投稿日：2022.05.21

私は日頃、学校法人やスクール業、協会・資格ビジネス、オンラインスクール及び士業・コンサルタントなどの先生業や専門家、研修講師など、

「教える業」「企業の支援業」のコンテンツ企画や広報・販促のコンサルティング、
そして、新しいスクールを作ったり、資格試験制度を作ったりといった仕事をしています。

こうしたスクールや先生業といった業態は、これを利用するお客様から見ると
カタチが無くてイメージしづらいし、高額そうだし、お金を払って依頼してみないと
良さがわからないですよね。

しかもみんな良いことしか言わないから判断が難しい（笑）

逆にサービスを提供するスクールや先生業の側から見ると、差別化がしづらく、
自分たちの独自の良さをなかなか分かってもらえないというジレンマを抱えているケースが多いのです。

このようなスクール業や士業などの先生業じゃなくても、医院やスポーツ教室、サロン、整体院などで同様の悩みを抱えている事業者さんも多いのではないでしょうか？

それで、今回はこういった良さを伝えづらい業界のための媒体選びについて書いて行きたいと思います。

皆さんは自分たちのサービスの良さを伝えるためにどんな媒体を使っていますか？

今はいろんな発信ツールが無料で使える時代ですから、FacebookやInstagram、TwitterやYouTube、TikTokなどの動画配信アプリなど、SNSを使っている方も多いのではないでしょうか？

私の周りにもSNSやブログで毎日頑張って発信している人が大勢います。

もちろん効果の程は人によりけりですが、SNS発信によってコンスタントに見込客を獲得していたり、メルマガやLINEの登録者が増えていたりというような話はたくさんありますから、是非得意な人やお好きな方は続けて発信されることをオススメします。

ただ一方で、毎日発信しても、フォロワーは増えるけど仕事は来ないという話もよく耳にします。

そこにはそれぞれいろんな原因があると思います。

その原因の一つに、SNSはタイムリーな話題で短くまとめる必要があるので、見込客が得られる情報としては「断片的」になってしまうということが挙げられます。

そのため、カタチが無くてイメージしづらい、良さが伝わりづらい商品サービス提供者である我々のことを理解してもらうのには時間が掛かるのですね。

ショートでタイムリーな情報を発信するというのがSNSの良さですから、逆に全体的なまとまりのある情報を発信するのには向いていないというのが、見方によっては欠点ともいえるのかもしれません。

【まずチラシ１枚作ってみるのがオススメ】

✔情報発信が断片的になってしまう

✔何を発信すれば良いかわからない

という悩みを解消するために、
まずは１枚のチラシを作ってみることをオススメしています。

我々のような良さを伝えづらい商品サービスを扱っている場合、SNSやブログも有効ですが、まずはイッキに読んでもらえる纏まった情報をチラシ１枚にまとめると点在する情報が立体的となり、それだけで我々を伝える情報媒体になります。

「必要な情報をイッキに伝える」という点では、チラシは１枚で情報をしっかり伝えられる優れた媒体なのです。

そういった理由から「まずはチラシ１枚つくる」ことをオススメしています。

私もかつて営業で毎日大学回りをしていたころ、営業から帰社すると伝わり切れていないと感じることや浮かんだアイディアを常に書き出して、チラシに書いていました。

本当に毎日のように手書きでチラシを書いては、社内の広報部に忙しい中無理を言ってデザインを起こしてもらっていました。

それこそ数百枚に及ぶであろうそのチラシが当たることもあれば、外れることもありましたが、チラシを企画し、伝えたいことを絞り込み、わかりやすく表現するというトレーニングを積むことが出来たのではないかと考えています。

そして何より自社の商品に対する深い知識、他社商品に対する理解、市場の中での
ポジショニング、本当にターゲットにするべき顧客層などが不思議と見えてくるようになりました。

またそのチラシを作る過程で得た表現が、ホームページやブログの文章作成にも活かされていました。

チラシ１枚書くためには、チラシ１枚分の情報ではなくその５倍１０倍のアタマに浮かんだ情報、書きたい情報を、ギュッと集約して書くことになります。

その取捨選択した情報や業務知識や経験が、今度はHPやブログを書く際に活かされるというわけです。

当時はSNSなどありませんでしたが、今ならそのＳＮＳを発信する際の文章作成に大いに役立てられるだろうと思います。

チラシを作ることで伝えたいことがハッキリわかるようになるということが、実はチラシをつくる最大の効用かもしれません。

【今はチラシよりランディングページでしょ！？】

ココまで読んでいただいた方の中には、
「いや、今はチラシよりランディングページ（LP）のほうがいいのでは？」と
思った方もいるでしょう。

はい、もちろんLPもオススメですから是非用意したほうが良いです。

少しチラシと用途が違う部分がありますから、チラシとLP両方用意するほうが良いでしょう。

LPを作ったほうが良い理由は、岡本達彦先生の著書

『「A4」１枚チラシで今すぐ売上を上げるすごい方法』のP.71に詳しく書かれていますので、是非ご参照いただきたいのですが、

LPは『チラシを配ったお客様が「ここに書いてあることをもっと詳しく知りたいな」
と感じたとき、まずはアクセスしてもらうために用意するページになります。』
（P.71引用）

今はチラシを見たあと、すぐ検索してネットでも情報を確認する人が増えています。

お客様の安心のためにもぜひLPは準備しておくことをオススメします。

ただ、LPは検索に引っかかるというより、元々アクセスがあるSNSやHP、ブログ、広告などからアクセスを引っ張ってきて初めて見てもらえる媒体です。

逆にチラシはこちらから自由に狙った地域で配布・ポステイング・折り込み出来る「攻めの広告」です。

今や、チラシにQRコードを掲載して、そこからランディングページに飛んで資料や商品の送付先を入力して貰うなんてことが、いとも簡単に出来てしまいます。

実は「攻めの広告」というのはそれほど選択肢がありませんから、チラシを使わないという手はありませんね。

【反応があるチラシは簡単につくれる！？】

そうはいっても、チラシをつくるのに相当な労力がかかるし、どのように作れば反応がでるのか？何を書けばよいのかが良くわからない、という方もいると思います。

また、以前高いお金を掛けてデザイナーに綺麗なチラシをつくって貰ったけど、全然反応が無かったから、チラシなんてダメだという方もいるかもしれませんね。

私もたくさん失敗してきたので、その気持ちとてもよくわかります。

しかしそれは「チラシがダメ」なわけでも「デザイナーさんがダメ」なのでもなく、そのチラシに反応が得られる必要なパーツが網羅されていなかっただけかもしれません。

チラシもLPも同様ですが、こちらが書きたいことを書きたいように表現しても反応は得られません。反応を得るためには、漏らしてはいけない記載するべきポイントがあるのです。

そこでお勧めしたいのが、前出の岡本達彦先生の著書
『「A4」１枚チラシで今すぐ売上を上げるすごい方法』です。

この本に付属しているマンダラ広告作成法シートに、書籍の該当部分を参照しながら書き込みをしていけば、必要な情報をくまなく洗い出すことが出来、あっという間にチラシ原稿を完成させることが出来るでしょう。

ただ、本を読んでやってみようとしたけれど正解がないだけに、出来上がったチラシ原稿で良いのか確信が持てなかったり、すんなりキーワードを書き出すことができなかったり、いろんな悩みが出てくるかもしれません。

そんなあなたにとっておきの朗報があります。

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