投稿日:2023.07.07
こんにちは。鹿児島で「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーとして活動している佐々木こづえと申します。普段は広告デザイン会社でチラシやホームページを制作しており、中でも見る人が親近感を持つ、「親しみのあるデザイン」が得意です。
今回は鍼灸院のおすすめするダイエットのチラシ
今回はその体験から確認した、「広告メッセージは一貫性が大事」について書かせていただきます。
原稿や広告の作成において、一貫性は非常に重要です。一貫性がないと、メッセージが伝わりにくくなったり、読者の興味を引くことができなくなったりします。
特に広告作りの初心者さんに見ていただければと思います。
経緯
動画で作成した広告原稿ラフ案
まずはいつものように、ダイエットプログラムを利用された方からアンケートを頂きました。
アンケートを全体的に見て多かったパーツは
Q1:悩み 痩せたいけれど一人では続かない
Q5:感想 「結果が出た」
でしたので、下記のようなデザインになりました。
裏表の広告の配置
今回は両面でチラシを作成しましたので、広告のパーツを表裏で分割しました。
今回は8つのパーツの順番をそのままに、
ーーーーーーーーー
表面
ーーーーーーーーー
1.ターゲットコピー
2.キャッチコピー
3.裏づけとなる証拠
+
キャンペーン案内 (5.オファー)
7.行動喚起
8.問合せ
ーーーーーーーーー
裏面
ーーーーーーーーー
3.裏づけとなる証拠
4.ボディコピー
6.リスク対策
+
キャンペーン案内(5.オファー)
7.行動喚起
8.問合せ
という順番で構成しました。
作成時紹介した今回のポイント
未来をイメージしやすいお客様の実例
実際にお客様でダイエットに成功された方々がいらっしゃったのでbefore→afterで事例をお客様の声と一緒に掲載しました。
ボディコピー(決め手)
何が決め手で申し込みましたか?との質問には
- 運動がない
- 食事制限がない
- 1人でない
とありましたので、それを「なぜそうできるのか」の理由と共に掲載しました。
数だけを見た落とし穴に気づく
ただ、ターゲットコピーとキャッチコピーの部分が少し気になっていました。
確かにアンケートの数では「痩せたいけれど一人では続かない」と「結果がでる」だったのですが、
なんだか、ピタッとしなかったのです。
そんな時にfacebookに投稿をみつけました。
「A4」1枚アンケートの本を読んでやってみても、上手くいかない時はどこか間違っている可能性があります。下記ポイントをチェックしてみてください。
・・・・・
☑集まった「A4」1枚アンケートをマインドマップで的確にグループ化できているか?
(気持ちを知る分け方とキーワードを知る分け方ができているか?)・・・・・
☑「A4」1枚アンケートから広告のコンセプトが正しく作れているか?
(多いキーワードを活かしながら一貫性のあるコンセプトが作れるか?)・・・・・
https://www.facebook.com/tatsuhiko.okamoto
一貫性のあるコンセプトの大切さ
修正したデータがこちらです。(ラフとデザイン完成が混ざっているのはご了承ください)
今回のアンケートで集まったコピー、最初にあった「悩み」は「痩せたいけれど一人では続かない」と、ダイエットを挫折した人たちです。
どんなに結果が出るダイエットでも、挫折したら結果にはつながりません。
そこでアンケートを見直してみると、2番目に多かった感想に
Q5:感想 「一緒に無理なく続けられた」がありました。
「痩せたいけれど一人では続かない方へ 結果に満足できます」
「痩せたいけれど一人では続かない方へ 一緒に無理なく続けられます」
いかがでしょうか?
「続けられる、ゴールまで到達できる」といった寄り添う安心感の方が、悩みに対するメリットがイメージがしやすいと思います。
完成したチラシはコチラです。
まとめ
チラシを作る時には一貫性が大事だと良く言われます。
数字やデータだけに固執しすぎると、一貫性が欠如してしまうことがあります。
ラフを描いて全体を見渡すことで、全体の「流れ」に違和感を感じるときは、ぜひ2番目、3番目に多いコピーも参考にしながら、一貫性を見直してみてください。
流れが良くなると、広告の説得力はぐっと増していきます。
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