投稿日:2022.10.05
「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー 静岡支部の神南です。
経営者が現場の第一線で活躍しながら、自身がお店の広告塔として情報発信にも力を入れている 小さなお店を対象に集客や販促コンサルティングを行っています。
中でも、ライバルが多くても「あなたの商品だから買いたい!」と何度も喜んで買ってくれるファンを増やす「ショート動画を取り入れた SNS×LINE集客法」を得意としています。
同じような商品・サービスを提供しているライバルが多くて、なかなか集客できない・・・
小さなお店では資源(ヒト・モノ・カネ)が限られていて勝てない、結局は資金のあるお店に敵わないのか・・・
結局うちは「普通の店」のままなのか・・・
今、このような思考になってしまっている小さなお店の経営者様に向けて今回のコラムを書いています。
ライバルが多い小さなお店が取るべき集客・販促の戦略とは?
ライバルが多い小さなお店では、いかに比較されない状態を作るかがカギとなります。
具体的には、「売れる強み」と「共感を呼ぶ売り手の想い」を組み合わせ、「あなたの商品だから買いたい!」という状態をつくり上げるのです。
それはなぜか?
ライバルとの差別化を図る商品・サービスの売れる強みに、この世で一人しかいないあなたの価値を組み合わせることで、唯一無二の存在になれるからです。
そもそも、「売れる強み」とは、あなたが思う自店の強みではなく、お客様目線から見た強みを指します。
多くのライバルがいる中で、お客様があなたのお店や商品・サービスを選んでくれたということは、ライバルに勝る強みが必ずあります。
それらを正確に把握し、打ち出すことで、ライバルとの差別化を図ることができます。
※ 「売れる強み」の見つけ方や打ち出し方については、「A4」1枚アンケートの活用が非常に効果的です。
当協会では過去に沢山の記事で紹介されているので、そちらを参考になさってください。
・成果を出す販促はお客様の成功体験を「再現」させること
・「なぜ選ばれているのか?」を知ることが販促成功のカギ!
・販促|広告も出さないのに「A4」1枚アンケートは必要なのか?
しかし、あなたと同じように、ライバルたちも必死になって日々新しい商品やサービスを開発したり、サービスの質を向上させたりしています。すると、そちらに目移りして離れていく顧客が一定数出てきます。
大手企業の例になりますが、わかりやすい例を挙げると携帯電話の新プランなどです。
長年使っていたキャリアに愛着があったとしても、他社が条件の良いプランを始めると一定数の方が乗り換えますね。
このように商品やサービスの魅力だけでお客様をつなぎとめておくのは大きな労力が伴うのです。
では、お客様が商品やサービスだけでなく、お店の経営者である あなたやスタッフさんの大ファンだとしたらどうでしょう?
「〇〇さん(あなた)がおススメするなら間違いない」
「〇〇さん(あなた)、次の商品が出るときは是非ご連絡くださいね」
このような状態になれば、ライバルとの比較や価格競争に巻き込まれなくなります。
つまり、唯一無二の存在になれるということです。
「何を買うかよりも、誰から買うか」
これは外回りの営業マンに限った話ではありません。
小さなお店だから、お店の経営者やスタッフの顔が見えます。
小さなお店だから、直接お客様に想いを届けられます。
小さなお店だからこそ、「あなたの商品だから買いたい!」と選ばれる状態を作ることが効果的なのです。
「誰から買うか」の状態をどのようにつくるか?
初めて行く(利用する)お店でも同じことが言えます。
あなたにとって、どちらの方が行きたい(行きやすい)ですか?
↓ ↓ ↓
どんな人が働いているのか全くわからないお店 VS 働いている人のことがよくわかるお店
どんな想いでお店を始めたかわからないお店 VS お店を始めた熱い想いが伝わるお店
何を大切にしているのか わからないお店 VS 大切にしている価値観が明確に伝わるお店
恐らく後者を選ぶ方が多いでしょう。
また、後者については「人」「想い」「価値観」が明確にわかるのですが、逆の視点から言うと、「合わないな」と感じた方は、そもそもお店に来ないというところがポイントです。
これによりお客様のミスマッチを減らす効果もあります。(お互いに幸せですよね)
では、具体的に「誰から買うか」の状態にするために必要なことをいくつか紹介します。
・なぜ、このお店をやっているのか?(始めたのか)というあなたの想い(ミッション)
・なぜ、この商品を開発したのか?そのきっかけや背景(ストーリー)
・あなたが大切にしている価値観は何なのか?(価値観)
・今のお店を通して、世の中にどんな貢献をしていきたいのか?(ビジョン)
これらを広告媒体や日々の情報発信で伝え続けていくことで、それに共感する人たちがあなたのファンとなり、あなたのビジネスを応援し続けてくれるようになるのです。
(但し、これらは、売れる強みや商品・サービスなどと一貫性を保っていることが重要です)
事例を3つご紹介します。
ご主人の脱サラを機にご夫婦でワンちゃんのトリミングやドッグマッサージのお店を始めた「パウサムライフ」さん。
開業当初はSNSによる情報発信していたものの、近隣にライバル店が多く集客に苦戦していました。
そこで、「A4」1枚アンケートを活用してホームページを作成し、売れる強みを打ち出しました。
さらに、当店の存在を初めて知った方に向けて、オーナーご夫妻がなぜ脱サラしてまでお店を始めたのか、大切にしている価値観は何かをご自身の言葉で綴りました。
▼スタッフ紹介ページ(外部サイトへリンク)
https://bit.ly/3fE3bxQ
すると、お店の強みに加え、お2人の姿勢に共感した愛犬家たちが、「是非このお店にお願いしたい」と新規予約が後を絶たず、顧客が増え続けたのです。
正に「誰から買うか」への変化が起こったのです。
実際、お客様は全てオーナー夫妻と同じ愛犬家ばかり。
商業的に対応するお店には向かない方々ばかりでした。
そして、リピート率は約9割まで高まり、新規予約がなかなか取れない人気店となったのです。
次に、幼児向けに自然教育を提供している「里山保育こまめ」さんをご紹介します。
開業当初は、「自然遊び」との違いが参加者に伝わらず、イベントを企画しても集客ゼロ。
あるイベントでは、参加者のご両親が帰り際に「これなら自分達でもできるね」と話していた言葉を耳にして、代表の ずんずんさんは心が折れそうになったという苦い経験を持っておられます。
しかし、「教育」という切り口から強みや教育効果を打ちだしつつ、ご自身の幼少期や小学校教員だった頃の経験を踏まえて、なぜ幼児向けの自然教育活動を始めたのか、その想いを綴りました。
▼代表 ずんずんのプロフィールページ(外部サイトへリンク)
https://bit.ly/3V0ptKn
子どもたちが成長する姿は、地元の子育てママたちの間でクチコミとなって広がりました。
そして、代表の ずんずんさんの想いに共感した方々が次々と入会し、70名を超える会員さんが集まる活動に成長し、子どもたちも母親たちもずんずんが大好きな状態(ライバルと比較されない)を見事につくり上げたのです。
最後は小売業の事例です。(生産者でもあります)
こちらの しいたけ直売所「いまむらさんちの香りしいたけ」さん。
こちらはブログ兼ホームページとして運用していますが、実は、商品紹介ページと同じくらい店長プロフィールのページをご覧になっている方が多いのです。
「モノ(商品)」と同じくらい「ヒト」に関心を寄せている証拠です。
同店は、建設業の会社が農業参入したという背景があり、農業界では新参者でした。
開業当時は、自信を持って商品の良さを伝えることができないという状態でしたが、「A4」1枚アンケートを活用して、「香り」「肉厚」「日持ちの良さ」など商品のアピールポイントを打ち出しました。
さらに、作り手・売り手である店長のプロフィールページを作成し、どんな人が、どんな想いでしいたけを生産し、販売しているのか、しいたけを通じて世の中にどんな貢献をしていきたいのかを伝えています。
▼店長プロフィールページ( 外部サイトへリンク)
https://bit.ly/3yaEbEQ
「この人が作っているなら、間違いない」
そんな安心感を与えるプロフィールに共感し、彼女に会いにやってくるお客様が日に日に増えてきました。
そして、翌年には売上が2.2倍となり、その後も事業は成長し続けています。
そして、このブレイクがきっかけとなり「おだしの専門家」として食育を広める講演活動を開始し、各地から依頼が殺到しました。
さらには、農業と福祉を連携する「農福連携」のコーディネーターとしても活動し始め、これらの活動が高く評価され、県知事から表彰されるまでになったのです。
全ては、しいたけ直売所のプロフィール欄で書かれたことに一貫性を持たせています。
いかがでしたでしょうか?
このように、ライバルが多い小さなお店では比較されない状態を作ることが大切で、そのためには「売れる強み」と「共感を呼ぶ売り手の想い」を組み合わせ、「あなたの商品だから買いたい!」というの状態をつくり上げる集客や販促を行うことがとても効果的だということをお伝えしました。
とは言え、「人」を前面に打ち出す際に気をつけなければならない点もあります。
それは、選ばれるための「キャラ作り」をしないこと。
あなたが日々発信する内容と、実際に会ったときの印象や対応にお客様がギャップを感じると、大きなマイナス作用を生み出します。
ありのままの自分であること。
これが大事です。
あなたの大切にしている価値観や想いをお客様に伝え、唯一無二のお店として理想のファンに選ばれ続けることを願っています。
アドバイザー試験に関するオンライン事前無料説明会を開催します
2022年のアドバイザー試験は、残すところ12月のみの開催となりました。
また、アドバイザー試験に関するオンライン無料説明会を、10月、11月に開催します。
詳しくはアドバイザー試験ページからご覧になってください。
↓ ↓ ↓
◆「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーの資格を取得について
※ご案内※
◆メルマガ登録
集客に役立つ情報を配信中
◆新刊のご案内
「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法 「マンダラ広告作成法」で売れるコピー・広告が1時間でつくれる! 絶賛発売中!