投稿日:2022.06.16
大阪で「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー、不動産コンサルタントとして活動している浅野と申します(プロフィール)。 中でも、「賃貸マンション・アパート」などの不動産に関する販売促進が得意です。30年以上、累計1万室を扱ってきた実績をベースに、「A4」1枚アンケートのノウハウを不動産に活かしていくための提案を行います。
現在、お客様である不動産オーナーさんに、マンダラ広告作成法シートを使って、ご自身のアパートやマンションの「強み(他に比べて勝っているところ)」を発掘し、それを「マイソク(入居者募集チラシ)」へ表現していくことをお伝えしています。
注)賃貸マンションやアパートを募集するときに作成する間取りや写真、家賃等の条件を書いたチラシを業界では「マイソク」と呼びます。
実際に取り組まれた方は、「いままで自分の物件の強みをここまで真剣に考えたことがなかった」「狭い部屋だから仕方ないとあきらめていたが、しっかりと見ていくとその弱点をカバーする方法やそれ以外の強みを発見することができて自信や物件への愛着が持てた」という感想を持たれています。
そして、今日は日々、賃貸マンションやアパートの販促に取り組まれている「賃貸管理会社」「賃貸仲介会社」の経営者、社員の方へ向けて、効果的な「マイソク(募集チラシ)」の作り方について書いてみたいと思います。
1.物件を見たいかどうかを決める「マイソク(募集チラシ)」の重要性
まず、お客様が賃貸のお部屋探しの流れに沿って、どう評価されていくかについて簡単な図でお伝えします。下記はあくまで、サンプルですので数値は参考として考えてください。時系列では左から右へ進んで行きますが、ネット(SUUMOなどのポータルサイト)で検索して物件のことを知り、興味関心を持ち、資料問合せを行い、送られてきたマイソク(メールだとPDF)を見て、現地を見るかどうかを判断されます。
実際の現地での評価は70点程度と考えられる場合でも、その前のプロセスである「マイソク(入居者募集チラシ)」がその良さを伝え切れていないケースが多いと思われます。上記のように例えば、物件の現地が70点のの良さだとしても、十分にその価値が伝わっていない場合、お客様は50点の評価をします。まさに、「いい商品(物件)を作っているのに、そのの良さが伝わっていない」状態だと言えます。
具体物件で見てみます。
◆ある物件のマイソク(入居者募集チラシ) Before
実際に私が経験した事例ですが、簡単な間取り図とスペックを表現しているだけでは、何が売り(強み)なのかがほとんど伝わってきません。上記は、やや古いタイプのチラシですが、多少カラーで表現したとしても、本質は同じようなマイソクは今でもたくさん存在します。
◆改善後のマイソク(入居者募集チラシ) After
築年が古いという弱点を「昭和レトロ」というコンセプトに変えて、マイソク(入居者募集チラシ)もその世界観を表現できるようなテイストに変えています。そして、重要なことは、広告において伝えるべきパーツを意識して配置していることです。
例えば、
・ターゲット(の悩みや欲求)▶「新婚さん」「小さいお子さんのいるご家族」「レトロ好きな1人暮らし」
・行動喚起(今すぐ決めるべき理由)▶駐車場、バイクの料金がお得に
・住むとどんな良い事があるか(どんな生活ができるかのイメージ):レトロな昭和スタイルでの暮らし
などです。
一般的には、和室で畳の部屋が2室という「弱点と思われる特徴」を、プラスに評価してくれる方をターゲットとして設定しなおしています。
2. マンダラ広告作成法シートで強みを発掘し、磨いていく
ただ、何もない中で、ゼロから対象となる商品(不動産では物件)の強みを発見したり、それを評価してくれそうなターゲット(客層)の仮説を立てることは簡単ではありません。
それを可能にするのが、「マンダラ広告作成法シート」です。広告に不可欠の8つのパーツと考えるためのキーワードが配置されたシートに対して、思いつくキーワードを書き出していくことで、 ゼロ から 考えるよりもはるかに多くのキーワードを、半分あるいは1/3以下の時間で書き出すことが可能になります。詳しくは下記書籍を参照してください。ちなみに、上記マイソクのBefore Afterの事例も掲載していただいています。
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改めて、このマンダラ広告作成法シートに取り組まれたオーナーさんのお声を紹介します。
・自分の物件の強みをこれほど真剣に考えたことはなかった。すごい学びになった。
・どうにもならない弱点と思っていた点(狭さ)も、視点を変えればそれをカバーする方法も思いつき、考えていなかったそれ以外の多くの強みを発見することができたので、むしろ自信を持つことができた。
・マンダラというカタチのせいか、すごくキーワードを書き出しやすいと感じた。
なお、オーナーさんにマンダラ広告作成法シートを書いてもらう場合は、対象が限定されているので、基本は変わりませんが、賃貸物件用にキーワードを追加したものを使っていただいています。
さらに、マンダラ広告作成法シートは仮説となりますので、実際に決めていただいた入居者さんに対しての「A4」1枚アンケートも行っていきます。
それにより、マンダラ広告作成法シートでは「強み」と思って打ち出した点が、アンケートでは「決め手」となって書かれていなかったり、逆にこちらは「強み」と考えていなかったことが、 アンケートでは「決め手」 として何枚にも書かれているなどの気づきが出てきます。これによって「主観(事業者の視点)」と「客観(お客様の視点)」のズレ、ギャップを知ることができます。このことは、岡本先生の下記の記事で詳しく紹介されています。
3.まとめ
ここで、本題に戻ります。不動産オーナーさんに取り組んでもらって気づいたことがあります。
マンダラ広告作成法シートを使って書き出すにしても、オーナーさんは、必ずしも最前線の現場で仲介会社さんや入居者さんとやり取りし、生の情報をもっているわけではありません。ですので、どうしてもわからないことや想像しづらいことも出てくるのです。
その生の情報をリアルに持っているのはやはり管理会社の担当者さんだということです。現在は、まだ一緒に取り組んでもらうケースが少ないのですが、不動産オーナーさんと一緒に取り組み、物件の強みを発掘し、それをマイソク(募集チラシ)に表現し、集客力・販促力を高めるということは、ぜひとも、管理会社さんに実践してもらいたいことです。
そのことによって、管理会社の経営者、担当者さんにとっても大きなメリットがあります。
・オーナーさんと一緒に物件の強みを一緒に考える機会をつくることによって強い信頼関係が生まれる
・空室が決まらず困っているがその原因がわからないという悩みに対して、マンダラ広告作成法シートはチェックリストにもなる(明確に課題や改善点も示すことができる)
・マンダラ広告作成法シートや「A4」1枚アンケートを使うことで短時間で質の高いマイソク(募集チラシ)を作成することができる
・そのような販促力を身につけることができる社員教育・研修の機会にもなる(座学ではなく実践しながら)
・そして、ここまで物件の強みを真剣に考える姿勢や強みを発見する能力を身に付けることで新たなオーナーさんや管理物件の開拓につながる営業力の強化となる
いかがでしょうか?ぜひ、一緒に学び、実践していきませんか?
詳しくはお近くのアドバイザーに相談してみてください。読んでいただき、有り難うございました。
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