投稿日:2024.01.25
大阪で「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーとして活動している浅野と申します (プロフィール) 。現在は独立系の不動産コンサルティング会社を経営しています。 30年以上にわたり、一貫して不動産オーナーの土地の有効活用や賃貸マンション・アパートの入居率改善のお手伝いを行っています。中でも「事業総額80億以上、累計1万室の募集実績」をベースに体系化した「賃貸マンション・アパートの入居率を高める販促プログラム」の提供が得意です。「A4」1枚アンケートやマンダラ広告作成法を使っての「マイソク(募集チラシ)」作成や改善も定評があります。空室に困っているオーナー、入居率を高め戸数拡大を図りたい管理会社を応援していきます。
皆さまもChatGPTは業務のいろいろな場面で活用をされているかと思います。ただ、基本的には文章で指示していることが多いのではないでしょうか?
今回は、画像を読み込んでもらい、広告原稿まで作成していく流れを紹介してみます。
1.不動産業界では「間取り図」で表現することが多いので文章で指示するのは大変。
不動産は、必ずお部屋の情報を文章だけでなく「間取り図」で表記します。それは、「間取り」という図面を活用する方が、文章だけで表現するよりも早く、的確に伝えられるからだと言えます。では、ChatGPTに対しても、そのまま「間取り図」で伝えた方が情報量も多く、的確なのではないかと思い、試してみることにしました。
◆まず、間取り図を読み込んでもらう
ChatGPTでは、画像ファイルを直接アップロードすることができます。まず、間取り図をアップロードしてみます。そして、「この間取りのマンションに適しているターゲットオーディエンスの候補と、どのようなキャッチコピーがいいかを教えて」と聞いてみます。
注)今回は、有料版のGPT-4を使っています。<ChatGPT回答>
送っていただいた間取りのマンションは、3DKで、玄関、浴室、トイレ、押入れ、洋室2室、バルコニーがあります。この間取りのマンションに適しているターゲットオーディエンスの候補としては、以下のようなものが挙げられます。
- 2人暮らしのカップルや夫婦
- 1人暮らしの一人暮らし
- 2世帯同居の家族
この間取りは、2つの洋室があり、それぞれ6畳と5.25畳と比較的広いので、2人暮らしや2世帯同居の家族に適しています。また、1人暮らしでも、洋室を2つに分けて、仕事や趣味のスペースとして使うこともできます。
キャッチコピーとしては、以下のようなものが考えられます。
- 「ゆったり暮らせる2人暮らしにぴったり」
- 「一人暮らしでも家族でも快適に暮らせる」
- 「広々した洋室で、仕事も趣味も充実」
これらのキャッチコピーは、間取りの特徴を簡潔に伝え、ターゲットオーディエンスの興味を引くように工夫されています。
具体的なターゲットオーディエンスとキャッチコピーの組み合わせとしては、以下のような例が挙げられます。
- 2人暮らしのカップルや夫婦向け:
- 「ゆったり暮らせる2人暮らしにぴったり」
- 「2人で過ごす時間を大切に」
- 1人暮らし向け:
- 「一人暮らしでも家族でも快適に暮らせる」
- 「自分のスタイルで暮らせる」
- 2世帯同居向け:
- 「広々した洋室で、家族みんなでくつろげる」
- 「安心して暮らせる」
ターゲットオーディエンスや物件の特徴に合わせて、最適なキャッチコピーを検討するとよいでしょう。
いかがでしょうか?
文章でこの「間取り」について伝えるよりもはるかに早く、的確に指示することができます(簡単な質問プロンプトと画像をアップロードしただけです)。たった1枚の図面からだけでも、かなり正確に情報を理解し、文章を生成することができます。
2.「間取り図」+「A4」1枚アンケート結果から、広告原稿を作成してもらう
では、次に、より具体的に、この部屋を契約してくれた入居者さんに書いてもらった「A4」1枚アンケートの結果の情報を合わせて伝えて、広告原稿を作成してみます。
1)「A4」1枚アンケートの結果からプロファイルを入力
・この記事では、そのままは書けませんが、この部屋を契約して気に入ってくれている方の声を、ChatGPTに入力します。特にプロファイル(属性、家族構成等)が重要です。このケースでは、お母さんと子供の2人家族の方でした。
2)ChatGPTにで原稿下書きを作成
ターゲットコピー
小さいお子様がいるので、安心して暮らせるお部屋をお探しのお母さんへ
一人のママとして、子どもの笑顔を一番に―。 独りでも強く、子供との暮らしを豊かにするための、使い勝手の良い間取りとプライベートが守れる空間を提供します。ママにも子供にもやさしい、暮らしやすい環境で、毎日の生活をもっと自由に、もっと楽しく。
キャッチコピー
- 「安心して子育てできる場所」:子どもの成長に合わせた部屋割りで、プライバシーを守りながらも一緒の時間を大切にできます。
- 「ママのためのリラックス空間」:疲れた日も自分だけの時間と空間が確保でき、心身ともにリフレッシュ。
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はじめに:
「子供の笑顔はママの元気」という言葉を体感されていませんか?
そんなママのための賃貸マンションが、ここにあります。
利用者の声に耳を傾けた結果、 「部屋が多く、子どもが勉強に集中できる環境が整っている」 「プライベートが確保でき、自分の時間も大切にできる」 「子どもとのコミュニケーションがとりやすい間取り」
との高評価をいただいております。
実際にどのような空間なのか、不安を感じている方もいらっしゃるでしょう。
そこで、安心していただけるよう実際に生活をイメージいただける「モデルルーム」をご用意しています。
<続く>
もちろん、これはまだ下書き段階なので、ここからいろいろを修正、加筆は必要です。ですが、「間取り図」と「入居者アンケート(今回は1人分のみ)」だけで、このレベルの下書きが1~2分で出力されるのは、本当に便利だと感じます。
ただ、上記の出力を得るには、「A4」1枚アンケートやマンダラ広告作成法シートのノウハウを学習させた「広告原稿に特化したオリジナルのGPTs」を作成して使用しています。
参考:GPT の作り方【GPTs とは?何ができる?】|ChatGPT研究所
※ChatGPTは、独自のフレームワークを学習させることで専門家としてのアウトプットを生成できるようになります。その意味で、「A4」1枚アンケートやマンダラ広告作成法は、非常に相性がいいと実感します。
3.まとめ
今回は、画像を直接入力する方法をご紹介しました。不動産や建築業界においては、図面、間取り図、鳥瞰図、パースなど文章では表現できない情報を扱うことが多いため、まだ様々な応用が考えられます。そして、他業界においても図や画像を扱う場合、いろんな使い方ができます。
<画像によるAI活用例(一部)>
・「間取り図」を診断、採点して、改善点を列挙してもらう
・販促のチラシを診断、採点して、改善点を列挙してもらう
・店舗外観の写真をを診断、採点して、改善点を列挙してもらう
この際に非常に重要なポイントがあります。「必ず、どのようなポイントを見るのか、何が良いのか等の評価基準を与える必要」があります。つまり、これは経験や学習によって培われた「プロ」としての知見(文章やチェックリストとして明文化が必要)が必須ということです。
つまり、自分がプロとしての活躍している領域において、自分の判断基準をAIに学習させることで、自分でなくとも、自分の分身のように評価、診断するAIを作ることができるということです。
今回は、ChatGPTに画像で指示する方法について書いてみました。販促におけるChatGPTの活用については、引き続き研究していきます。そして、皆さまの事業発展に役立てるべく、全国各地にいる「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーも伴走いたします。
読んでいただき、有り難うございました。
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とお考えであれば、「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーの資格を取得するのが一番の近道です。 販促コンサルタントの岡本達彦先生公認『「A4」1枚販促アンケート広告作成アドバイザー協会』主催の認定アドバイザー試験に合格して資格を取得すると、「A4」1枚アンケートの商標・ノウハウ使用の権利を手に入れられ、実践勉強会や各種セミナーを開催することができます。
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