投稿日:2025.06.13

京都の「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー小宮康義です。教育機関・スクール業・講座ビジネス・士業・専門家などの「教える業」「ビジネス支援業」のための実践的な販促やコンテンツ企画を専門としています。中でも、売り込まずに自然に価値を伝える見込客教育・セールスプロセスの設計が得意です。スクール業・士業事務所・各種専門家や先生業へのサポート実績多数。実務教育・スクール業界20年の経験を活かしてお手伝いします。
いつもは教育機関やスクール、士業、専門家ビジネスなどのマーケティングの仕組み構築をお手伝いしていますが、こういったマーケティングや販売促進に関わる仕事をしていると、人づてに(紹介など)で全然違う業種の方からもご相談があったりします。(私の場合、たまにですが)
5月の初旬ごろに知り合いから連絡があり、私の自宅から少し離れたところにあるオーダーカーテンのお店の社長とお会いすることになりました。
2020年にオーダーでカーテンを仕立てるお店として開業してから、コロナ禍などで来店が見込めなかったので通販に力を入れてきたのもあり、地域のご家庭からの購入はあまり無いとのこと。しかし今後は地域密着で息の長い商売をしていきたいがどうしたものだろう
と、要約するとそんな感じのお話しでした。
40代前半の社長はマーケティングを勉強している方のようで、マーケティングの講座に通ったり、関連書籍も好んで読まれているそうです。そのせいか、チラシやHPにもやたらと「限定●●名様」「●月●日まで!」という“限定性”をあおる文字が躍っていました。
もちろんこれはこれで間違いではないですが、なぜか違和感がぬぐい切れず、地域の人たちから好まれそうな雰囲気はあまり感じられませんでした。
私自身はスクールや専門家の方向けに、セミナー集客などをお手伝いすることが多いので「限定性」というのはとても重要な要素だと考えています。セミナーなどは明確な開催日時が決まってますから必然的に〆切も明確なものになります。
しかも、WEBやSNSを使用した集客が中心になるので、同じような競合が山のようにいますから、限定特典を付けたり、“先着何名”までのような仕掛けが必要だったりもします。
しかし、地域密着型のビジネスの場合には、限定性で“煽る”のはあまりお勧めしていません。
もちろん学習塾の夏期講習時期とか、台風時期のリフォーム業者とか、新サービスをテスト販売したい理容院・美容院などのように期間が限られている場合には必要に応じてやるべきですし、
年末に近所の小料理屋さんがおせち料理の注文を受注して、「ご注文は12/20までです」とするのもむしろ当然だと思います。
でも、そういった必然性がないままに、マーケティング理論としては「正しい」とされているからと言って、盲目的・日常的にそういったスタイルで商売をするというのは決してトクにならないと思うのです。
一時的な売上 VS 長期的な信頼
例えば、私が扱うような教育商品やオンライン教材などのような「カタチが無くて買ってみないと良さがわからない商品」を売り出そうとすると、
買う前と後の変化のビフォーアフター/何が得られるかが明確なベネフィット/何時までに申し込まないとしばらくの間は購入の機会が無くなるという「期間限定性」「個数限定性」などが必要不可欠になります。
実際にこうした施策が上手く機能すると大きな成果が出ていることも事実です。
しかし、くり返しになりますが地域密着型ビジネスにおいては、これがマイナスに働くこともあると考えています。
地元のお客さんは、そのお店がどのようなスタンスで商売をしているのかを敏感に感じ取っています。こうして購入を急かされることで本能的に警戒心を抱いてしまうケースも珍しくないと思うのです。
それよりも駐車場が止めやすいなどの「利便性」や、ちょっとした買い物でもお店を締めたあとで家まで届けてくれる「親切な対応」とか、その土地で商売をやっていく「覚悟」など、
「この人は長く付き合っても安心できるか」という目線で見ています。地域住民という「見込客」といかに信頼関係を構築できるか、それこそが地域密着ビジネスの屋台骨だと言えるかもしれません。
現に私の周りでは、商売もさることながら地域に少しでも役立ちたいという気持ちを持っている商売人が多いと感じます。町内会の役員や、氏子総代としてお祭りを取り仕切る人もいれば、そこまで重要な役割じゃなくても、
塾などで帰りが遅い近所の子供達のために、お店を締めてからも夜道が明るくなるようにと店前にイルミネーションを施している店があったり、バスを待つお年寄りのためにベンチを提供したりと、思い思いのカタチで地域に貢献されています。
地域密着ビジネスにするなら
このオーダーカーテン屋さんのように、これまではWEBやSNSを中心に比較的遠方のお客さんが多かったが、これからは地域密着で末永く愛される商売をやっていきたいと考えているなら、
地域住民のことを考えた経営方針にすることと併せて、是非「A4」1枚アンケートを取り続けていくことをオススメします。
「お客さんはこれを欲しがっているはずだ」
「こんなサービスを期待しているんだろう」
こんな風にお客さん気持ちを何となくで判断してしまいがちですよね。
こちらは“良かれ”と思ってやっていることでも、お客さん側からしたら「なんか違うな…」と思っていたり、逆に「そこが気に入ってたのに」と、惜しまれるようなサービスをやめてしまったり。
だからこそ、地域密着でやっていくなら地域の住民が「どんな課題や悩みを持っているのか」「何を期待してくれているのか」「なぜうちで買ってくれるのか」を知っておくことがことが大切です。
そのためのツールとしてお勧めしているのが「A4」1枚アンケートというわけです。
目の前のお客さんこそ最大の資産
「A4」1枚アンケートの本来の意義は、
「どんな時に必要とされているのか」
「なぜ選んでくれたのか」
「来店前には何に不安を感じていたのか」
それを知り、広告に活かすことです。
なぜ買ってくれているのかを知るうえで、「A4」1枚アンケートほど強力なツールは無いと思います。そのことを知り、次のまだ見ぬお客さんにお知らせするというのが最も大きな役割です。
また、それと同時にアンケートを書いてくれたお客様は貴重な優良客でもあります。
1年のうちには、短期的に数字を上げるための“仕掛け”が必要なときもあるでしょう。
そんな時は一度でも購入してくれたお客さんからいただいた「A4」1枚アンケートを顧客リスト化しておいて、そこに喜んでもらえるキャンペーンをやるのはどうでしょうか?
告知方法はメールでもLINEでも、はがきやニュースレターでも何でも構いません。
「売る」と言うよりも「お客さんとの関係性を深める」ための企画を出来るところまで来たら、今度は逆に「申し訳ないけど在庫5つのみですのでお早めにご来店ください」という“限定性”をつけても全く問題はないと思います。
こうして「A4」1枚アンケートを取ることで、こちらから連絡が取れるお客さんになってもらえると、今後は様々な企画を発信することが可能になります。アンケートを貰いながら発信できる客数が増えていけば、それだけ売上自体も増えていくことが想定できますので、やらない手はないですよね。
こうした地域密着型のビジネスは、特に「A4」1枚アンケートと親和性がありますから、過去にもたくさんの成功事例があります。当協会に日々寄せられるご質問やご相談にも、メールマガジンにて実績豊富なベテランアドバイザーが回答していますので、ぜひ下記登録フォームよりご登録いただきお役立てください。
きっとそこには、これまで気づかなかった商売のヒントが、たくさん詰まっているはずです。ここまで読んでいただきありがとうございました。
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