投稿日:2022.04.05
こんにちは。鹿児島で「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーとして活動している佐々木こづえと申します。普段は広告デザイン会社でチラシやホームページを制作しており、中でも見る人が親近感を持つ、「親しみのあるデザイン」が得意です。
おしゃれにしたいのにスーパーのチラシになってしまう
デザインの仕事をしていると、クライアントさんから、目立つように「赤くして!」と依頼を受けることがあります。
確かに赤で大きいのは目立ちますが、求めるおしゃれやブランドからかけ離れてしまうことがあります。
コンセプトを決めて販促物をデザインするのに、 バランスが崩れたり、安っぽくなると残念ですよね。
クライアントさんの真意は「赤く大きくして」ではなく、「この内容を目立たせて」です。
赤くするのではなく「こうした方がいいですよ」と提案することが大事です。
今回の記事は制作をする方で
- クライアントさんの「赤く大きくして」という依頼にデザインを壊さない対応をしたい
と悩む方向けに、赤く大きくする以外の説得方法を4つ、書籍を例にしながらご紹介いたします。
赤く大きくする以外の説得方法
1.文字を太くする
下の画像のタイトルをご覧ください。見出しのタイトルの一部分を大きくしています。全体を大きくするのではなく、一部分だけ文字を太くすると、その部分に目を引くことが可能です。
例:たった1つの質問は、文字を太くすることで目立たせています。
2.背景に帯を引く
次の画像の本のタイトルでは、文字の横に赤色の線を引いてありますね、なぜこうなっているのかというと、文字の高さを変えずに目立たせることができるからです。
こうすることで、スッキリと目立たせることが可能です。
3.下線やルビ点など「飾り」をつける
見出しにワンポイントを足すことで目立たせることができます。特に意識してほしいキーワードなどがあれば活用しやすい方法です。
こうすることで、目に止まりやすくなります。
4.同じトーンの反対色を選ぶ
前回、イメージでトーンを選ぶという話をさせていただきました。
まず、自分の作っているデザイン色と同じトーンを見つけてください。
目立たせたい部分に、メインで使っている色の反対色を利用することをお勧めします。
ここでポイントがトーンを合わせるということです。
トーンが同じであれば、たとえ赤色でも周りと調和がとれるデザインになります。
まとめ
目立つといえば赤色!と思われる方が多いのは、事実赤色は目立つ色ではあります。
目立つのと「伝わる」ことは必ずしも同じではありません。
目立たせる工夫をして、スーパーのチラシから脱却に挑戦してみましょう!
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