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入会金無料キャンペーンがやめられない時の対策|小さなスポーツジムの勝ち方

投稿日:2024.11.01

沖縄で「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー、販促・集客コンサルタントとして活動している豊平尚哉です。
中でも、フィットネス系キックボクシングジム・会員制スポーツジムの新規集客・継続率アップが得意です。
私自身もキックボクシングジム3店舗(沖縄2店、大阪1店)を経営し、コロナ禍を経た現在でも黒字運営を継続しています。

今回のコラムは、スポーツの秋10月を経て、これから年末の需要に備え一人でも多くの新規入会を増やす必要があります。しかし、気温が下がることで入会は停滞し思ったより新規入会は増えないことも。そうなることで、また「年末の暴飲暴食キャンペーン」「正月太り対策キャンペーン」などと称し、また入会金無料や初月会費無料キャンペーンを実施する店舗も多いことから、年末年始の新規入会促進に向けた対策をお伝えします。

小さなスポーツジムは大手フィットネスジムとは違い、「安さ」で勝負しては売上・利益に貢献しないため、知恵と工夫そして行動が重要になってきます。

大手フィットネスジムでは絶対に真似できない小さなスポーツジムだからこそできる取り組みなので、ジム経営者はぜひ参考にしてください。

参考記事:小さなスポーツジムは今すぐ「入会金無料キャンペーン」をやめるべき理由

年末の需要

一般的にフィットネスジムの需要が高い月として4月、5月、そして9月10月、最後に1月と言われています。

需要が高まる時期に合わせて大手フィットネスジムは「安さ」を売りにしたキャンペーンを実施します。小さなフィットネスジムやスポーツジムでも同調したかのように「安さ」を入り口としたキャンペーンを実施します。

店舗によっては、需要がさほど高くない時期でも「安さ」を打ち出したキャンペーンも見受けられることも。

キャンペーンとは

そもそもキャンペーンの語源をご存知でしょうか?元々は軍隊が特定の目的のために実施する一連の軍事行動を指す言葉であり、それが後々政治や商業的に使われるようになったのです。

つまり、開けた土地で軍隊同士が衝突する際に後方から援護射撃を打ち加勢するような軍事行動をイメージすると良いでしょう。

目の前にいる敵軍に負けないよう後方から加勢し勝利を掴みとる。それがキャンペーンの語源とも言えます。

それを商業的なキャンペーンへ当てはめてみると、世の中の需要が高まる時期に「安さ」を売りにしたキャンペーンを実施することで、ライバルとの差をつけシェアや売上、利益に貢献する狙いです。

つまりは、「市場の需要が高まる→ライバルも応戦する→キャンペーンを打つ」という流れが現代広告の一般的なキャンペーンの打ち出し方です。

ですが、需要がさほど高くない時期にもかかわらず、「安さ」を売りにする店舗があることから、戦略としては少し勿体無い気がします。

需要が高くない時こそ入会金をいただく

毎月のように私のところへ「入会金無料キャンペーンや初月会費無料キャンペーンをやめてしまうと入会が減ってしまいそうで、やめることができません。」という声が寄せられます。

無理もありません。これまでずっと大手フィットネスジムと合わせて「安さ」を売りにして入会促進を行なってきている店舗は、キャンペーンをやめると入会が増えないという恐怖心が残り、キャンペーン自体を止めることができなくなります。

私も同様に初期の頃は入会金無料キャンペーンを実施した過去があるので、気持ちはわかります。

需要が高い5月に過去最高の新規入会者数を出したこともありました。

しかし、今ではその月に入会した会員さんは一人も残っていないのが実情です。

そこで、私が手を打ったのが「需要がさほど高くない時期は入会金をいただき、本気の人を集める」そのために「強み」と「不安対策」を徹底的に強化し打ち出すという手段を決行しました。

入会金無料キャンペーン実施していた時期と比較し、入会者数は半数まで落ち込みましたが、継続率は70%を超え、売上・利益に貢献するように改善。

独自の商品券もおすすめ

どこでも使えるようなギフトカードやQUOカードのような金券ではなく、自店オリジナルの商品券もおすすめです。

・入会金はいただく

・入会したら5000円の商品券を進呈

・商品券はジム内の物販に利用可能

これだけでも対策とな流ので、おすすめです。

参考時期:小さなスポーツジムだからこそできる不安対策で入会促進!

計画と行動

1年で劇的に変わるわけではありませんが、3年計画で改善できるように細やかな販促スケジュールを立て実行に移すことです。

当然ながら、「強み・良さ」がわからないとライバルとの差別化が図れないことから、入会金を支払ってくれた会員さんへ「A4」1枚アンケートを取り、分析し、打ち出すことを毎日のように取り組むことをお勧めします。

と同時に、会員さんは入会金を支払うことで「入会前の不安」は当然ながら出てきます。その対策も怠らないことが重要です。

まとめ

入会金無料、初月会費無料キャンペーンがやめられない小さなフィットネスジム、スポーツジムは需要がさほど高くない時期に安さを売りにしたキャンペーンをやめて、しっかりと入会金をいただき、合わせて「A4」1 枚アンケートを取り顧客満足度の向上、不安対策の実施をすることです。

多少、入会者数は減りますが代わりに継続率が高い会員さんが増えることで経営も安定しやすくなるはずです。

そして、この取り組みを3年計画で継続することで、売上・利益にも貢献してきます。

今日はここまでとなりますが、具体的にもっと詳しく知りたいという方は、ぜひ私か近隣のアドバイザーへご相談ください。

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この記事を書いた人

「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー
豊平尚哉(フィードバックドリブン株式会社 代表取締役)

フィットネス系キックボクシングジム・会員制スポーツジムの新規集客・継続率アップが得意です。
私自身もキックボクシングジム3店舗(沖縄2店、大阪1店)を経営し、コロナ禍でも黒字運営を継続しています。
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