「A4」1枚販促アンケート広告作成アドバイザー協会

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なぜ、「A4」1枚アンケートやマンダラ広告作成法は、AIと相性が良いのか?

投稿日:2025.10.11

大阪で「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーとして活動している浅野と申します (プロフィール) 。現在は独立系の不動産コンサルティング会社を経営しています。 30年以上にわたり、一貫して不動産オーナーの土地の有効活用や賃貸マンション・アパートの入居率改善のお手伝いを行っています。中でも「事業総額80億以上、累計1万室の募集実績」をベースに体系化した「賃貸マンション・アパートの入居率を高める販促プログラム」の提供が得意です。「A4」1枚アンケートやマンダラ広告作成法を使っての「マイソク(募集チラシ)」作成や改善も定評があります。空室に困っているオーナー、入居率を高め戸数拡大を図りたい管理会社を応援していきます。

最近、生成AIを活用してマーケティング資料や文章を作成する方が増えてきています。しかし、「AIに指示を出しても、思ったような成果が得られない」「何度も修正を繰り返してしまう」という声も多く聞きます。

対して、「A4」1枚アンケートやマンダラ広告作成法を活用すると、一般論ではなく、具体的な情報に基づいてAIが文章を作成してくれます。生成AIを使っているが成果が出ない、ノウハウをAIにうまく伝えられない、とお考えの方は、ぜひお読みください。

1.AIにとって「構造化」と「体系化」がなぜ重要なのか?

生成AIには「構造化」と「体系化」された情報が極めて有効です。なぜなら、AIが高精度で迅速に意味を解釈し、価値あるアウトプットを生成するためには、情報の整理・関係性・全体像の明示が不可欠だからです。

構造化が有効な理由

  • 情報が構造化されていると、AIがデータの関係性や属性を正確に認識でき、検索や分類、要約の精度が大幅に向上します。
  • 構造化技術は誤回答(ハルシネーション)を大きく減らし、重要なニュアンスや文脈の理解にも寄与します。
  • データの粒度が揃い、AIによる再利用や抽出・自動化処理がしやすくなります。

体系化が有効な理由

  • 体系化された情報は、断片的な知識をフレームワーク化し、全体像として把握しやすくなります。
  • AIが知識やノウハウの関係を俯瞰できるため、複雑な命令や質問にも論理的な応答が可能になります。
  • 体系的な整理により、共有・ナレッジ化・意思決定が効率化し、組織全体でのAIの有用性が拡大します。

まず、構造化(要素に細分化)し、次にその要素を体系化(全体として統合、フレームワークにする)するということになります。表で比較すると以下のようになります。

項目構造化体系化
アプローチ要素に分解し、関係性を整理するバラバラな要素をまとめ上げて全体像にする
目的細分化・分解・グルーピング一体化・包括・フレームワーク化
共通点情報を扱いやすく、可視化する情報を扱いやすく、可視化する
使い分け例データのタグ付け・分類ナレッジやノウハウの全体整理

体系化の定義

まとめると、体系化とは情報を構造化し、順序を明確にすることです。

  • どのような順番で考えるのか
  • どのような順番で行うのか
  • どのような要素が含まれているのか

これらを整理して、誰が見ても理解できる「型」にすることが体系化です。

重要なのは、「順番が明確になっている」こと。生成AIは、曖昧な指示よりも、明確なステップや構造を持った情報の方が圧倒的に理解しやすいのです。

2.体系化の事例①「A4」1枚アンケートの5つの質問

そして、「A4」1枚アンケートこそが、体系化の優れた事例なのです。

シンプルな5つの質問が「体系」である

「A4」1枚アンケートは、以下の5つの質問で構成されています。

  • Q1:購入前にどんな悩み(欲求)がありましたか?
  • Q2:何がきっかけで商品・サービスを知りましたか?
  • Q3:すぐに購入しましたか?しなかった場合、どんな不安がありましたか?
  • Q4:最終的な購入の決め手は何でしたか?
  • Q5:実際に使って(受けて)みてどうでしたか?率直な感想を教えてください

なぜこの5つが体系なのか?

この5つの質問は、顧客心理の流れを完全に再現しています。

  • 悩み(Q1)→ 認知(Q2)→ 不安(Q3)→ 決め手(Q4)→ 使用後の実感(Q5)

この流れは、見込み客が購入に至るまでの「普遍的なプロセス」です。

  • 順序が明確で、抜け漏れがない
  • どの業種・業態でも応用できる「型」がある
  • 誰でも再現できる構造になっている

つまり、「A4」1枚アンケートは、顧客心理という複雑な情報を、5つの質問という明確なステップに「体系化」した優れた手法なのです。

体系化されているからAIに落とし込める

この体系化された構造が、生成AIとの相性が抜群に良いのです。

例えば、5つの質問で収集した回答をそのままAIに入力すれば、以下のような明確な指示が可能になります。

  • 「Q1の回答から、見出しと共感の章を作成してください」
  • 「Q3の回答から、よくある質問(FAQ)を生成してください」
  • 「Q4の回答から、選ばれる3つの理由をまとめてください」
  • 「Q5の回答から、Before→Afterの事例を3つ作成してください」

このように、どの質問が何に使えるのかが明確なので、AIへの指示が具体的になり、精度の高いアウトプットが得られます。

「A4」1枚アンケートとは「構造化されたヒアリング」

体系があるから、AIとの協働がスムーズです。「A4」1枚アンケートとは、単なる「感想アンケート」ではなく「構造化されたヒアリング」だと言えます。

体系化されていない単なる感想では、AIに指示を出すのも困難ですが、Q1〜Q5という明確な構造があれば、「この情報をこう加工して」という指示が的確に伝わるのです。

3.体系化の事例②マンダラ広告作成法

マンダラ構造になっている「マンダラ広告作成法」は、同じく体系化の力を活用した優れた手法です。

マンダラ広告作成法とは?

マンダラ広告作成法は、9マス(中央1マス+周囲8マス)のシートで広告を設計する手法です。

  • 中央のマスに「売りたい商品」を配置
  • 周囲の8マスに、広告に必要な「8つの質問」と「質問毎に8つのキーワード」を配置
  • 質問に答える形で記入していくだけで「伝わる」チラシが完成

この手法の最大の特徴は、広告に必要な要素が体系化されていることです。

8つのパーツという「体系」

さらに、記入された情報をもとに、以下のようにチラシ(あるいはLP)として文章化します。

  1. ターゲットコピー(誰に向けた商品か)
  2. キャッチコピー(何が手に入るか)
  3. お客様の声(社会的証明)
  4. 商品の特徴・強み
  5. 選ばれる3つの理由
  6. 不安を解消する情報(FAQ、保証、比較表)
  7. 具体的なベネフィット
  8. 行動喚起(CTA)

これらのパーツは、ただ並べられているだけではありません。どの順番で伝えるかまで設計されているのです。これは、順序の体系化といえます。

  • スペックや価格だけでなく、信用・信頼を伝える要素が含まれている
  • パーツごとに質問が設定され、順番に埋めていく仕組み
  • 再現性が高く、新入社員でも成果が出せる

体系化されているから応用が効く

そして、マンダラ広告作成法の優れた点は、1枚のシートを作れば、あらゆる媒体に展開可能ということです。

  • チラシ
  • ランディングページ(LP)
  • ダイレクトメール(DM)
  • 店頭POP
  • SNS投稿
  • メールマガジン

8つのパーツを自由に組み替えて使い回せるため、媒体ごとに一から考える必要がありません。

そして、これがAIとの相性が良い理由でもあります。

「どの情報をどの順番で伝えるか」が明確だから、AIにも指示しやすいのです。

例えば、以下のような指示が可能です。

  • 「マンダラ広告作成法の8つのパーツに沿って、ランディングページの構成を作成してください」
  • 「ターゲットコピーとキャッチコピーを3パターンずつ生成してください」
  • 「選ばれる3つの理由を、お客様の声から抽出して文章化してください」

このように、体系化された「型」があるからこそ、AIとのコミュニケーションが円滑になり、質の高いアウトプットが得られるのです。

4.自社や商品に関する情報をマスターファイルとしてまとめましょう

最後に、「A4」1枚アンケートやマンダラ広告作成法という体系化された情報を、活用しやすくするためのご提案です。

「A4」1枚アンケートをテキスト化して蓄積する

「A4」1枚アンケートとは、単なる「感想アンケート」ではなく「構造化されたヒアリング」だと、お伝えしました。つまり、そのアンケート内容をテキストにするだけで、既に構造化されている情報なのです。だからこそ、さらに悩みや決め手毎にカテゴリーに分けたり、重要な悩みからキャッチコピーを考えたりというように活用しやすくなります。

おそらく、多くの方が、PDFなどにスキャンしてからテキストファイル化されたりして保管されているかと思います。ですが、月に数枚、あるいは十枚以上、年間では数十枚というように蓄積されていくと、それをAIにファイルごとに読み込ませるのは手間がかかります。そこで、Googleドキュメントを活用する方法をご紹介します。

  • 1)PDFをAIに読み込ませて、テキスト化する:ちなみに手書き文字の認識力は、「Google Gemini 2.5Pro」がもっとも精度が高いです。※2025年10月時点
  • 2)Googleドキュメントで「アンケート・マスターファイル」を作成:新しい情報を手前に入力して(新しいアンケートは常に上にある、下に行くほど古い内容)全アンケートが常に1つのファイルに入っている状態を作る。
  • 3)Googleドキュメントを情報源にできる「NotebookLM」「Gemini」で全アンケートを学習させたチャットポッドを作る:1つのGoogleドキュメントは、複数のAIに学習させることができますので「NotebookLM」「Gemini(の機能であるGemに仕込む)」で文章生成していい文章を使う

この方法の良いところは、マスターファイルさえ更新していれば、常に全アンケートを学習しているAIがパートナーとして、チラシやLPの文章を一緒に考えてくれる状態を作れることにあります。※新たなファイルを読み込ませ続ける手間が省ける。

マンダラ広告作成法シートに記入⇒マスターファイルを1つ作成

マンダラ広告作成法の場合は、蓄積していくというより、練り込まれた「マンダラ広告作成法シート1枚」がある状態が理想だといえます。

よって、以下のようにマスターファイルを作成しておけば、そのファイルをAIに読み込ませれば、さまざまな媒体、ターゲットに訴求する文章を生成することができます。

  • 1)マンダラ広告作成法シートに記入:ご自身の商品・サービス・事業毎にマンダラ広告作成法シートに記入、アイデアを拡げる
  • 2)取捨選択し、8つの質問への答えを使いたい内容に絞る
  • 3)その内容をテキストファイルにする:Googleドキュメントでもいいのですが、使えるAIの多さで考えるとWord、あるいはテキストファイルのままがお薦めです。

毎回、マンダラを展開していくのではなく、マンダラ広告作成法シートから引き出され、練り込まれた最高の言葉(キーワード)を常にAIが学習しやすいマスターファイルとして活用していくということです。マンダラ広告作成法シート自体が体系化された質問ですので、AIも学習及び活用しやすい内容になります。

ぜひ、皆様も単なる一般的な情報からではなく、ご自身のお客さまの声、あるいはマンダラ広告作成法シートから導きだしたキーワードに沿って、AIの力を活かしてみてください。本ブログの内容について相談しながら、チラシやランディングページ、ブログ記事、小冊子などを作成してみたいという方は、全国各地にいる専門分野の違う「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーが伴走します。ぜひ、お声がけください。

読んでいただき、有り難うございました。

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