投稿日:2026.09.03

「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー 静岡支部の神南です。
「価値ある商品」を、選ばれる商品に。
「A4」1枚アンケートで誰がやっても成果が出る、再現性のある販促の仕組みづくりを、企業研修と個別コンサルティングの両面から支援しています。
研修では「わかりやすい」「お客様目線でこんなに考えたことがなかった」という声を多くいただいています。大切にしているのは、研修が終わった後に実践の一歩を踏み出せるかどうか。
年間約300本のコンサルティング現場で積み上げた経験をもとに、最近はAI×「A4」1枚アンケートを組み合わせた研修と個別支援も行っています。
「何から始めればいいかわからない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。
「毎回、AIに指示するプロンプトを考えないといけない。これが地味に大変……」
ChatGPTを使ってチラシやPOPを作っている方から、こんな声をよく聞きます。うまく指示を出せた回はいいものの、次に作るときにはまた一から言葉を組み立て直す。結局、慣れている人しかスムーズに作れない。そんな状態になっていないでしょうか。
実は長く複雑なプロンプトを一から組み立てる必要はありません。会話をするようにChatGPTへ7つの情報を伝えるだけで、伝わる販促物はちゃんと出来上がります。
先日ご相談をいただいた、3店舗を経営されている美容室の社長さんの事例をもとにお伝えします。
「作れる人」に業務が集中してしまう理由
その美容室では、すでにChatGPTを使って店販商品のPOPや、季節限定メニューを案内するチラシを作っていました。ただし、各店舗のスタッフさんに持ち回りで作成を任せる運用をしていたところ、思わぬ壁にぶつかっていました。
スタッフさんの中には、ChatGPTへの伝え方が上手く、狙い通りの仕上がりを引き出せる人もいれば、何度触っても思うような文章が出てこず苦手意識を持ってしまう人もいる。結果、作成が得意なスタッフさんのところに業務が集中し、その人の負担がどんどん大きくなっていく。これは3店舗どこでも起きていた悩みでした。
上がってきた販促物に対して、社長さん自身も「もっと情報量を減らして」「デザインはこういう雰囲気のほうがいいんじゃないか」と、その都度感覚的に指示を出していました。指示を出す側の基準が毎回変わるので、店舗ごと、担当者ごとに仕上がりの方向性がバラバラになり、会社全体として販促物に統一感を出すことが難しくなっていたのです。
ChatGPTの使い方が下手だったわけではありません。何を基準に販促物を作るのか、その共通のルールが、そもそも整理されていなかった。それが根本の原因でした。
会話するように伝える7つの情報
そこで私が普段、販促物を作るときに使っている穴埋め式のテンプレートを見せながら、必要な情報を普通に会話するようにChatGPTへ伝えていきました。長いプロンプトを打ち込んだわけではありません。
伝えたのは、次の情報です。
- 何を作るか(チラシ、POP、Instagram用の画像など)
- 誰に向けて作るか(例:40代女性、30代の独身男性など)
- あなたの業種
- 商品やサービスの特徴(内容や価格)
- お客様の購入前の悩みや欲求
- お客様がその商品を選んだ決め手
- 購入後、お客様にどんな変化があったか、どう良かったか
例えば、美容室で40代女性向けにヘアケア商品のPOPを作るとします。「美容室の店内POPを作りたいです。40代女性向けです」と伝え、続けて商品や価格、特徴を伝える。そのうえで「購入前は髪のパサつきや広がりに悩んでいた」「決め手は◯◯というところだった」「使ってみたら◯◯が良かったという評価をもらっている」と、実際にあったお客様の声を加えていきます。
画像として作る場合はサイズや縦横比、デザインの雰囲気なども加えますが、慣れていないうちは最初から100点を狙う必要はありません。まずこの7つの情報を伝えて作ってもらい、出来上がったものを見て「もっと親しみやすい雰囲気に」「この情報をもっと目立たせて」「Instagramに使いたいから4対5の比率にして」と、会話のように追加修正していけばいいのです。
伝える。作ってもらう。見る。直す。この繰り返しで十分です。
この方法をお伝えしたところ、社長さんからは「そんなやり方でいいんですか、しかもうちで作るPOPよりよくできている」と驚かれました。そのまま「ぜひうちのスタッフにも研修してほしい」というお話になり、後日、店舗全体でこの考え方を共有する研修を行うことになりました。
そのAIの答え、本当にお客様の声でしょうか
ここで一つ、確認してほしいことがあります。5〜7番目の情報、つまりお客様の悩みや決め手、購入後の変化を伝えるとき、その情報がどこから出てきたものかです。
接客中の会話やアンケートから実際に集めた声なのか、それとも自分たちが「こうだろう」と考えたことなのか。ChatGPTに「40代女性は髪についてどんなことで悩んでいると思う?」と聞けば、それらしい答えは返ってきます。でも、AIが出した答えと、実際に目の前のお客様が感じていることが同じとは限りません。AIは、あなたのお店に来てくれているお客様の気持ちそのものは知らないからです。
だから私たちは、ChatGPTなどのAIと「A4」1枚アンケートを組み合わせることをお勧めしています。購入前に何で悩んでいたのか、数ある選択肢の中でなぜこの商品を選んでくれたのか、使ってみてどう良かったのか。これらは実際にお金を払ってくださったお客様に直接聞いてはじめて分かることです。そこで集まった生の声をAIに渡すことで、担当者個人の経験や感覚に頼らず、事実にもとづいた販促物を作れるようになります。社内の誰が作っても、一定のクオリティを保てる仕組みができあがるわけです。
会社の「型」を持つということ
プロンプトの長さより、伝える情報の中身のほうが大事です。長い指示文を覚えるより、同じ7つの情報を毎回同じ順番で伝えるほうが、誰にとっても再現性が高くなります。
感覚的な指示は、担当者ごとの解釈のズレを生みます。共通のテンプレートを持つこと自体が、統一感への近道になる。そして、AIに任せていいのは作業の部分であって、お客様の気持ちまでは任せられません。悩みや決め手、変化といった情報は、あくまで実際のお客様の声から仕入れる必要があります。ここをAIの推測に任せてしまうと、伝わらない販促物になりかねないのです。
得意な人に業務が偏る、仕上がりにばらつきが出る、基準がないから毎回感覚で判断してしまう。こうした課題は、担当者一人の頑張りではなく、会社としての型を持つことで解決できます。
私は現在、企業や店舗を対象に、「A4」1枚アンケートとAIを組み合わせた研修を行っています。一人の担当者だけに頼るのではなく、会社や店舗全体でこの考え方を活用できるようにしたいという方は、ぜひ一度ご相談ください。
企業研修としての導入をご検討の方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。
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この記事を書いた人

「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー 静岡支部の神南です。
「価値ある商品」を、選ばれる商品に。
「A4」1枚アンケートで誰がやっても成果が出る、再現性のある販促の仕組みづくりを、企業研修と個別コンサルティングの両面から支援しています。
研修では「わかりやすい」「お客様目線でこんなに考えたことがなかった」という声を多くいただいています。大切にしているのは、研修が終わった後に実践の一歩を踏み出せるかどうか。
年間約300本のコンサルティング現場で積み上げた経験をもとに、最近はAI×「A4」1枚アンケートを組み合わせた研修と個別支援も行っています。
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