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自社でチラシを作ってみたが、集客効果はゼロ。考えられる最大の要因とは？

投稿日：2021.12.23

先日ある会社の経営者様に、販促コンサルティングをさせていただきました。

その方のお悩みは、「新サービスのチラシをまいても全く反応がない」というものでした。

お金も労力もかけて作ったチラシなのに…

「反応が0」というのは大変切ないですよね。

そこで、今回は自社で作ったチラシの効果を上げるためのコツについて書きます。

ぜひ最後までお読みください。

あなたのチラシは「お客様目線」でできていますか？

チラシをまいても反応がなかった。

その原因は何にあると思いますか？

チラシをまいた場所が悪かった
枚数が足りなかった
デザインが悪かった

などいろいろなことが考えられます。

しかし、まず最初にご自身に問いかけていただきたいことがあります。

それは、

「私のチラシは『お客様目線』に立っているか」

ということです。

分かりやすく置き換えると、

チラシを手に取ったお客様が、

「この商品（サービス）で私の悩み（欲求）が解決できそうだわ」
と感じてくださるかどうかです。

「お客様目線」で考えられているか測定する質問

お客様が知りたい情報がチラシの中に載っていれば、商品（サービス）の良さが伝わって売れるようになるはずです。

さて、あなたはどれだけお客様の目線に立てているでしょうか？

これだけお伝えしても、自分ではなかなか気づきにくいものです。

そこで、「お客様目線」で物事を考えられるかを測る『５つの質問』があります。

これに答えていただくことで、あなたが「どれだけお客様目線に立てているのか？」を判定できます。

真剣に答えるほど、得られる結果も大きいです。

紙とペンを用意して、５分ほどの時間を確保してお答えください。

お客様はどんなことで悩みや欲求を持って、あなたの商品（サービス）を買おうと思いましたか？
成約率の高い媒体（ルート）は何ですか？
お客様は購入前にどんな不安を持っていますか？
お客様は類似商品（サービス）と比べてどこが良くて買ってくれているのですか？
お客様はあなたの商品（サービス）を使うことでどんな良いことがあるのですか？

【「あらゆる販促を成功させる『A4』１枚アンケート実践バイブル」（ダイヤモンド出版　岡本達彦著）pp.21-22　より】

いかがでしたか？

すらすらと答えられなかった場合、あなたの作ったチラシには、お客様が求めていない情報が載ってしまっていた可能性があります。

逆を言えば、「お客様目線」を取り入れて作れば、チラシの効果が現れる可能性が十分にあるということです。

お客様目線を取り戻す方法①

お客様目線を取り戻すにはどうすればいいでしょうか？

一番確実なのは、お客様本人に聞いてみることです。

まずは出来上がったチラシを既存のお客様に見せて反応を確かめてみるのです。

すると、「ここはこうするといいよ」とか「私と同じ世代の人はみんな〇〇という悩みを持っているよ」というヒントがもらえるはずです。

専門知識を持つ販促アドバイザーでも、チラシ作りの際には実際のお客様に意見を聞いていますよ。

お客様目線を取り戻す方法②

もう一つの方法は、お客様にアンケートを実施することです。

「A4」1枚アンケートというメソッドを使えば、お客様がどのような経緯であなたの商品（サービス）を購入したのか、その心理プロセスを把握することができます。

その５つの質問は次の通りです。

〇〇（商品名）を購入される前は、どんなことをお考えでしたか？
〇〇（商品名）を何で知りましたか？
〇〇（商品名）を知ってすぐに購入されましたか？されなかった方は、どのような不安がありましたか？
何が決め手となって〇〇（商品名）を購入されたのですか？
〇〇（商品名）を実際に購入されてみていかがですか？

たった５つの質問でわかるのは次のようなことです。

「A4」1枚アンケートでわかる「お客様の気持ち」

お客様が商品を購入する時には、以下のような心理プロセスをたどっています。

それらが「A4」1枚アンケートに回答していただくとすべて分かります。

《購入前の心理》

問１の回答で分かること…「〇〇で悩んでいる。〇〇したい」という気持ち【悩み・欲求発生】

問２の回答で分かること…「何かでその商品（サービス）を知る」【情報収集】

問３の回答で分かること…「買おうか、買わないか迷う」【購入不安】

問４の回答で分かること…「■■だから買おう」【購入実行】

《購入後の心理》

問５の回答で分かること…「今は✕✕だと思っている」【購入評価】

これらの回答を基に、「お客様目線」に立ったチラシを作成することもできます。

詳しくは、こちらの書籍をご参照ください。

アンケートが取れない場合に有効なのが、「マンダラ広告作成法」

最近は新型コロナウィルスの影響で、業態を変えて新商品（サービス）を出す事業者様も増えてきました。

「新しい商品（サービス）を告知するチラシを配布したい。」

というケースも多いのではないでしょうか？

この場合、新規のお客様がまだいないため、アンケートを取ることはできません。

では、どうやったら「お客様目線」に近いチラシができるのでしょうか？

その答えが、

「マンダラ広告作成法」

です。

この手法は、あらかじめ用意された質問に答えていくだけで、チラシの原稿を作成することができます。

作成の際には、お客様の気持ちを予測する必要がありますが、やみくもにチラシを作るより、はるかに素早く、反応が得やすいものが出来上がります。

「マンダラ広告作成法」は取り組む過程で、あなたの新商品（サービス）の持つ強みが浮き彫りになってくるところもおススメですよ。