投稿日：2025.01.12

大阪で「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーとして活動している浅野と申します （プロフィール） 。現在は独立系の不動産コンサルティング会社を経営しています。 30年以上にわたり、一貫して不動産オーナーの土地の有効活用や賃貸マンション・アパートの入居率改善のお手伝いを行っています。中でも「事業総額80億以上、累計1万室の募集実績」をベースに体系化した「賃貸マンション・アパートの入居率を高める販促プログラム」の提供が得意です。「A4」1枚アンケートやマンダラ広告作成法を使っての「マイソク（募集チラシ）」作成や改善も定評があります。空室に困っているオーナー、入居率を高め戸数拡大を図りたい管理会社を応援していきます。

今まで、AIの活用方法や事例について投稿してきました。その時点においては、最新の内容を紹介しているのですが、AIツールの進化はすさまじく、2～3ヶ月で機能、実現できること、その品質も大きく変わります。今回は、その中でも非常に有用と思われる「Google Gemini」について改めてえさＺ書いてみます。

1．新たに加わった「Deep Research」で業界や商品の概要を数分でリサーチし、報告書としてまとめてもらう。

Googleの「Deep Research」機能は、2024年12月11日にリリースされました。この機能は、GoogleのAIサービス「Gemini Advanced（有料版、下記参照）」に追加されたもので、ユーザーが調査したいトピックに基づいてインターネット上の情報を収集し、わかりやすいレポート形式で提供するものです。

◆Google Deep Researchとは？

「Gemini Advanced」に搭載されています。この機能は、複雑なテーマに対する多段階の調査を自動で行い、包括的なレポートを生成することを目的としています。

リンク：https://one.google.com/about/ai-premium/?g1_landing_page=0&hl=ja

特徴

1. 自動で情報を集める
   普通の検索では、必要な情報を自分で探して整理する必要がありますが、Deep ResearchはAIが自動で70以上のウェブサイトを調べ、必要な情報をまとめてくれます。
2. わかりやすいレポートを作成
   集めた情報を時系列や重要なポイントごとに整理し、簡単に理解できるレポート形式で提供します。引用元も明記されているので、情報の信頼性を確認することができます。
3. 時間を大幅に節約
   通常数時間かかるような調査を、数分で完了させることが可能です。これにより、勉強や仕事の効率が大幅に向上します。
4. Googleドキュメントとの連携
   作成したレポートはGoogleドキュメントにエクスポートでき、さらに編集や加工が簡単に行えます。

（注：Felo.aiにて生成、修正）

現在、検索専門AIは複数ありますが（Genspark※参考記事、Perplexity、Felo）、それぞれ、強みや得意な使い方が違うのですが、最近は、最初にその業界や商品、地域について包括的に調べる時は、「Deep Research」を多用しています。実際にどのようなアウトプットが出るか、見てみます。最初に、調査のための指示と、テーマを入力します。

【結果としてのレポート】

大阪市内 特区民泊施設の現状と新たな客層開拓

大阪市内 特区民泊施設の現状分析

近年の訪日外国人観光客の増加に伴い、宿泊施設の需要が高まる中、大阪市内では国家戦略特別区域法に基づく旅館業法の特例を活用した「特区民泊」が注目されています。特区民泊は、従来の旅館業法の規制を緩和することで、多様な宿泊施設の提供を可能にする制度です。

既存の客層

大阪市内の特区民泊施設は、主に訪日外国人旅行者をターゲットとしています。特に、アジア圏からの旅行者が多いと予想されます。 かつては、特区民泊の規定により最低宿泊期間が6泊7日と定められていましたが、 現在では2泊3日以上に緩和されています。また、外国人旅行者の滞在に適した施設であることが求められていますが、日本人も宿泊可能です。

市場規模

大阪市内の特区民泊施設の市場規模は増加傾向にありましたが、コロナ禍の影響を受け、2020年4月以降は多くの施設が廃業に追い込まれました。一方で、2023年以降は再び増加に転じており、大阪万博を控え、更なる増加が見込まれます。 また、不動産会社「クリスタルエグゼ日本橋」のように、特区民泊施設を専門に扱う不動産会社も登場しており、市場の活性化に貢献しています。

＜中略＞

新たな客層開拓

大阪市内の特区民泊施設は、更なる発展に向けて、新たな客層の開拓が重要となります。

ターゲットとする新たな客層と具体的なアプローチ

顧客層	ニーズと選好	特区民泊の訴求ポイント	マーケティング戦略
国内外の富裕層	高級アメニティ、パーソナルサービス、特別感	高級施設、コンシェルジュサービス、一等地	高級雑誌やウェブサイトへの広告掲載
ビジネス客	快適なワークスペース、高速Wi-Fi、便利な立地	設備の充実、交通の利便性、ビジネス向けサービス	ビジネス誌やオンライン予約サイトへの広告掲載
ファミリー層	広々とした客室、子供向けアメニティ、近隣の家族向け施設	ファミリー向け施設、子供向けサービス、公園や娯楽施設への近さ	ファミリー向けのプロモーション、家族向け施設との提携
長期滞在者	設備の整ったキッチン、洗濯設備、快適な居住空間	家庭的なアメニティ、費用対効果の高い料金、長期滞在割引	長期賃貸プラットフォームでの広告掲載、柔軟な賃貸オプション

上記のようなまとめレポートが3～5分で出てきます（※ちなみに結果はGoogleドキュメントへそのまま変換できます）。実際には、そこから、さらに深く調べたい内容や気になる参考リンクを開き、全体像を把握していきます。この参考記事リンクも非常に便利で、数十から100近い様々なサイトを検索して、重要と思われるリンクを示してくれますので、かなり「当り」の情報が多いと感じます。

【プロンプト】

以下のテーマについて、主な客層、市場、競合、今後の予測、新たな客層開拓、そのためのアプローチについて包括的に分析して書いてください。 

＜※ここに、調べたいテーマ、業界、商品、企業等を入力＞

無料で1ヶ月試すことができますので、ご自身の調べたい内容についてリサーチしてみてください。調べたい項目も対象に合わせて指示すれば、自分の業界や事業において最適なプロンプトにすることができます。なお、同じプロンプトは、他の検索系AIでも有効かと思います。

2．Geminiで不安対策の一覧表を作成する。

次に、紹介するのは一覧表やマトリクスの作成です。Geminiは、GoogleのAIなので、Googleスプレッドシートへすぐに変換できるので、資料作成に便利です。

なお、このBlogでも何度も書いていますが、AI単独では実は大したアウトプットは出てきません。なぜなら、ネット上の一般的な情報を元に生成するため、どうしても一般論、あるいはありふれた構成での結果になるためです。そこで、重要なのは独自のフレームワークや情報です。

そこで重要になってくるのが、「A4」1枚アンケート関連の諸ノウハウです。今回は、一つの例として、「不安対策」のフレームワーク（質問）を活用して作成したものを紹介します。

この本では、お客様が購入にいたるまでの間に、不安になると思われる点を先回りして、不安対策を打つことで、購入していただく確率を上げるノウハウです。そのノウハウの一部を使って、Geminiで不安対策を作成してみます。

この事例では、賃貸マンションのお客様が契約にいたるプロセス毎に、不安対策を立案するということを行います。今回は「7ステップ×7つの不安対策」なので合計49のカテゴリーでの施策を考えることができます。では、その具体的な内容を見てみます。

＜拡大版＞

＜全体版＞

これだけ大量の施策を人間が考えるのは大変ですが、AI（ここではGemini）を使えば、一気に選択肢を列挙することができます。ここからは、人間が優先順位付けや追加修正を加える必要がありますが、7割程度のたたき台からスタートすることができます。

3．まとめ

AIツールの進化、改良のスピードは想像以上に速いといえます。今回ご紹介した「Google Gemini」だけでなく、「ChatGPT」「claude」などの主要なＬＬＭ（大規模言語モデル）だけでなく、特化型のAI（検索、画像、動画、音楽等）もどんどん実用レベルになってきます。

ただ、AIの性能が上がってくれば、むしろ重要になってくるのは、ビジネススキル、業界知識、営業や集客ノウハウといった経験を伴う情報になってきます。それらの実務知識やノウハウと、AIをかけ合わせることによって生産性の向上や効率化がなされるのだといえます。

そして、実務知識やノウハウが最も集約されたものが「成功事例」だといえます。「A4」1枚販促アンケート広告作成アドバイザー協会では、毎年、多数の成功事例を作り、共有しています。今年も厳選された6つの成功事例を発表させていただきます。ご自身の事業につながるヒントを見つけてください。

読んでいただき、有り難うございました。

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AIツールから生成された内容は、あくまでも予測や推測に基づいています。「A4」1枚アンケートをとり、生成された内容と比較することをお勧めします。これにより、AIの予測と現実のギャップを把握することができ、より効果的なコピーを作成することができます。
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今月、2025年1月28日（火）に「A4」1枚アンケートを利用した成功事例が学べるセミナーがZOOＭにて、開催されます。

全国各地にいる専門分野の違う「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーも参加いたします。

ぜひ、スケジュールを開けておいてください。

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とお考えであれば、「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーの資格を取得するのが一番の近道です。 販促コンサルタントの岡本達彦先生公認『「A4」1枚販促アンケート広告作成アドバイザー協会』主催の認定アドバイザー試験に合格して資格を取得すると、「A4」１枚アンケートの商標・ノウハウ使用の権利を手に入れられ、実践勉強会や各種セミナーを開催することができます。

あなたも「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーになって、私たちと一緒に活躍してみませんか？

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