投稿日:2025.08.12

大阪で「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーとして活動している浅野と申します (プロフィール) 。現在は独立系の不動産コンサルティング会社を経営しています。 30年以上にわたり、一貫して不動産オーナーの土地の有効活用や賃貸マンション・アパートの入居率改善のお手伝いを行っています。中でも「事業総額80億以上、累計1万室の募集実績」をベースに体系化した「賃貸マンション・アパートの入居率を高める販促プログラム」の提供が得意です。「A4」1枚アンケートやマンダラ広告作成法を使っての「マイソク(募集チラシ)」作成や改善も定評があります。空室に困っているオーナー、入居率を高め戸数拡大を図りたい管理会社を応援していきます。
前回、『【AI活用】Gemini canvasでAI機能付きランディングページを作成。お客さまに自社サービスを体験してもらう入口にする方法。』において、Google Gemini canvasを活用して「A4」1枚アンケートのノウハウを学習させた簡単なAI機能付きランディングページを紹介しました。今回は、新しく追加された機能である「ストーリーブック」と同じくGoogleのNotebookLM「動画解説」についてお伝えします。
1.Google Geminiに追加された「ストーリーブック」とは?
この間、コンサルティングに入っている企業様の要望に合わせて、Google系のAIをどのように実務に活かせるかについて、いろいろと共に試行錯誤しながら、創り上げています。その中で、特に簡単で応用範囲が広そうな2つの機能について今回はご紹介します。1つめは、Google Geminiの「Gem」に追加された「ストーリーブック」です。
まず、Geminiにて簡単に紹介してもらいましょう。
【AI機能】Google Geminiの「Storybook」
最も可能性が高いのは、Googleの生成AI「Gemini」に搭載された新しい機能「Storybook (ストーリーブック)」です。これは、簡単な指示(プロンプト)を入力するだけで、AIが自動的に挿絵とナレーション付きの10ページのデジタル絵本を生成してくれる画期的な機能です。
この機能は、GeminiのカスタムAIエージェント機能「Gems」の一つとして提供されています。
主な特徴:
- 簡単な操作: 物語のアイデアを文章で伝えるだけで、誰でも手軽に絵本を作成できます。
- 多彩なアートスタイル: コミック調、水彩画風、ピクセルアート、クレイアニメ風など、豊富なスタイルからイラストの雰囲気を自由に選べます。
- パーソナライズ: スマートフォンで撮った写真や、PCに保存されたファイル(お子様の描いた絵など)をアップロードし、それらを元にしたオリジナルの物語を作ることも可能です。
- 音声読み上げ機能: 完成した絵本は、AIによる自然なナレーションで読み上げてくれます。
- 多言語対応: 日本語を含む45以上の言語に対応しており、世界中の人と共有できます。
- 利用料金: Googleアカウントがあれば、無料プランでも利用を開始できます。
例えば、こんな使い方ができます:
- 「恐竜が好きな男の子が冒険する話」といった簡単なアイデアから物語を作る。
- 家族旅行の写真を元に、思い出を絵本にする。
- 子供に「弟に優しくすることの大切さ」を教えるための物語を、好きな動物を主人公にして作る。
<作成手順>
1)左のタブから「Gemを表示」>右側にでてくるメニューの「StoryBook」を選ぶ

2)プロンプトでどのようなストーリーを作成するかを指示する
最初はサンプルプロンプトをコピペして指示してみると、イメージがつかめます。
そうすると、数分もかからず、「10ページのストーリーブック(絵本)」が完成します。
3)「A4」1枚アンケートの紹介用ストーリーブック
参考事例として、「A4」1枚アンケートを簡単に紹介するためのストーリーブックをご紹介します。


▶ストーリーブックを見る(リンク先サイトにて閲覧可能)
ただ、簡単なプロンプトで作るプライベート向けのストーリーブックと違い、シナリオ自体はしっかりとAI(ChatGPT、Gemini等)を活用して組み立てる必要はあります。
今回であれば、
➀「A4」1枚アンケートの内容をまとめたテキストを作成(ChatGPTやGeminiにて)
・サイトやPDF、Word等の情報を元に全体概要をまとめる
↓
②その内容を学習させてから、「10Pのストーリーブックの原稿シナリオを作成してください」と指示
(Gemini Gem StoryBookにて)
・ターゲット、目的、ゴールとなるアクション等も入れて
↓
③完成した初稿に対して修正や追加の指示
・イラストの内容やテイスト、吹き出し台詞、右側文章内容への修正を加える。吹き出し台詞の文字化けは時々発生するので修正。※ただ、修正を繰り返すとさらに崩れてくるケースもあり、その場合は、再度、新規作成。
↓
④配信
・URL共有か、PDFダウンロードもできるので、ファイルにて共有
前回記事と同じく、このストーリーブックもフロント商品になります。なお、音声で読み上げ機能もあるので、視覚と聴覚へ向けての発信が可能。
2.NotebookLM 動画+スライドの自動生成
ストーリーブックと共に、比較的簡単に作成出来るコンテンツとして、合わせてご紹介します。
NotebookLMは読み込ませた資料やサイトの内容から、テキスト、音声、そして動画にて簡潔に内容をまとめてくれる使い方が有用です。この動画解説は、解説動画+スライドの自動生成機能が優れています。
【資料を動画に】NotebookLM:動画解説の活用法のポイント
■ 学習・教育
- 長大な論文やレポートを、数分の動画で時短理解
- 講義資料から、試験対策用の復習ビデオを自動生成
- 生徒のレポートから、発表用ビデオのたたき台を作成
■ ビジネス
- 長文の市場レポートを、チーム共有用のサマリー動画に
- 会議議事録から、欠席者向けの「5分でわかる」ダイジェスト動画を作成
- テキストのマニュアルを、分かりやすい操作解説動画に変換
■ 情報収集・クリエイティブ
- 複数ニュースから、自分専用の「ニュースまとめ動画」を生成
- 読書メモから、内容を振り返るための「要約ビデオログ」を作成
実際にどのようなものか、見てもらいましょう。
今月、少し急ぎで紹介した理由は、現時点ではまだ公式には日本語対応していないためです。普通に資料をアップして動画生成すると、英語の音声解説と英語のスライドになってしまいます。よって、上記のような日本語スライドと日本語音声は、まだ先行者優位があります。以下を参考に作成してみてください。NotebookLMの資料アップロード等の基本機能は、他のサイト等を参考にしてください。
この日本語化については、以下のサイトを参考にさせていただきました。
※プロンプトは下記サイトをベースに改良。
【速報】NotebookLMの新機能「動画概要」を日本語化する裏ワザプロンプト発見!【非公式】|【AI研究中】ただし
<動画作成手順>
1)NotebookLM 右側上段の動画解説>カスタマイズをクリック
・ちなみに、最初に学習させるファイルは、ストーリーブック作成時と同じ内容で大丈夫です。

2)カスタマイズに以下のプロンプトを入力
【日本語化プロンプト】
*** 重要な指示 ***
* すべての作業の言語は必ず全て日本語としてください。
* ソースから音声読み上げ用の原稿を作成する際、原稿として出力する言語は必ず全て日本語としてください。
* スライド(動画)に表示する文字の言語は必ず全て日本語にしてください。
* 音声を生成する際の言語は必ず全て日本語にしてください。
* 動画を生成する際の言語は必ず全て日本語にしてください。
#出力
-すべての工程を日本語で行ってください。音声原稿、ナレーション音声、スライド内テキスト、要約、見出し、引用表記、数値や単位表記のすべてを日本語に統一してください。
-まず日本語で音声用の原稿(台本)を作成し、その原稿に基づいてスライド構成(各スライドの要点・見出し・本文)とナレーションを日本語で生成してください。
-スライドは日本語の短い見出し(12字前後)と本文(30〜60字程度)で簡潔にし、用語はビジネス向けに自然な日本語に整えてください。
私自身、何度も試行錯誤して、上記プロンプトに行き着きました。生成AIなので毎回、日本語での作成がうまくいくかは保証できませんが、いまのところ成功しています。ただ、数ヶ月かもっと早くに完全日本語対応もなされるかと思いますので、その際にはもっと便利に活用できることになるといえます。
実際に、実務的に活用するシーンでは以下のような活用法が考えられます。
- 商品・サービス紹介:ショート動画的な位置づけでの販促ツール。
- VSL(ビデオセールスレター):自社、事業、商品紹介用ショート動画。
- ノウハウや無形商品:5~6分の簡単な説明資料としてホームページ、メルマガ等で紹介。
- 社内への業務マニュアル:テキストのマニュアルの動画版として作成、共有。
その他、皆様の業界、事業にあわせて様々な活用法はあるかと思います。もちろん、お客さまからの「A4」1枚アンケートの1枚、あるいは複数枚から、「お客さまの声の解説動画」を作成して、HPにアップロードしていくということも可能です。
3.まとめ:文章以外の情報発信の可能性
前回記事、および今回で文章(テキスト)以外の、発信方法についてご紹介してきました。従来であれば、音声、動画コンテンツを作成するには、かなりの労力やノウハウが必要だったのですが、AIの進化によって簡単に作成出来るようになってきました。手法は、誰でも利用可能なので、今後、発信するコンテンツの中味が重要になってくるかと思います。そのためにも、独自の1次情報としての「A4」1枚アンケートの重要性も高まってきています。
このようなフロント商品としてのコンテンツを本格的に作成してみたいという方は、全国各地にいる専門分野の違う「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザーが伴走します。ぜひ、お声がけください。
読んでいただき、有り難うございました。
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