投稿日：2021.05.13

愛知県の「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーの大見です。

普段のビジネスは、工務店さん、住宅会社さん、リフォーム会社さん、不動産会社さんの仕事が9割位を占める広告会社を経営しています。

私は、学校を卒業してから、30年間、一貫して住宅・不動産関係の広告ビジネスに携わってきました。

その間、いつも念頭においていたのは、「広告会社はクライアントの応援団であるべき」と言うことです。

もっと、生意気な言い方をすると、「広告会社はクライアントを儲けさせる事が一番の仕事」であります。これは、社員にもずっと言い続けています。

ところが、この信念が揺らぐ出来事がありました。

20年間くらい、ずっと広告のお手伝いをさせて頂いた工務店さんが会社を整理されました。

その話を聞いた時はショックでしたし、残念でした。

その工務店さん、大企業の下請けにならずに経営していくために、産学連携で特許も取得した独自の商品を開発するなど、中小企業のあるべき姿を体現していると思っていたので、本当に残念でした。

と同時に、自分の力の無さと言うか、無力感というか、後悔をひしひしと感じました。

・あの時のＤＭでリフォームの仕事が受注出来ていれば、こんな事にならなかったかも・・・。

・もっとホームページから問合せがくる提案が出来ていれば、今も元気にビジネスを展開していたかも・・・・。

・4回シリーズの折込チラシで一戸建ての契約が取れていれば・・・・。

と、私は「何をやってきたんだろう」と考え込んでしまいました。

ちょうどその頃は、住宅・不動産広告の主役である折込チラシからの集客が落ちてきて、「リスティング広告だー」、「スマホが普及しているからこれからはＳＮＳ広告だー」とか、「ショッピングモールでの集客イベントだー」とか、効果がありそうな流行の媒体に次々と対応していました。

どの方法も一長一短で良い点もあれば、悪い点もあります。必要な広告費があまりにも多額になってしまったり、人的なリソースが無いと対応できなかったり、集客は出来ても受注に至らなかったり・・・。

そして、何よりこの流行の媒体を追っかける集客手段は、「軸がない。」と感じていました。

もっと簡単に言うと、「広告内容を考える」という一番大切な部分が薄れているという事です。

広告はどこまでいっても仮説と検証の繰り返しです。「広告内容を考える」という仮説が無くなると、消費者との距離がどんどん開いてしまい、ピントがずれていってしまいます。

そんな悩みを抱えながら、試行錯誤しながら仕事をしている時に出会ったのが、「Ａ４」1枚アンケートで利益を5倍にする方法の著者の岡本達彦氏のセミナーでした。

セミナー前に書籍を購入し読み、岡本先生のセミナーをお聞きしました。

「この方法ならば、仮説と検証の重要性をクライアントにも理解してもらえ、一緒に取り組める」「家を建てたりリフォームする際は、そこに必ず物語があり、物語を伝える事が大切な住宅・不動産広告に合っている」と思いました。

そしてこの方法が「クライアントを儲けさせる事になる」と直感し、「Ａ４」1枚アンケート広告作成アドバイザーになりました。

アドバイザーになってよかった3点

①「クライアントの業績アップに貢献する」という広告会社としての本来の仕事が出来る。

・このコロナ禍でも、4万枚の折込チラシで毎回20件以上の引合いがあるリフォーム会社

・売れなかった宅地が表現を変えた1万枚の折込チラシで4組の来場があり、内1組の申込みを取った住宅会社

・折込チラシで6組の地主さんの集客に成功した工務店

等々があります。

②岡本先生や全国のアドバイザーのおかげで自分（会社）の引出しが増える

・効果があるポスティングチラシの作り方

・問合せがあるホームページの作り方

・看板で売上をアップするポイント

等々・・・。

③自分（会社）の可能性が広がる

・自主開催のセミナーによる新規客の開拓と既存客のフォロー

・オリジナルセミナーに挑戦する事により新しい自分（会社）の発見と成長

等々です。

広告業界は業界の組合等がある訳ではないので、同業者や関連の業種と情報交換が出来る事も無いかと思います。

アドバイザーになれば、全国のアドバイザーと情報交換が可能になります。

ここで得た情報や知識が自分や会社のためになるのはもちろんの事、一番応援したいクライアントの為になります。

冒頭でお話した会社を整理した工務店さん。

丁度1年前に「再度、起業しました。」と連絡がありました。

整理をされている時も一切逃げずに、債権者ともお客様とも真摯に対応されていました。

自分が同じ立場だったら、あんな振る舞いは出来ないな〜と思っていました。

そんな会社だったからでしょうね、多くの方から「復活して欲しい。」「事業を継続して欲しい。」という声がありました。

その声も追い風となり再度、起業されました。

それも整理された会社と同じ市内で・・・。普通なら、知らない所で起業するはずです。

「この町のみなさんのおかげで、今の私がありますから、やっぱり同じ町にしました。」

 って言われました。

 尊敬します。

「もう一度、広告で応援させてください。」

 と言って、その時は電話を切りました。

そして、今、アドバイザー仲間から教えていただいた「小規模事業者持続化補助金」の申請書を一緒に作り上げ、採択され、「Ａ４」1枚アンケートを利用した新しいホームページとチラシの制作を始めています。

今度こそ、「しっかり儲けていただくお手伝い」をしたいです。

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