投稿日:2025.12.05


「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー東京支部の比嘉と申します。
普段はホームページ制作やシステム制作などを行ってます。
中でも、WordPressを使ったホームページ構築や、販促のシステム構築などを得意としており、当「A4」1枚販促アンケート広告作成アドバイザー協会の方でも「販促アンケートPOP自動作成システム」や「オンライン広告原稿作成システム」なども制作させて頂いてます。
はじめに
本シリーズでは、「A4」1枚アンケート(Q1〜Q5)をもとに、自然で共感のある販促ストーリーをSNSへ落とし込む方法をご紹介してきました。
に続き、今回は 【TikTok編】 です。
TikTokは、短い縦型動画を高速でスクロールしながら視聴するプラットフォームです。
特に、最初の数秒で「続きが見たい」と思ってもらえるかどうか がとても大事だと一般的に言われています。
一方で、テンポだけを意識しすぎると、
- ・何を伝えたい動画なのか分からない
- ・結局「良さ」が伝わらない
という状態にもなりがちです。
そこで役立つのが、「A4」1枚アンケートのQ1〜Q5が持つ
- ・悩み
- ・出会い
- ・迷い
- ・決め手
- ・実感(変化)
という、時系列のストーリー構造です。
この記事では、
- ・「A4」1枚アンケートのQ1〜Q5を、TikTokの15秒/30秒動画の構成に写し替える考え方
- ・そのまま使える ChatGPT 用プロンプト
- ・実際の出力例(物販とサービス業の2事例)
- ・実務で運用する際の注意点
をまとめていきます。
「A4」1枚アンケートとTikTokはなぜ相性が良いのか?
まず前提として、「A4」1枚アンケートは次のような5つの質問で構成されています。
- Q1:商品を買う前に、どんなことで悩んでいましたか?
- Q2:何で、この商品を知りましたか?
- Q3:すぐに購入しましたか? もし購入しなかったとしたら、どんな不安がありましたか?
- Q4:いろいろある中で、何が決め手になりましたか?
- Q5:実際に使ってみていかがですか?
この5問は、そのまま
悩み → 出会い → 迷い → 決め手 → 実感(ビフォー→アフター)
という「お客様の購買ストーリー」になっています。
一方、TikTok側の考え方としては、一般的に
- ・最初の数秒でフック(共感・驚き・疑問など)を置く
- ・中盤で「何が起きたか・何をしたか」を見せる
- ・最後に「どう変わったか」「何をしてほしいか(CTA)」を伝える
という ショートストーリー構造 が効果的だとされています。
- Q1:購入前の悩み
→ 冒頭数秒のフック(共感ワード・問題提起)
- Q2:何で知ったか
→ 「どこで出会ったか」のシーン
- Q3:迷い・不安
→ 中盤の「葛藤・検討」のパート
- Q4:決め手
→ 転換点(買う/申し込むと決めた理由)
- Q5:実感・変化
→ ラストのビフォー→アフター+一言の感想(+CTA)
「ゼロからストーリーを考える」のではなく、すでに集めたアンケートから「抜き出して並べる」だけでストーリー動画が作れる のが、大きなメリットです。
「A4」1枚アンケート → TikTok動画構成マッピング表
下記は、「A4」1枚アンケートの各設問を、TikTok動画のどのパートでどう使うかを整理したマッピングです。
● Q1:購入前の悩み
- 心理ステップ:共感・問題提起
- TikTokでの役割:冒頭のフック(スクロールを止める一言)
- 秒数の目安(15秒/30秒):0〜3秒
- 画面上の主な要素の例:
- 悩みをひと言で載せたテロップ
- 困っている様子・現状を象徴するカット(例:売り場で迷っている、宿題が進まない など)
● Q2:何で知ったか
- 心理ステップ:出会い・きっかけ
- TikTokでの役割:ストーリーの文脈づけ
- 秒数の目安:3〜6秒前後
- 画面上の主な要素の例:
- SNS画面(Instagram/TikTok/X)
- チラシや看板、口コミなど「見つけた瞬間」のイメージ
● Q3:購入までの流れ・迷い
- 心理ステップ:比較・ためらい
- TikTokでの役割:中盤の葛藤パート(30秒版で厚く描く部分)
- 秒数の目安:6〜15秒前後(※15秒版では省略・圧縮してもOK)
- 画面上の主な要素の例:
- 価格を見て考えている様子
- お気に入りに入れる/一度離脱する など「迷っている動き」
● Q4:決め手
- 心理ステップ:転換点・納得
- TikTokでの役割:「買う/申し込む」と決めた瞬間を見せる
- 秒数の目安:10〜20秒前後
- 画面上の主な要素の例:
- 決め手となったポイントのテロップ
- 商品アップ/教室や店舗の雰囲気カット
● Q5:実際の感想・変化
- 心理ステップ:実感・ビフォー→アフター
- TikTokでの役割:ラストの変化シーン+軽いCTA
- 秒数の目安:12〜15秒/20〜30秒
- 画面上の主な要素の例:
- 実際に使っている様子・日常の変化
- 画面下に小さく「詳しくはプロフィールへ」「オンラインショップはプロフィールから」などの誘導テロップ
TikTok動画の基本構成テンプレ(15秒/30秒)
TikTokは、特に 最初の数秒 で視聴を続けるかどうかが決まりやすいと言われています。
一方で、「A4」1枚アンケートはもともとストーリー構造を持っているので、秒数ごとに割り当ててあげるだけで、ある程度型ができます。
ここでは、実務で使いやすいように
- ・15秒ショート構成
- ・30秒ストーリー構成
の2パターンに分けてテンプレ化しておきます。
15秒ショート構成(Q1→Q4→Q5メイン)
まずは撮影・編集のハードルが低く、量産しやすい「15秒版」です。
「お悩み → 決め手 → 変化」という3ブロックに絞るイメージです。
秒数イメージ
- ・0〜2秒:フック(Q1の一文)
- ・2〜7秒:悩みの具体(Q1の補足+必要に応じてQ2)
- ・7〜11秒:決め手(Q4)
- ・11〜15秒:実感+軽いCTA(Q5+「詳しくはプロフィールへ」など)
向いているケース
- ・本数を増やしたいとき
- ・Q3に迷いがあまり書かれていないアンケート
- ・モノ系(EC商品など)の「一言レビュー」をテンポよく見せたいとき
30秒ストーリー構成(Q1〜Q5フル活用)
次に、「しっかりストーリーを語りたい」「サービスの背景も伝えたい」というときの 30秒版 です。
Q1〜Q5をフルに使い、小さなドキュメンタリーのように構成します。
秒数イメージ
- ・0〜3秒:タイトル/悩み(Q1の核)
- ・3〜8秒:状況・背景(Q1の詳細)
- ・8〜13秒:出会い(Q2)
- ・13〜18秒:迷い(Q3)
- ・18〜23秒:決め手(Q4)
- ・23〜30秒:実感+CTA(Q5)
向いているケース
- ・サービス業(学習塾・教室・サロンなど)でビフォー→アフターを丁寧に伝えたいとき
- ・Q3に「迷い」「不安」がしっかり書かれているアンケート
- ・TikTok広告クリエイティブとしても流用したい場合
Q3(迷いパート)を入れるかどうかの判断基準
すべてのアンケートに「強い迷い」が書かれているとは限りません。
そのため、Q3の扱いはあらかじめ分岐ルールを持っておくと便利です。
- Q3に「価格で迷った」「本当に効果があるか不安だった」など、
具体的な迷い・比較が書かれている場合
→ 30秒版で「迷いパート」を1ブロック作る - Q3が「すぐ買いました」「体験後すぐ入会しました」のように、
迷いがほとんどない場合
→ 15秒版でテンポよくまとめる(Q1→Q2→Q4→Q5)
「迷い」の情報量が多いアンケートほど30秒版が活き、迷いが薄いアンケートは、テンポの良い15秒版のほうが視聴維持率も上がりやすいと思われます。
「A4」1枚アンケートQ1〜Q5をTikTok要素に写し替える
ここからは、実際のアンケートを使って、
- ・どのQを
- ・どの秒数で
- ・どんなテロップ・シーンにするか
を具体的に見ていきます。
物販ECの場合:30秒版で「迷い」をしっかり描く
(事例:ハンドメイドアクセサリー)
使用するアンケート
- Q1:市販のアクセサリーはどれも似たようなデザインで、気に入ったものが見つからず困っていました。
- Q2:Instagramの投稿で。
- Q3:すぐには買いませんでした。少し高めだったので、一度お気に入りに入れてしばらく悩みました。
- Q4:他では見ない一点モノ感と、作者さんの丁寧な説明に惹かれたからです。
- Q5:想像以上に細部まで丁寧で、着けていると「それどこの?」ってよく聞かれます。自分だけのお気に入りが見つかって嬉しいです。
Q3に「値段で悩んだ」「お気に入りに入れてしばらく考えた」というドラマがあるので、
30秒かけてしっかり見せる構成にします。
Q1〜Q5 → 秒数&要素の写し替え例
【0〜3秒|Q1:悩み(フック)】
- 役割:視聴を止める共感フレーズ
- テロップ例:「どのアクセも同じに見えて、モヤモヤしてました。」
- 映像イメージ:市販のアクセ売り場/スマホでアクセ一覧をスクロールしている手元
【3〜8秒|Q1:悩みの詳細】
- 役割:悩みの背景をもう一歩踏み込んで見せる
- テロップ例:「妥協で選ぶしかないのかなと、諦めかけていて。」
- 映像イメージ:いくつかアクセを手に取っては戻す/少しため息をつくようなカット
【8〜13秒|Q2:知ったきっかけ】
- 役割:出会いのシーンを見せてストーリー感を出す
- テロップ例:「そんな時、Instagramの投稿でこのアクセを見つけました。」
- 映像イメージ:Instagramフィードを開いて、該当の投稿をタップする手元
【13〜18秒|Q3:購入までの迷い】
- 役割:視聴者の「自分も悩むポイント」と重ねてもらう
- テロップ例:「少し高めで、お気に入りに入れたまましばらく悩んで…」
- 映像イメージ:商品ページをじっと見つめる/お気に入りボタンを押すアップ
【18〜23秒|Q4:決め手】
- 役割:「それでも買う」と決めた理由をはっきり見せる
- テロップ例:「他にはない“一点モノ感”と丁寧な説明が、背中を押してくれました。」
- 映像イメージ:アクセのディテールをアップで撮影/説明文をスクロールする手元
【23〜30秒|Q5:感想・変化+CTA】
- 役割:ビフォー→アフターと、軽い行動喚起
- テロップ例:「『それどこの?』と聞かれる、私だけのお気に入り。」
- 映像イメージ:アクセを実際に身につけた手元・耳元/友人と話している日常のカット
(画面下に小さく「詳しくはプロフィールへ」「オンラインショップはプロフィールから」など)
ポイントは、Q3の「しばらく悩んだ」をちゃんと“間”として使うことです。
視聴者の「高いけど欲しいときの気持ち」と重なるので、共感が生まれやすくなります。
サービス業の場合:15秒版でテンポよく「不安→安心→変化」
(事例:個別指導塾)
使用するアンケート
- Q1:子どもが学校の授業についていけてないようで、勉強が嫌いになってしまうのではと心配していました。
- Q2:近所の掲示板でチラシを見て。
- Q3:体験授業を受けてすぐ入会しました。
- Q4:子どもが「先生が分かりやすいし楽しかった」と笑顔で話してくれたこと。
- Q5:今では「勉強楽しい」と自分から机に向かうように。親としても驚いています。
Q3には具体的な「迷い」の描写がないため、
15秒でテンポ良くまとめる構成にします。
Q1〜Q5 → 秒数&要素の写し替え例
【0〜2秒|Q1:悩み(フック)】
- 役割:保護者の不安を一言で切り取って視聴を止める
- テロップ例:「授業についていけない我が子を見て、不安でした。」
- 映像イメージ:宿題に向かってため息をつく子ども/ノートの前で手が止まるカット
【2〜7秒|Q1補足+Q2:背景と出会い】
- 役割:状況説明と「どこで知ったか」をまとめて見せる
- テロップ例:「どうしたらいいか分からない中で、近所の掲示板のチラシを見つけて…」
- 映像イメージ:心配そうな親の後ろ姿 → 掲示板のチラシに目を留める瞬間
【7〜11秒|Q3+Q4:体験と決め手】
- 役割:不安から安心に変わる転換点
- テロップ例:「体験後の『先生が分かりやすいし楽しかった』の一言で入会を決めました。」
- 映像イメージ:教室で先生と子どもが笑顔で授業をしている/先生と楽しそうに話す子ども
【11〜15秒|Q5:変化+CTA】
- 役割:前向きな変化と、軽い行動喚起
- テロップ例:「今では『勉強楽しい』と、自分から机に向かうように。」
- 映像イメージ:自宅で机に向かって勉強する子ども/ノートを開いている様子
(画面下に「体験授業受付中」「詳しくはプロフィールへ」などの一文)
サービス業では、
- 不安を長く引っ張りすぎず
- 「不安 → 体験 → 安心 → 前向きな変化」
という流れをテンポよく見せることで、
視聴者に「自分ごと」としてイメージしてもらいやすくなります。
「A4」1枚アンケートのTikTok活用3パターン
撮影方法は、必ずしも「顔出しでしゃべる」だけではありません。
ここでは、現場で回しやすい3つの型に整理します。
顔出しなし・テロップ中心の「手元/商品」動画
特徴
- ・撮影ハードルが低く、一番量産しやすい
- ・顔出ししなくてもOK
- ・ほぼどんな業種でも使える
構成イメージ
- ・Bロール(背景映像)
- ・商品を回転させている
- ・店内や教室の雰囲気
- ・作業風景(製造・梱包・調理など)
- ・テロップ
- ・Q1〜Q5の要点を、秒数割りに沿って載せる
- ・ナレーション(余裕があれば)
- ・アンケート本文を読み上げる
物販ECやBtoBサービスの事例紹介など、まずはこの型から始めると取り組みやすいです。
お客様インタビュー風動画(かんたんUGC)
特徴
- ・信頼感やリアルさが一気に出る
- ・「実際の利用者の声」をそのまま届けられる
- ・撮影の手間はかかるが、一本あたりの説得力が高い
作り方の流れ
- アンケートで好意的な回答をくれたお客様に、
「その内容を30秒ほど動画でお話しいただけませんか?」とお願いする。 - 質問はA4のQ1〜Q5をベースに、そのまま聞く。
- 撮影した動画にテロップを載せ、音無しでも意味が伝わるようにしておく。
注意点
- ・顔出し・名前の出し方(フルネーム/イニシャルなど)は事前に確認
- ・必要に応じて、同意文や同意欄を用意しておく
学習塾・教室・サロン・ジムなど、サービス業と相性がよいパターンです。
写真スライド+読み上げ動画
特徴
- ・「動画は少ないけれど、写真はたくさんある」という場合に便利
- ・Canvaなどのツールで「写真スライド+テロップ+BGM」をまとめて作れる
- ・既存のWebサイトやパンフレットの写真を再利用しやすい
構成イメージ
- ・スライド1枚目:Q1の悩み(テキスト+イメージ写真)
- ・スライド2枚目:Q2〜Q3(出会い+流れ)
- ・スライド3枚目:Q4(決め手)
- ・スライド4枚目:Q5(変化+CTA)
BGM+ナレーション(またはテロップのみ)で、
音ありでも音なしでも意味が伝わる構成 を意識します。
ChatGPTに依頼するプロンプト例(TikTok台本用)
ここからは、実際にChatGPTへどう指示を出せば、
TikTok用の台本・テロップ案まで自動で出してもらえるかを整理します。
プロンプト設計の考え方
- ・役割をはっきり指定する
→ 「TikTokの縦型ショート動画の台本作成に詳しいSNS運用のプロ」として振る - ・インプットは 「A4」1枚アンケートのQ1〜Q5だけ
- ・アウトプットは最低でも次の4点
- 秒数ごとの構成(タイムライン)
- そのシーンで映す映像のイメージ
- テロップ文
- キャプション+ハッシュタグ案
さらに、
- ・アンケートに書かれていない事実を勝手に付け足さない
- ・効果や成果を盛りすぎない
というルールを明示しておくと、安全に使えます。
15秒動画用プロンプト(Q1→Q4→Q5型)
アンケートのQ1・Q4・Q5を中心に、15秒動画の台本を作るプロンプト例です。
あなたは「TikTokの縦型ショート動画の台本作成」に詳しいSNS運用のプロです。
これから「A4」1枚アンケートの回答(Q1〜Q5)をお渡しします。
この回答内容だけを使って、15秒のTikTok動画台本を作成してください。
【動画の目的】
・アンケート回答者のリアルな体験ストーリーを、短い動画で伝える
・同じ悩みを持つ視聴者に共感してもらい、「詳しくはプロフィールへ」と行動を促す
【構成テンプレ(15秒)】
・0〜2秒:フック(Q1の要約/悩みをひと言で)
・2〜7秒:悩みの具体(Q1の補足、必要に応じてQ2をひと言)
・7〜11秒:決め手(Q4)
・11〜15秒:実感+軽いCTA(Q5+「詳しくはプロフィールへ」など)
【出力フォーマット】
1. タイムライン:秒数ごとに「シーン内容/映像イメージ/テロップ文/ナレーション文」を表形式で
2. キャプション案(投稿文):100〜150文字程度で1案
3. ハッシュタグ案:5〜10個
【トーン】
・一人称で、アンケート回答者本人が話しているような口調
・誇張しすぎず、落ち着いたテンション
・専門用語は使わず、中学生でも理解できる言葉で
【厳守事項】
・アンケート回答に書かれていない事実を勝手に作らないこと
・効果効能を誇大に表現しないこと
【アンケート回答】
Q1(購入前の悩み):◯◯◯◯
Q2(何で知ったか):◯◯◯◯
Q3(購入までの流れ):◯◯◯◯
Q4(決め手):◯◯◯◯
Q5(実際の感想):◯◯◯◯
30秒動画用プロンプト(Q1〜Q5フルストーリー型)
Q1〜Q5をすべて使って30秒前後の動画を作るプロンプト例です。
あなたは「TikTokのストーリー型ショート動画の台本作成」に詳しいSNS運用のプロです。
これから「A4」1枚アンケートの回答(Q1〜Q5)をお渡しします。
この回答内容だけを使って、30秒前後のTikTok動画台本を作成してください。
【動画の目的】
・視聴者に「自分ごと」として感じてもらえる体験ストーリー動画を作る
・視聴維持率を意識しつつ、最後まで見たくなる構成にする
【構成テンプレ(30秒前後)】
・0〜3秒:タイトル/悩み(Q1の要約)
・3〜8秒:状況・背景(Q1の詳細)
・8〜13秒:出会い(Q2)
・13〜18秒:迷い(Q3)
・18〜23秒:決め手(Q4)
・23〜30秒:実感+CTA(Q5+「詳しくはプロフィールへ」など)
【分岐ルール】
・もしQ3に具体的な迷いや不安が書かれていない場合は、
「迷いパート(13〜18秒)」を省略しても構いません。
その場合は、尺を全体的に調整して20秒前後に収めてください。
【出力フォーマット】
1. タイムライン:
・「何秒〜何秒/シーン内容/映像イメージ/テロップ文/ナレーション文」
を一覧で出力してください。
2. キャプション案(投稿文):
・150〜220文字程度で1案(ストーリーの要約+軽い導線)
3. ハッシュタグ案:
・5〜10個(業種名+悩み系+商品・サービスカテゴリ系)
【トーン】
・一人称(私/うちの子 など)で、アンケート回答者本人の目線
・感情の起伏は「悩み → 迷い → 安心 → 喜び」が伝わる程度に
・大げさすぎる表現や、煽り表現は使わない
【厳守事項】
・アンケート回答に書かれていない事実やエピソードを付け足さないこと
・効果や成果を、アンケート原文より大きく見せないこと
【アンケート回答】
Q1(購入前の悩み):◯◯◯◯
Q2(何で知ったか):◯◯◯◯
Q3(購入までの流れ):◯◯◯◯
Q4(決め手):◯◯◯◯
Q5(実際の感想):◯◯◯◯
ChatGPTでの出力結果(2事例)
ここからは、実際に
- ・「A4」1枚アンケートの回答(Q1〜Q5)
- ・上記プロンプト
を使ってChatGPTから出してもらった 具体的な出力例 を紹介します。
① 個別指導塾への入会(サービス業)
(15秒ショート動画構成)
使用アンケート回答
- Q1:子どもが学校の授業についていけてないようで、勉強が嫌いになってしまうのではと心配していました。
- Q2:近所の掲示板でチラシを見て。
- Q3:体験授業を受けてすぐ入会しました。
- Q4:子どもが「先生が分かりやすいし楽しかった」と笑顔で話してくれたこと。
- Q5:今では「勉強楽しい」と自分から机に向かうように。親としても驚いています。
Q3に「迷い」がほとんどないため、テンポ重視の15秒構成にしています。
出力1:15秒ショート動画のタイムライン
※本来、ChatGPTからは「時間/シーン内容/映像イメージ/テロップ/ナレーション」を表形式で出力させていますが、この記事ではスマホでも読みやすいように、箇条書き形式にして掲載しています。
【0〜2秒】
- シーン内容:悩みのフック
- 映像イメージ:宿題に向かってため息をつく子ども/ノートの前で手が止まっている様子
- 画面テロップ:「授業についていけない我が子を見て、不安でした。」
- ナレーション(例):「子どもが学校の授業についていけてないようで、勉強が嫌いになってしまうのではと心配していました。」
【2〜7秒】
- シーン内容:背景+出会い
- 映像イメージ:心配そうに様子を見る保護者 → 近所の掲示板のチラシに目を止めるカット
- 画面テロップ:「そんな時、近所の掲示板で個別指導のチラシを見つけて…」
- ナレーション(例):「そんな時に、近所の掲示板で個別指導の教室のチラシを見つけました。」
【7〜11秒】
- シーン内容:決め手
- 映像イメージ:教室で先生と子どもが1対1で話している様子/笑顔で授業を受けている
- 画面テロップ:「『先生が分かりやすいし楽しかった』その一言で入会を決めました。」
- ナレーション(例):「体験授業のあと、子どもが『先生が分かりやすいし楽しかった』と笑顔で話してくれて、その一言で入会を決めました。」
【11〜15秒】
- シーン内容:変化+CTA
- 映像イメージ:自宅で机に向かって勉強する子ども/ノートを開いているカット
- 画面テロップ:「今では『勉強楽しい』と、自分から机に向かうように。」
- ナレーション(例):「今では『勉強楽しい』と言って、自分から机に向かうようになりました。親としても、本当にうれしい変化です。」
(画面下に「詳しくはプロフィールへ」「体験授業受付中」などの一文)
出力2:キャプション(投稿文)
子どもが学校の授業についていけてないようで、
「このまま勉強が嫌いになったらどうしよう…」とずっと心配でした。
近所の掲示板で見つけた個別指導の教室で、体験授業をお願いしてみたら、
帰り道に「先生が分かりやすいし楽しかった」と笑顔で話してくれて、その一言で入会を決めました。
今では「勉強楽しい」と、自分から机に向かうように。
親としても、うれしい変化です。▶体験授業の詳細はプロフィールから
出力3:ハッシュタグ案
- #個別指導塾
- #お客様の声
- #勉強嫌い克服
- #体験授業
- #保護者の声
- #学習習慣づくり
- #「A4」1枚アンケート
② ハンドメイドアクセサリー購入者(個人EC)
(30秒ストーリー動画構成)
使用アンケート回答
- Q1:市販のアクセサリーはどれも似たようなデザインで、気に入ったものが見つからず困っていました。
- Q2:Instagramの投稿で。
- Q3:すぐには買いませんでした。少し高めだったので、一度お気に入りに入れてしばらく悩みました。
- Q4:他では見ない一点モノ感と、作者さんの丁寧な説明に惹かれたからです。
- Q5:想像以上に細部まで丁寧で、着けていると「それどこの?」ってよく聞かれます。自分だけのお気に入りが見つかって嬉しいです。
Q3にしっかりした迷いのプロセスがあるので、30秒かけて描く構成にしています。
出力1:30秒ストーリー動画のタイムライン
※本来、ChatGPTからは「時間/シーン内容/映像イメージ/テロップ/ナレーション」を表形式で出力させていますが、この記事ではスマホでも読みやすいように、箇条書き形式にして掲載しています。
【0〜3秒】
- シーン内容:悩みのフック
- 映像イメージ:市販のアクセ売り場/似たデザインのアクセが並ぶ棚
- 画面テロップ:「どのアクセも同じに見えて、モヤモヤしてました。」
- ナレーション(例):「市販のアクセサリーはどれも似たようなデザインで、気に入ったものが見つからず困っていました。」
【3〜8秒】
- シーン内容:背景・状況
- 映像イメージ:いくつかのアクセを手に取っては戻す手元/スマホで商品一覧をスクロール
- 画面テロップ:「妥協で選ぶしかないのかなと、諦めかけていて。」
- ナレーション(例):「どこを見てもなんとなく同じに感じてしまって、このまま妥協して選ぶしかないのかなと、少し諦めかけていました。」
【8〜13秒】
- シーン内容:出会い
- 映像イメージ:スマホ画面のInstagramフィード/投稿をタップする指
- 画面テロップ:「そんな時、Instagramの投稿でこのアクセを見つけました。」
- ナレーション(例):「そんな時、Instagramの投稿で、このアクセサリーを見つけました。」
【13〜18秒】
- シーン内容:迷い
- 映像イメージ:商品ページをじっと見つめる/「お気に入り」マークをタップする様子
- 画面テロップ:「少し高めで、お気に入りに入れたまましばらく悩んで…」
- ナレーション(例):「すぐには買いませんでした。少し高めだったので、一度お気に入りに入れて、しばらく悩んでいました。」
【18〜23秒】
- シーン内容:決め手
- 映像イメージ:アクセのディテールをアップで撮影/説明文をスクロールする手元
- 画面テロップ:「他にはない“一点モノ感”と丁寧な説明が、背中を押してくれました。」
- ナレーション(例):「それでも、他では見ない一点モノ感と、作者さんの丁寧な説明に惹かれて、『やっぱり欲しい』という気持ちが強くなっていきました。」
【23〜30秒】
- シーン内容:実感+CTA
- 映像イメージ:アクセを身につけた手元・耳元/友人と話す日常カット
- 画面テロップ:「『それどこの?』と聞かれる、私だけのお気に入り。」
- ナレーション(例):「届いてみると想像以上に細部まで丁寧で、着けていると『それどこの?』ってよく聞かれます。やっと、自分だけのお気に入りが見つかって、本当にうれしいです。」
(画面下に「オンラインショップはプロフィールから」など)
出力2:キャプション(投稿文)
市販のアクセサリーはどれも似たようなデザインで、
「これだ!」と思えるものが見つからず、ずっとモヤモヤしていました。
そんな時にInstagramの投稿で出会ったのが、このアクセ。
少し高めで、お気に入りに入れたまましばらく悩みましたが、
他では見ない一点モノ感と、作者さんの丁寧な説明に背中を押されて、思い切って購入しました。
届いてみると想像以上に細部まで丁寧で、着けていると「それどこの?」ってよく聞かれます。
やっと見つけた「自分だけのお気に入り」です。▶オンラインショップはプロフィールのリンクから
出力3:ハッシュタグ案
- #ハンドメイドアクセサリー
- #一点物アクセ
- #お客様の声
- #ハンドメイド作家
- #大人かわいい
- #自分へのご褒美
- #「A4」1枚アンケート
実務で運用する際のポイント
ここまでで、
- ・「A4」1枚アンケート → TikTok構成
- ・プロンプト
- ・出力例
まで一通りそろいました。
最後に、実務でつまずきやすいポイントを整理します。
1枚のアンケートから「複数の動画」を作る
1枚のアンケートからでも、切り取り方を変えれば何本も動画ネタが作れます。
例:アクセサリーのアンケートなら、
- 15秒ショート版(Q1→Q4→Q5)
- 30秒ストーリー版(Q1〜Q5フル)
- Q5だけを使った「お客様の一言」シリーズ
など、尺違い・切り口違いで派生させられます。
撮影・編集のハードルを下げる
- ・先にChatGPTで「台本・テロップ案」を作る
- ・それに合いそうな既存素材(商品動画・店内の様子など)を当てはめる
という流れにすると、
動画制作 → 台本づくり
ではなく
台本づくり → 動画制作
になるので、迷いが減ります。
BGMや素材の権利に注意する
- TikTok内の楽曲や、自分で権利を持つ素材を使う
- 他人の投稿から無断で動画や画像を切り取らない
- アンケートの文章も、自社で集めたものだけを使う
など、基本的なルールを押さえておくと安心です。
見るべき指標は「再生数」だけではない
- ・視聴維持率
- ・プロフィール遷移
- ・保存・お気に入り
などもあわせて見ることで、
「バズっていないけど、じわじわ効いている動画」も発見しやすくなります。
他SNSへの横展開で“使い回し”前提にする
TikTokで作った動画は、
- ・Instagramリール
- ・YouTubeショート
- ・Facebookリール
など、他の縦型ショートにも基本的に使い回せます。
動画自体は共通にして、キャプションとハッシュタグだけプラットフォームごとに微調整するイメージです。
まとめ
最後にポイントを整理します。
- ・「A4」1枚アンケートのQ1〜Q5は、そのままショート動画のミニドラマになる構造を持っている。
- ・Q3に迷いが少ないアンケートは 15秒ショート構成、迷いが濃いアンケートは 30秒ストーリー構成 にすると自然。
- ・ChatGPTにプロンプトを渡せば、台本・テロップ・キャプション・ハッシュタグまで一気に「たたき台」を作成できる。
- ・あとは現場で「言い回しの微調整」と「映像当てはめ」に集中できる。
まずは、手元の「A4」1枚アンケートから 1件だけ 選んで、
- 15秒版 or 30秒版のプロンプトにQ1〜Q5を貼る
- 台本・テロップ案を1本分作る
- 合いそうな映像を当てはめて、1本投稿してみる
という流れを、一度試してみてください。
すでに他SNS編と合わせて、
1枚のアンケート → マルチチャネルでの販促ストーリー展開
ができる状態になっているので、
今回の【TikTok編】を組み合わせることで、
「テキスト+画像+動画」の三段構成で、お客様の声を活かしていけるはずです。
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振本 一
比嘉 正敏
金子 綾
神南 臣之輔
小宮 康義
桑原 聖志
大見 和志
大澤 正
佐々木 こづえ
寺戸 守
豊平 尚哉
佐々木 渉
山田 修史 










