投稿日:2023.06.01
沖縄で「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー、販促・集客コンサルタントとして活動している豊平尚哉です。
中でも、フィットネス系キックボクシングジム・会員制スポーツジムの新規集客・継続率アップが得意です。
私自身もキックボクシングジム2店舗(沖縄、大阪)を経営し、コロナ禍でも黒字運営を継続しています。
今回のコラムは、小さなフィットネスジム・スポーツジム、または習い事ビジネスを経営している方へ、4月5月の繁忙期(新規入会時期)を終え、その次に経営で重要な「継続率」の上げ方についてご紹介します。
小さなスポーツジムや習い事ビジネスを経営されている方なら「継続率」の重要性を理解されており、悩み事の一つと言っても過言ではありません。
なぜなら、「継続率」が数パーセントでも上がれば、経営が安定し年間の売上見込みも読めるようになるからです。
このようなことをお考えの方へ読んでほしい記事
- ●4月5月に入会が増えたもののジムへ来てもらえない
- ●新規入会された人がすぐに辞めてしまう
- ●継続して通ってほしいが何をしていいか分からない
この記事を読んで得られるメリット
- ●4月5月に入会した方が通わない理由がわかる
- ●すぐに退会する理由がわかる
- ●継続して通ってもらえる方法がわかる
せっかく入会したのに何故通わないのか?
4月5月は1年でもっとも新規入会者が増える時期です。
人の移動、生活環境の変化、進学、就職など多くの人が何かしらの節目を迎えます。そのことは、マーケットとしてもすでに認知はされているので、大手企業はじめ中堅企業や小規模のお店などのライバル店は、ここぞとばかりに「入会金無料」「初月会費無料」などうたい、広告宣伝を打ち出してきます。
しかし、せっかく繁忙期に入会したにもかかわらず、なかなかジムに通ってくれない会員さんも多くいます。最悪、入会手続きだけ済ませ、その後全くジムに来ない、音沙汰がないという会員さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
何故そのような現象になるのかというと、入会の入口である「入会金無料」「初月会費無料」が強く影響されているからです。
「入会金無料」「初月会費無料」を打ち出すことで、「無料だから入会した」「無料だし、とりあえずやってみよう」という、そもそも本気度が低い人たちが増えていくことがあるからです。全てがそのような人とは断言しませんが、割合としては比較的多いはずです。
本気度が低いということは、ジム通いの優先度が低いため、仕事帰りや時間の合間で利用することも低いということになり、それが原因でジムへ通う頻度が減っていきます。
その結果が待っているのは早期退会という結末です。
参考記事:【ジム・習い事ビジネス】繁忙期突入!ライバルと差をつける新規募集チラシの作り方|販促・集客
何故すぐに辞めてしまうのか?
前述したように、「入会金無料」「初月会費無料」という入口で入会した人の多くは、本気度が低くなかなか通ってもらえないということから、早期退会へ繋がってしまいます。いくら「入会金無料」「初月会費無料」とは言っても、翌月から会費が引き落とされますので、本気度が低い人は「通えないならもったいない」「仕事が忙しいから通えない」「家事と両立できないから通えない」という「行けない理由」を探すので、早いタイミングで退会(解約)手続きを済ませます。
また、「入会金無料」「初月会費無料」で入会した人は、そのジムの良さを知らずに入会されることが多いので、何故入会したのかさえ分からないままで退会(解約)することが多いです。
ですので、「入会金無料」「初月会費無料」という入口は会員数は増えたとしても継続に貢献することは少なく、広告コスト、入会案内、手続きなどお金と時間、労力だけ奪われる結果に。
参考記事:小さなスポーツジムは今すぐ「入会金無料キャンペーン」をやめるべき理由
継続して通ってもらう秘訣とは?
まず大前提にあなたのジムの良さと不安対策を広告や日々のSNSの中で発信することです。
そうすることで、真剣な人、本気度の高い人が集まってきます。
▼詳しくは、こちらの記事に書いているので是非ご覧になってください
参考記事:フィットネスジム・スポーツジムの入会率を上げる方法|不安対策編
ジムの良さ、不安対策を実施し実際に入会された新規会員さんへ「A4」1枚アンケートを書いてもらいます。
特に注目してほしいのはアンケートのQ4(決め手)です。
Q4他にもフィットネス系格闘技ジムが多数ある中で、なぜ当ジムを選んでくれたのでしょうか?決め手になったところをお聞かせください。
「A4」1枚アンケートQ4決め手の質問
この質問をすると
Aさん「雰囲気が良かったから」
Bさん「ダイエットについて食事の相談もできるから」
Cさん「楽しくトレーニングができそうだから」
など、様々な選んだ理由(決め手)が出てきますが、この回答がとても大事で、言わば新規入会された会員さんの「リクエスト」と同義にあたります。
雰囲気の良さで選んでくれたAさんには、無理なくいつも通りの雰囲気の良さを提供する。また、他の会員さんを交えながらトレーニングしてもらう。
ダイエットについて食事の相談ができると選んでくれたBさんには、ダイエットメニューや改善方法など、相談できるように対策する(無理のない範囲で)。
楽しくトレーニングができそうというCさんへは、楽しくトレーニングができるようにメニューを考えて提供する。
など、リクエスト(選んだ理由)に応えるだけで顧客満足度は上がり、継続率も改善できるようになりますし、リクエスト(選んだ理由)をブログなどに綴り、お知らせするだけでも継続率は改善できます。
さらに、足が遠のいた会員さんへは、その会員さんのリクエスト(選んだ理由)をアンケートで確認し、対策を考えた上で、個別でメールを送り来館を促すようにするだけで、「メールでお知らせしてくれたのでジムに来ました」という会員さんも増えだしてきます。
継続しない理由で多いのは、「飽きる」「必要じゃなくなる」「忘れる」の3つがほとんどで、「忘れる」が圧倒的に多い傾向にあります。
ですので、忘れさせない活動と入会した時のリクエスト(選んだ理由)を組み合わせて会員さんとコミュニケーションを図るのが必須と言えます。
実際に、たったこれだけの対策で私のジムも継続率が上がったので、是非継続率で悩んでいる経営者は取り組んでみてください。
「A4」1枚アンケートを導入して、継続率を上げたいとお考えの方は、全国各地にいるアドバイザーへご相談ください。
ご自身の課題にそった専門のアドバイスが受けれますので、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。
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この記事を書いた人
「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー
豊平尚哉(フィードバックドリブン株式会社 代表取締役)
フィットネス系キックボクシングジム・会員制スポーツジムの新規集客・継続率アップが得意です。
私自身もキックボクシングジム2店舗(沖縄、大阪)を経営し、コロナ禍でも黒字運営を継続しています。
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