「A4」1枚販促アンケート広告作成アドバイザー協会

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素煎りミックスナッツDX から学ぶ「売れる商品」の秘密

投稿日:2025.12.14

新潟で「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーとして活動している桑原と申します 。私は主に従業員30名以内・店舗経営者を対象に販促・営業の課題は見えているものの経費・スキル・時間の関係で対策が出来ていないというジレンマを抱えて方を対象に現地での営業、必要な施策・コンテ ンツの作成実行を代行し販促営業をサポートを提供しています。特に新規顧客開拓の課題や見込み客との関係強化・維持施策に課題を持たれている方はご相談ください。

この商品を見かけた事ありますか…?

年間売上が10億円を超えているドン・キホーテの人気商品「素煎りミックスナッツDX」。

引用:https://www.donki.com/j-kakaku/product/detail.php?item=3211

 
アーモンド・カシューナッツ・くるみの3種が「黄金の究極比率」で配合されているのが特徴の一つですが、仕事柄気になるのが商品名。長くてインパクトがあって興味をそそりますよね。どうやって考えるんだ?と不思議ですが、実は素煎りミックスナッツDXなどのプライベートブランド(PB)「情熱価格」の商品開発では、ある独自のフレームワークが活用されている事をご存知でしょうか?

そこで、このフレームワークと「A4」1枚アンケートの共通点を解説し、あなたのビジネスでも活用できる「反応率を高めるコピー作成のアイデア」をお伝えしたいと思います。

この記事を読んでもらうと『「A4」1枚アンケートってスゲーな!』と感じてもらえたら嬉しいです。
 

ドンキが実践する「What3カ条」と「How3カ条」

そのフレームワークは計6ヶ条で構成されています。

 
補足するとこんな感じです。

  • What3カ条:商品の「何を」提供するか(商品自体の売りを明確化)
  • How3カ条:「どのように」顧客に伝えるか(セールスポイントの表現方法)

もう少し深堀りして行きましょう。
 

What3カ条(商品企画の3つの基準)とは

 

1. ターゲットを設定できているか

しっかりとターゲット層を見定められているか。ドンキでは「みんなの75点より誰かの120点」という考え方を大切にしています。

これは、万人受けを狙うのではなく、特定の顧客層に深く刺さる商品を目指すということ。例えば、素煎りミックスナッツDXなら「ナッツを愛しすぎた」健康志向の方々がターゲットです。

 

2. 顧客のメリットに還元されているか

顧客にとって具体的なメリットがあるか。価格、品質、機能などで顧客価値を提供できているかが問われます。

素煎りミックスナッツDXの場合、「食塩・油を使わない」「黄金の究極比率」という明確なメリットが示されています。コストパフォーマンスや利便性の向上も、このポイントで検証されます。

 

3. 世の中の当たり前ではなく独自性があるか

既存の常識を破る独創性があるか。他社が手掛けてこなかったユニークなアイデアで、「当たり前」ではない意外性・新規性を持っているか。

市場での差別化ポイントが明確になっていることが重要です。「担当者が独断と偏見で決めた」という表現自体が、まさに独自性の表れですね。

 

How3カ条(商品訴求の3つの基準)

 

1. 顧客のメリットを表現できているか

商品の良さを顧客目線で表現できているか。パッケージやコピーで価値を伝えられているか、顧客が理解しやすい言葉で説明されているかが重要です。

「これ、私に必要だ!」と思わせる表現力が求められます。

 

2. アイキャッチ力があるか

店頭で埋もれずに目立つデザインか。思わず手に取りたくなる視覚的インパクト、一瞬で興味を引く訴求力。

棚の中で「飛び出して見える」力があるかどうかが問われます。素煎りミックスナッツDXのパッケージは、商品面積の半分近くを文字が占めるという大胆なデザインで、まさにこの基準を満たしています。

 

3. ストーリーに納得感があるか

商品開発の背景やストーリーに納得感があるか。「なぜこの商品が生まれたのか」が伝わるか、共感を呼ぶストーリーテリングができているかが重要です。

「ナッツを愛しすぎた担当者」という人間味あふれるストーリーが、購買意欲を高めています。

「顧客目線」「顧客のメリット」という言葉が何回か出てきますが、この点を見ても「お客様目線」の考えを持たれていることが伝わって来ます。素煎りミックスナッツDXの商品コピーも、How3カ条を基に商品コピーが考えられているそうです。

このフレームワークをまとめると、こんな感じです。

【What3カ条】→ 商品の「何を」提供するか(商品企画段階)

【How3カ条】 → 「どのように」伝えるか(表現・訴求段階)

ここまで見てくると、複雑だな...、難しそう...、私には無理..と思われる方も多いかもしれません。確かに、項目が多いので簡単ですよとは言いにくいですが、あなたでも簡単に下記のアイデアを考えられる方法があるとしたら、興味ありませんか?

  • ターゲット層を見定める
  • 万人受けではなく、特定の顧客層に刺さる内容
  • 顧客にとって具体的なメリット
  • 価格、品質、機能などで顧客価値を提供
  • 商品の良さを顧客目線で表現
  • 「これ、私に必要だ!」と思わせる表現力
  • 一瞬で興味を引く訴求力
  • 共感を呼ぶストーリーテリング

その方法が『「A4」1枚アンケート』です。

「A4」1枚アンケートとは

「A4」1枚アンケートは、販促コンサルタント・岡本達彦氏が開発した、お客様の声から売れる広告を作るシンプルな手法です。

その名の通り、A4サイズ1枚のアンケート用紙にたった5つの質問をするだけ。お客様に答えていただいた内容をそのまま広告文やキャッチコピーに活用できる画期的な方法として、全国の中小企業や個人事業主から支持されています。

難しいマーケティング理論や心理学の知識は不要。お客様の言葉をそのまま使うことで、自然と「顧客目線」の販促物が完成します。

 

「A4」1枚アンケートの5つの質問

 

質問1:商品を買う前に、どんなことで悩んでいましたか?

この質問で、お客様が抱えていた課題や不安を明らかにします。

ドンキのフレームワークで言えば、What3カ条の「1.ターゲットを設定できているか」に対応します。同じ悩みを持つ見込み客に「これ、私のことだ!」と共感してもらえるキャッチコピーの素材になります。

具体例:

  • 「他のナッツは油っぽくて健康に悪そうで心配だった」
  • 「配合バランスが悪くて好きなナッツばかり先になくなってしまう」

こうした声から、ターゲットの悩みが見えてきます。

 

質問2:何で、この商品を知りましたか?

お客様との最初の接点を知る質問です。

これはHow3カ条の「2.アイキャッチ力があるか」を検証する材料になります。どの媒体・どの表現が効果的だったのかが分かれば、今後の広告投資の判断材料になります。

具体例:

  • 「店頭でパッケージが目立っていた」
  • 「友人のSNS投稿を見て」
  • 「ドンキの情熱価格コーナーで偶然見つけた」

効果的な販促チャネルが明確になります。

 

質問3:商品を知ってすぐに購入しましたか?しなかったとしたら、なぜですか?

この質問で、お客様が購入をためらった理由・購入しなかった理由を明らかにします。

ドンキのフレームワークで言えば、What3カ条の「3.独自性があるか」とHow3カ条の「3.ストーリーに納得感があるか」に対応(近い)します。お客様が感じた不安や疑問を知ることで、それを解消する表現を広告に盛り込めます。

具体例:

質問1で「他のナッツは油っぽくて健康に悪そうで心配だった」という悩みを持っていたお客様でも、すぐには購入しないケースがあります。

  • 「本当に無添加なのか半信半疑だった」
  • 「価格が他より少し高く感じて迷った」
  • 「黄金比率と言われても、実際どうなのか分からなかった」
  • 「大容量パックで、食べきれるか不安だった」
  • 「担当者の独断と偏見って書いてあって、本当に美味しいのか疑問だった」

このような「購入前の壁」を知ることで、その壁を乗り越えるための表現や証拠(お客様の声など)を広告に加えることができます。見込み客が抱く同じ不安を先回りして解消できるのです。

 

質問4:何が決め手となって購入されましたか?

購買の最終的な決め手を明らかにする質問です。

これはWhat3カ条の「2.顧客のメリットに還元されているか」と「3.独自性があるか」、そしてHow3カ条の「1.顧客のメリットを表現できているか」に繋がっています。

質問3で「購入をためらった理由」を聞いた後に、「それでも購入を決めた理由」を聞くことで、お客様の背中を押した決定的な要素が分かります。

具体例:

質問3で「本当に無添加なのか半信半疑だった」「価格が少し高く感じた」と答えたお客様が、それでも購入した理由:

  • 「パッケージの成分表示を見て、本当に添加物がないと確認できた」
  • 「他のお客様の『美味しい』という口コミを見て安心した」
  • 「担当者のこだわりが伝わってきて、試してみたくなった」
  • 「少し高くても健康への投資だと考え直した」
  • 「店員さんに味見をさせてもらって、これなら間違いないと思った」

こうした決め手を知ることで、見込み客の最後の一押しとなるメッセージを広告に盛り込めます。「購入をためらう理由」と「購入を決めた理由」の両方が分かれば、より説得力のある販促物が作れます。

 

質問5:実際に使ってみて、どうでしたか?感想を聞かせてください

最も自由度が高い質問です。お客様の生の声・本音を引き出します。

これは、すべての基準の「証拠」となる最重要コンテンツです。ドンキのフレームワークでも「論より証拠」として、お客様の声がパワーコンテンツになることが強調されています。

具体例:

  • 「ナッツ好きには堪らない配合です。他のミックスナッツには戻れません」
  • 「罪悪感なく食べられる健康おやつとして重宝しています」
  • 「家族みんなで取り合いになるほど人気です」

こうした声は、そのまま広告のキャッチコピーや証言として使えますね。

 

「A4」1枚アンケートとドンキのフレームワークの共通点

ここまで読んでいただくと、気づかれたかもしれません。

「A4」1枚アンケートの5つの質問は、ドンキのWhat3カ条・How3カ条を自然と満たす設計になっているのです。

ドンキのフレームワーク対応する「A4」1枚アンケートの質問
What1: ターゲット設定質問1: 買う前の悩み
What2: 顧客メリット質問4: 購入の決め手
What3: 独自性質問4・5: 購入の決め手
How1: メリット表現質問4・5: からキャッチコピーアイデア出し
How2: アイキャッチ力「A4」1枚オリジナルテンプレート
How3: ストーリー納得感質問4: 使う前後の変化、質問5: 感想

 
つまり、「A4」1枚アンケートを実施するだけで、ドンキホーテが実践する商品開発・販促の視点を、あなたのビジネスでも再現できるのです。

しかも、難しいフレームワークを覚える必要はありません。ただ、お客様に5つの質問をして、その答えをそのまま使えばいいだけ。 

まとめ:あなたのビジネスでも今日から始められる

「素煎りミックスナッツDXのような商品は作れない」と思われるかもしれません。

でも、お客様の声を聞くことは、今日からでもできます。

  • チラシの反応が悪い
  • ホームページから問い合わせが来ない
  • SNSで何を発信すればいいか分からない
  • キャッチコピーが思いつかない

こうした悩みは、すべて「お客様の声を聞いていない」「お客様の気持ちが反映出来ていない」ことが原因です。

「A4」1枚アンケートなら、特別なスキルも高額なツールも不要。A4用紙1枚と、お客様への感謝の気持ちがあれば、今日から始められます。

ドンキホーテの素煎りミックスナッツDXが年間10億円以上も売れる背景には、「顧客目線」のフレームワークがありました。そして、その本質は「A4」1枚アンケートの5つの質問と似ているのが嬉しいです。

  • ターゲットを見定める
  • 顧客メリットを明確にする
  • 独自性を打ち出す
  • 顧客目線で表現する
  • アイキャッチ力を高める
  • ストーリーで納得感を生む

これらすべてが、お客様に5つの質問をするだけで手に入るのです。

もう、売れるコピーや販促物を「自分で考える」必要はありません。お客様の声をそのまま使えばいいのです!

『「A4」1枚アンケートってスゲーな!』

そう感じていただけたなら、ぜひ今日から実践してみてください。あなたのビジネスでも、お客様の声が「売れる仕組み」を作ってくれるはずです。

「A4」1枚アンケートについてもっと詳しく知りたい方、実践的なノウハウを学びたい方は、「A4」1枚販促アンケート実践勉強会や、全国の認定アドバイザーへのご相談をおすすめします。

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