投稿日：2022.05.01

沖縄で「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー、販促・集客コンサルタントとして活動している豊平尚哉です。
中でも、フィットネス系キックボクシングジム・会員制スポーツジムの新規集客・継続率アップが得意です。
私自身もキックボクシングジム２店舗（沖縄、大阪）を経営し、コロナ禍でも黒字運営を継続しています。

今回のコラムでは、先月から繁忙期を迎えている小さなフィットネスジム・スポーツジム、または習い事ビジネスを経営している方へ「入会をスムーズに促してくれる体験予約完了メールの書き方」として紹介します。

実際に私が経営しているジムで使っている書き方なので、ぜひ参考にされてみてください。

このような悩みがある方へ読んでほしい記事

• 体験予約は増えたが「入会件数」が少ない
• 入会案内の際、説明が長くなり時間が取られてしまう
• 入会時の支払いで、現金（またはクレジット）を持っておらず即日支払いしてもらえないことが多い

この記事を読んで得られるメリット

• 体験予約と同時に入会件数も増える
• 入会案内の時間が短縮できる
• 入会案内でお支払いいただけることが増える

体験前にしっかりと説明をする

繁忙期になると体験予約が増え、スタッフのオペレーションも同じように増えてきます。電話問合せ、体験予約メールの返信、体験受付、入会案内、会員登録関係など、いつもの倍以上のオペレーションが同時にやってくるので、スタッフも大慌てになる時期です。

そんな慌てる時期ですが、体験は増えたものの最後のクロージングがうまく行かないケースも多いのではないでしょうか？

そこで、まずやっていただきたいのが「体験予約への返信メールを工夫すること」です。

通常の返信メールの内容は

==============================

◯◯様

◯月◯日◯時に体験を受付しました。

スタッフ一同お待ちしております。

==============================

のような簡単な返信内容になりがちです。

しかし、このような内容ですと、入会案内の際に質問が多くなり時間がかかってしまいます（逆に質問がなく、入会に繋がらないことも多い）。

また、入会案内に時間がかかることで、ストレスを感じさせることから入会に至らないことも多いです。

なぜ、時間がかかってしまうのかというと「体験前に説明が足りていなかったから」ということです。

つまり、説明不足です。

ジムへの入会を検討している人は

・体験前の不安（または躊躇している理由）

・入会時の不安（または躊躇している理由）

・入会後の不安（または躊躇している理由）

という大まかに3つの不安をお持ちです。

ですので、体験予約の場合は、「体験前の不安」と次に出てくる「入会時の不安」の2つをしっかりと説明しなければいけません。

参考記事：小さなスポーツジムは今すぐ「入会金無料キャンペーン」をやめるべき理由

体験予約の完了メールで説明する

では、どのような説明が良いのか参考までに私のジムで使っている返信内容をご紹介します。

===================================================

（件名）

豊見城ジムより｜無料体験受付完了｜ ◯月◯日（◯）◯時 ◯名

===================================================

（本文）

◯◯　様

Y'ZD豊見城ジムスタッフの◯◯と申します。

この度は無料体験のご予約頂きありがとうございます。

早速ですが、体験ご希望日の

・とき　◯月◯日（◯）

・時間　◯:00

・人数　◯名様

にて、体験予約を受付させて頂きましたのでお知らせ致します。

なお、体験前に受付がありますので、ジムへは遅くても5分前にはお越しくださいませ。

＜体験にて必要なもの＞

・運動着　※更衣室、シャワー完備

・マスク

・タオル

・飲料水

・身分証明書、学生証

・銀行印もしくはクレジットカード

※無料体験後、すぐにご入会頂けると入会金が半額になるため、銀行印やクレジットカードをお持ち頂けますと入会がスムーズです。

※当日入会の方は、当月・来月分のお支払いもお願いしております。

※16歳未満の体験は、保護者同伴でお越しください（未成年者だけでの体験は受け付けておりません）

＜入会金・会費のお支払いについて＞

体験後、即日入会された場合（◯月◯日）

・入会金11,000円→半額5,500円（即日入会に限る）

・4月分の会費→◯◯◯円（一般会費）

・5月分の会費→◯◯◯円（一般会費）

合計◯◯◯円（入会金＋2ヶ月分会費）のお支払いが必要となります。

上記の料金はクレジットカードやPayPayでのお支払いもOKです。

【安心の全額返金保証】

入会後、30日間通ってみてご自身に合わなく退会される場合は、上記の入会金、月会費は全て返金させていただきます。その際は、お気軽にスタッフまでお申し付けください。

＊退会届及び返金届けの記入が必要です

【駐車場について】

当ジムの専用駐車場は◯台ございますが会員様のご来館状況により満車になる場合があります。

満車の際は、公共の交通機関をご利用いただくか近隣で駐車できる施設等をご利用くださいませ。

【当日の受付について】

ご来館いただきましたら、私◯◯（スタッフ）にて受付させて頂きます。

その他、不明な点や体験のキャンセル等ございましたら、必ずメール、お電話にてご連絡ください。

それでは、 ◯◯  様のお越しをスタッフ一同お待ちしております。

Y'ZD豊見城ジム

スタッフ　◯◯

Y'ZD豊見城GYM

沖縄県豊見城市上田525-10

TEL＆FAX098-850-8858

===============================

（Y'ZD豊見城GYM体験予約完了メールより）

と、長文ですが入会時に必要な説明を打ち出してます。

ここで大事なのが、必要な費用と不安対策を載せることです。

体験予約の期日だけでは説明不足！「料金」「不安対策」も同時に説明する

私の経験上、体験予約後の受付完了メールを上記のように変えたことによって、入会案内がスムーズになりました。

入会案内時はその他のよくある質問Q&Aを説明し、補足として営業時間や料金をお伝えします。そうすることでスタッフが説明する時間を大幅に短縮され、オペレーションの効率化が図れたわけです。

さらに、当日必要な費用のお支払いもいただけるようになりました。

これまでは、「今手持ちがないので次回来た時に支払います」という方が一定数いらっしゃいましたが、今ではほとんど出て来ません。

しっかり、必要な費用をご持参いただいて入会されるように至っています。

体験前の不安（または躊躇している理由）

「体験に必要なものは？」

「駐車場はあるの？」

「どんな人がやっているの？」

など、一般的な不安が多いので口頭で説明せずにメール本文で説明します。

入会時の不安（または躊躇している理由）

「女性の私でも練習についていけるか」

「仕事と家事を両立しながらジム通いできるか」

「雰囲気が合うかどうか」

など、体験する前の不安が出てくるので、その対策として【安心の全額返金保証】を説明します。

「料金」「支払い方法」「不安対策」をすることで、入会案内がスムーズになり入会件数も大幅に増えてきます。

ちなみに、「入会時の不安（または躊躇している理由）」は、それぞれのジムにより内容が異なります。この記事をご覧になっている小さなスポーツジムや習い事ビジネスを経営されている方は、下記の記事をご参考にされてください。

参考記事：フィットネスジム・スポーツジムの入会率を上げる方法｜不安対策編

まとめ

いかがでしたか？

小さなスポーツジム、フィットネスジム、習い事ビジネスをされている方は、先月から5月にかけて繁忙期真っ只中です。

この商戦を逃すと次の商戦は10月あたりになるのではないでしょうか？

5月は始まったばかりなので、ぜひ上記の返信メールを参考に入会案内へ努めてみてください。

もし、もっと具体的に「不安対策」について知りたいという方は、こちらの本を参考にされてみてください。

本を読んでもご自身では難しい、ということであれば、お気軽にお近くのアドバイザーにお尋ねくださいね。

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この記事を書いた人

「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー
豊平尚哉（フィードバックドリブン株式会社　代表取締役）

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