投稿日:2022.05.02
山田修史です。
福岡市のホームページ制作会社の株式会社リクトに所属。ホームページの運用のアドバイスが専門。中でも、お問い合わせを増やすためにクライアントさまに寄り添ったサポートが得意です。
ホームページの運用の打ち合わせなどで、求人についての相談を受けることがあります。
その際に、お話をしていることや、弊社で実施している内容をまとめました。
今回は、採用サイトの話。
現状より応募を増やしてすぐにやめない人材から応募してもらうために、採用専門のホームページの開設をおススメしています。
サービスサイトやコーポレートサイト以外に、採用だけの目的でホームページが必要なのか?と思うかもしれませんね。
サービスや商品を購入(申し込み)をする消費者と、仕事を探している求職者では求めている情報が違います。
弊社でも実践し、クライアントさまの採用サイトを制作しても応募増加の効果は実感しています。
求人の悩みに共通していること
自社のホームページに求人情報として募集要項を載せている程度で、お金をかけて紙やインターネットの求人媒体をつかっているが応募が少ない、またはない。
少ない応募者の中で選考をするので、会社の文化と合わず入社後1年未満でやめてしまう。
大きくはこの2つではないでしょうか?
求人に応募がない原因を推察
- 求人情報が求職者にみられていない。
- 求人情報をみても職種や勤務地や給料の情報で判断され応募を検討されていない。
などになるかと思います。
求人情報が求職者にみられていないを解決するアイデア
求職者にみられていないのであれば、情報を拡散しましょう。
ホームページの求人ページだけでしか募集をかけていないのであれば、ハローワークや紙やインターネットの求人媒体に掲載を検討してみましょう。
無料や有料の求人媒体がありますので、予算が許す範囲で掲載。
弊社であれば
- 採用サイトとIndeedとの連携やGoogle仕事検索との連携
- 月に1万円程度のIndeedへの有料出稿
- 無料のengage(エンゲージ)に掲載
- たまに有料求人媒体に掲載
- FacebookやTwitterなどにも投稿
などで情報を広げるようにしています。
求人情報をどれだけ拡散できるのかを考えてみましょう。
予算があれば複数の有料媒体の掲載も良いかと思います。
応募を検討してもらえていないを解決するアイデア
職種や勤務地や給料など条件面の情報しか掲載されていないようであれば、掲載情報をふやしてみましょう。
職種や勤務地や給料は応募が来ないからと言って募集要項の変更は難しいと思います。
給料が安い、高いだけで比較をされていて他社に応募が流れているかもしれません。
数字や待遇面だけ比較されないように会社の情報をさらに掲載しましょう。
求職者からすると会社の雰囲気や、一緒に働く人、働く環境、顧客の対象、福利厚生、社長の人柄、企業の方向性、アフター5の時間、キャリア形成のイメージも知りたい。
こういった情報をしっかりと載せる必要があります。
勤務地が近いから、給料が良いから、前職と同じ職種で楽そうだからと思って入社した方が、会社に合わないからとすぐにやめるのを防ぐ効果もあります。
事前に会社の文化を伝えておくことで、会社に合いそうだなと思ってくれる方の応募が増えるはずです。
冒頭でもお伝えしましたが、
サービスや商品を購入(申し込み)をする消費者と、仕事を探している求職者では求めている情報が違います。
求職者向けの情報を集めた採用サイトを作ることで、求職者を集めやすく検討する情報を多く掲載できます。
大企業やテレビCMをやっているような有名な会社が、採用サイトを制作しているのも情報を分けて応募(エントリ―)を増やすためです。
特に中小企業では紹介や縁故でもないかぎり、知らない会社に応募するには勇気がいります。
注意したいのが会社側目線での情報や表現ではなく、求職者目線の情報や表現をこころがけましょう。
例)
会社側目線の表現 求める人材
求職者側目線の表現 実際にしていただく業務
のように実際にしていただく業務として「新規制作時のコーディング」など具体的にイメージできる内容にしてみてはいかがでしょうか?
社長挨拶なども社歴や商品やサービスの固い説明や経歴などではなく、労働環境や教育環境など求職者が不安や疑問に思っていることを解消できる内容にしましょう。
求職者目線での情報を掲載
応募を増やすには求職者目線での情報が必要不可欠です。
求職者目線での情報を載せるにはどうしたらいいでしょうか?
答えは「既存のスタッフに聞く」です。
「A4」1枚アンケートの設問を求人用にアレンジをして使います。
- 応募前にどのようなことを考えて仕事を探していましたか?
- どこで自社の求人情報のことを知りましたか?
- 応募前や入社前に不安に思ったことや知りたかったことを教えてください。
- 応募した理由や入社した決め手を教えてください。
- 実際に入社してどうでしたか?
応募時の気持ちを知ることで、対応した内容をサイトに掲載していきましょう。
例えば
一緒に働く人がどんな人かわからず、不安だったという内容があれば
同じ職種の先輩スタッフのインタビュー、スタッフの平均年齢など一緒に働く人の情報をしっかり掲載する。
小さい子供がいるので突発的に休みなど取らないといけないかもという不安に対しては、
社内のスタッフも子育て中でお互いに助け合っていますとか、病児保育代を助成しているなどの情報を掲載する。
など求職者の不安や、知りたい情報を掲載していきましょう。
アンケート以外でも、
平均勤続年数や、平均残業時間、社長ってどんな人?など会社の雰囲気が伝わる内容を掲載しましょう。
どんな内容を載せたらいいのかわからない場合は、応募時や面接時に聞かれた質問を情報として掲載するのをおススメします。
情報だけでなく写真の力も大事です。
ハツラツとした人物や、会社の雰囲気や仕事のイメージができるようにフォトグラファーをいれて撮影することをおススメします。
求職者のどういうことを知りたいのか?にたくさん気づいて、継続的に解決できれば良い採用サイトになるはずです。
まとめ
採用サイトを作ることで求職者が知りたい情報をまとめます。
消費者が求職者に変わっただけで、ホームページへの集客方法の根本は同じです。
広く情報を発信して求職者を集めて、魅力的な情報を見てもらい、納得してエントリ―してもらう。
IndeedやGoogle仕事検索などとの連携などのテクニック的な部分も必要ですが、会社内の情報をしっかり載せることが大事です。
まずは自社のスタッフにアンケートを実施して、求職者目線で必要な情報や会社のいいところを洗いだしてみましょう。
実際に制作した事例もご確認ください。
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