でもいいから採用したい」という声を聞きます。しかし、この考え方こそが、実は会社の成長を止め、既存のお客様を失う最大の原因になっているのです。
実際に多くの企業で起きているのは、「誰でもいい」と採用した人材が企業風土になじめなかったり、企業理念に合わないとして1年以内に離職するケースがおこっています。さらに深刻なのは、そういった人材の影響で、もともといた優秀な社員まで辞めてしまうという二次被害が発生していることです。
採用失敗の本当のコスト〜見えない損失は1,000万円を超える〜
直接的な金銭的損失
まず、数字で考えてみましょう。新人1人に対して、給与と会社負担の社会保険料などの厚生費を含めて月30万円かかるとします。年間では最低でも360万円の経費です。
もしその人が1年で辞めたら、この360万円は完全に無駄になります。さらに、年間3人を「誰でもいい」基準で採用し、3人とも1年以内に辞めたとしたら、1,080万円もの損失です。これは中小企業にとって致命的な金額ではないでしょうか。
見えない損失はもっと大きい
しかし、本当の損失はこれだけではありません。
- 採用にかかった時間と労力:求人広告費、面接時間、採用担当者の人件費
- 教育コスト:研修期間中の指導者の時間、教材費、機会損失
- 既存社員への悪影響:モチベーション低下による生産性の低下
- お客様への影響:サービス品質低下による顧客離れ
これらを合わせると、実際の損失は直接コストの3〜5倍になることも珍しくありません。
実際に起きている「採用失敗の連鎖」
ケース1:優秀な社員の退職連鎖
ある製造業の会社では、人手不足を理由に採用基準を下げた結果、半年で以下のような事態が発生しました。
- 新人3名採用 → 全員が企業理念を理解せず、ルールを守らない
- ベテラン社員がフォローに疲弊 → 優秀な中堅社員2名が退職
- 残った社員の負担増 → さらに3名が退職を検討
結果として、3名を採用したことで、5名の優秀な人材を失うという最悪の事態になりました。
ケース2:社内風土の崩壊
ある小売店では、「誰でもいいから」と採用した結果、以下のような問題が発生しました。
- 遅刻や欠勤が増加
- お客様への対応が雑になる
- 3ヶ月で店の雰囲気が完全に変わり、常連客が離れる
「A4」1枚アンケートで見つける「理想の人材を採用する方法」
なぜ「A4」1枚アンケートが採用に効果的なのか
ここで重要なのは、この状況を解決するために、「A4」1枚アンケートを活用して「採用したい人物が本当に響くもの」を見つけ出すことです。多くの企業が採用で失敗する理由は、求職者の本音を理解せず、会社側の都合だけで採用活動をしているからです。
既存の優秀社員から「採用の成功法則」を導き出す
まず着手すべきは、会社が理想とする今いる社員、特に近年入社して活躍している社員に「A4」1枚アンケートを実施することです。なぜ近年入社した社員が重要かというと、求職活動時の記憶が新鮮だからです。
最低でも以下の5つの質問をしてみましょう。
質問1:「会社に入る前にどんな悩みがありましたか?」
例えば、こんな回答が返ってきます。
- 「前職では成長実感がなかった」
- 「自分の意見が通らない環境だった」
- 「お客様の顔が見えない仕事だった」
質問2:「どんな基準で会社を探していましたか?」
- 「社員を大切にする会社かどうか」
- 「成長できる環境があるか」
- 「理念に共感できるか」
質問3「当社を知ってすぐに求人に応募しましたか?すぐではない場合それはなぜでしたか?」
- 「他社を見てから応募しようと思ったのですぐではなかった」
- 「すぐに応募しました」
- 「ホームページにいいことばかり書かれていて本当かどうか疑問に思ったので、もうちょっと調べてからにしようと思った」
質問4:「何社かで比較した際、何が決め手でこの会社に入社しましたか?」
- 「社長の人柄と熱意」
- 「面接での社員の雰囲気」
- 「具体的なキャリアパスの提示」
質問5:「会社に入ってみて実際どこが良かったですか?」
- 「思った以上に裁量権があった」
- 「チーム全体でサポートしてくれる文化」
- 「お客様から直接感謝される機会が多い」
これは入社後のギャップを防ぎ、定着率を高める重要な情報です。
アンケート結果を採用動画に落とし込む
アンケートで出てきた回答を分析し動画の構成に活用することで、社長が採用したい人物を採用できる確率が飛躍的に高まる投資効果の高い動画が出来上がります。
なぜならば、きっとこうだろうという人事部や社長の思惑でできた動画ではないからです。そしてその動画を活用して採用した社員にもアンケートを実施してさらに高い精度の動画を作っていく。そうすることで会社はどんどん強くなっていくということです。
まとめ:採用成功の鍵は「今いる優秀社員の声」にある
「誰でもいいから人が欲しい」という採用は、年間1,000万円以上の損失を生み、会社の未来を奪います。
しかし、A4 1枚アンケートを使って、既存の優秀社員(特に近年入社した社員)の本音を聞き出すことで、採用成功の法則が見えてきます。彼らがなぜこの会社を選んだのか、何に悩んでいたのか、何が決め手だったのか。これらの情報こそが、次の優秀な人材を採用するための最強の武器になるのです。
人材不足の今だからこそ、「量より質」の採用戦略が必要です。A4 1枚アンケートを活用して、本当に必要な人材だけを確実に採用し、定着させる。それが、持続的な成長を実現する唯一の道です。
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