投稿日:2022.01.21
京都で「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー、および販促のコンサルタントをしております小宮康義です。中でも、スクール業や先生ビジネスの「集客・ビジネスモデル構築」が得意です。スクール業・士業事務所・コンサルタントなど先生業へのサポート経験多数。実務教育・スクール業界20年の経験を活かしてお手伝いします。
年が明けたかと思えばもう1月も後半ですね。私は今年初めてのブログとなります。
本年も宜しくお願い致します。
年が明けてすぐの話。
久しぶりにお会いした音楽スクールのオーナーとの食事中、何気ない世間話の中でこんな話がありました。
「最近、オンライン無料体験レッスンの希望者が減っていてね。無料体験なんてどこでもやっているし、珍しくもないし。新しい集客の方法を考えないといけないのかな・・・」
確かに最近では、どんな音楽スクールでも無料体験ってやってますね。
音楽だけじゃなく、スポーツスクール・語学スクール、資格をはじめとしたビジネス系スクールなどなど、体験できないスクールはないでしょう。
だから少々、無料体験レッスンというオファーに対して、当たり前になってしまっているというのは否定できませんよね。
しかし、スクールを選ぶ生徒の側からみても、入会前に「体験できる」という利点は、依然として必要なものだと思います。
ちなみにこの音楽スクールは、いち早くオンラインレッスンを開始したこともあり、コロナの影響で生徒数が減ることもありませんでした。オンラインの無料体験レッスンもそれなりに盛況だったはず。
コンサルティングの場でもありませんでしたので、あまり突っ込んだ話はしませんでしたが、気になったので帰宅してからそのスクールのホームページを見てみると、いくつか原因と思われるポイントが見つかりました。
無料体験に集まらない理由
ホームページをみて気がついたのは以下の点でした。
① 無料体験レッスンの詳細な内容がわからない
② 対象としているターゲット層が曖昧
③ 無料体験レッスン自体が喜ばれているのか不明
以下解決策とともに説明してみたいと思います。
解決策
① 無料体験レッスンの詳細な内容を伝える。
多くのスクールがやってしまいがちなことですが、無料体験の内容が詳細に説明されているスクールは非常に少ないです。
「無料だから」「体験だから」と、来てみればわかると言わんばかりの体験レッスン案内になってしまっているケースがとても多いと感じます。
それでなくても、消費者の側から見れば、どんなスクールか実際に見てみたい気持ちを持ちつつも、
「体験では大したことは教えてくれないだろうな」
「体験レッスンとは名ばかりで、しつこく入会勧誘されたらイヤだな」
と、何となく心配しているのが実際のところでしょう。
だからこそ、体験レッスンに参加しようと検討している人が何を求めているのか、何を知りたがっているのかをしっかり見極めて、レッスン内容を組み立ててホームページやチラシに記載する必要があります。
要するに、無料体験であっても一つの商品としての見せ方を工夫する必要があるということです。
② ターゲット層をはっきりさせる(得意領域を明確に打ち出す)
これはそもそもの事業戦略上の問題点とも言えますが、どのような生徒さんに来て欲しいかが曖昧なために、無料体験レッスンの勧誘文章が響かないケースも多くあります。
前出の音楽教室の場合、幼児・小学生に対する情操教育を柱にするのか、音楽を通じて人生を豊かにしたいシニア層ではまるで違うので、伝わる広告やHPをつくる際には非常に重要な要素となります。
ターゲットを選定するということについては、やり方の問題もさることながら、踏ん切りがつかないなどの気持ちの問題も絡むので、簡単に決められない方が多いと思います。
その場合には、今現在のお客様(生徒さん)の属性を把握し、その層をターゲットとするのが最短で最適な方法だと思います。
③ 無料体験レッスンを受けたお客様の喜びの声や写真をできるだけ掲載する
チラシやHPでは実際の有料レッスンの内容やこだわりポイント、お客様の声やレッスン風景の写真などが掲載されているのは珍しくありません。
しかし無料体験レッスンについては、具体的に手に取るように体験レッスンの様子がわかるものは非常に少ないと感じます。
前述のとおり、体験レッスンも一つの商品と考えるわけですから、実際に体験してくれた人の楽しそうな写真や、感想などをできる限り掲載すると、参加しようか思案している人も体験レッスンに参加しやすくなるでしょう。
最後に
繰り返しになりますが、有料であろうと無料であろうと一つの商品として扱うということが非常に大切です。
無料レッスンも、有料レッスンに導くための重要な構成要素です。
まずは無料レッスンに全力で誘導する。
そのための施策を日々考えていきましょう。
そして、無料レッスンに来てくれた方の中で、実際に入会した方には是非「A4」1枚アンケートをとることをお勧めします。
無料レッスンを受講して喜んでくれた人(入会を決めた人)に「A4」1枚アンケートを書いてもらうことで、それがそのまま他の人にも無料レッスンの良さを伝える最高の広報になります。
また、「A4」1枚アンケートをとると、なぜ無料レッスンに参加してくれたのかをお客様から教えてもらえます。
その参加理由からお客様目線を知ることが出来るので、チラシやホームページなどの販促物や広告媒体をつくる際にとても役立ちます。
今年こそは、「A4」1枚アンケートを実践して売上を上げたいとお考えの方は、
是非お近くのアドバイザーにご相談ください!
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