投稿日:2026.08.03


「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー 静岡支部の神南です。
「価値ある商品」を、選ばれる商品に。
「A4」1枚アンケートで誰がやっても成果が出る、再現性のある販促の仕組みづくりを、企業研修と個別コンサルティングの両面から支援しています。
研修では「わかりやすい」「お客様目線でこんなに考えたことがなかった」という声を多くいただいています。大切にしているのは、研修が終わった後に実践の一歩を踏み出せるかどうか。
年間約300本のコンサルティング現場で積み上げた経験をもとに、最近はAI×「A4」1枚アンケートを組み合わせた研修と個別支援も行っています。
「何から始めればいいかわからない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。
同じChatGPTを使っているのに、なぜスタッフによって仕上がりが違うのか
画像生成機能が劇的に向上したChatGPTを使って、POPやチラシ、SNS投稿を作る。そんな会社やお店が、ここ最近ぐっと増えてきました。
ところが、同じChatGPTを使っているはずなのに、あるスタッフが作るとお客様に響く内容になり、別のスタッフが作ると「こだわりの商品です。丁寧に対応します。ぜひお越しください」といった、どこの店でも使えそうな当たり障りのない内容になってしまう。
その結果、AIを導入したはずなのに、結局は仕事のできる人に販促物づくりが集中してしまう。心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
仕上がりの差を生んでいるのは、プロンプトの上手さではない
私はこれまで500社以上の販促支援に携わり、ここ数年は特にAIとお客様の声を組み合わせた販促のセミナーや研修のご依頼を数多くいただいています。その中で見えてきた結論を、先にお伝えします。
仕上がりの差を生んでいるのは、AIへの指示の出し方、つまりプロンプトの上手さだけではありません。AIに渡している情報そのものが、人によって違うことが原因です。
多くの会社では、AI活用の研修というとプロンプトの書き方を教えることに力を入れがちです。もちろんそれも大切ですが、それだけを社内で統一しても、仕上がりの差はなくなりません。本当に揃えるべきは、AIへの指示の出し方ではなく、AIに渡す情報そのものだからです。
なぜ情報の差が、そのまま仕上がりの差になるのか
販促がうまいスタッフは、決して文章力だけで差をつけているわけではありません。もちろん文章がうまい人もいますが、それがすべてではありません。
彼らに共通しているのは、日頃からお客様の気持ちをよく把握していて、その内容を自然とAIに伝えているということです。日々の接客の中で得ている、お客様のリアルな心理や反応。こうした情報を、本人が意識していなくてもAIにきちんと渡せているのです。
一方で、経験の浅いスタッフが持っている情報は、会社やお店から与えられた一般的な情報にとどまりがちです。商品名、商品概要、価格、特徴。こうした情報だけをAIに渡していれば、同じChatGPTを使っていても出力の内容に差が出るのは、ある意味で当然のことなのです。
AIに渡す情報が食材、AIへの指示であるプロンプトが調理法だとすれば、どれだけ優れた調理法を社内で揃えても、使う食材が人によって違えば、出来上がる料理も変わってしまいます。つまり、仕上がりの良い人が持っているのは特別なプロンプトではなく、お客様を理解するための情報そのものなのです。
南伊豆町商工会のセミナーで、実際に起きたこと
先日、南伊豆町商工会でChatGPT活用セミナーを行った際、まさにこの構造を参加者の皆さんに体感していただく機会がありました。
参加されたのは、飲食店、総菜店、スイーツ店、エステサロン、そば処、観光施設、たけのこ農家など、業種も規模もバラバラな方々でした。
セミナーでは、いきなりChatGPTに指示を出してもらうことはしませんでした。まず「A4」1枚アンケートの中にある、お客様の心理に沿ったある3つの質問を使って、それぞれのお店・事業のお客様の声を整理していただいたのです。
そのうえで、整理したお客様の声をもとにプロンプトを作成し、チラシやPOP、SNS投稿用の画像づくりに挑戦していただきました。
結果、約2時間の講座の中で、文章を書くのが得意な方も苦手な方も、それぞれの商品の魅力がしっかり伝わる販促物の初稿を作り上げることができました。職人が目の前でそばを打つ実演の臨場感を伝えるチラシ、暑い季節にぴったりの夏野菜カレーの魅力を伝えるPOP、地域のイベント情報を分かりやすくまとめたナイトマーケットの告知画像。


実際に参加者の皆さんが、約2時間の講座内で作成した初稿です。もちろんこの後デザインや文章はさらに整えていきますが、初稿の時点でここまで仕上がるという事実に、参加者の皆さん自身が驚かれていました。
興味深かったのは、参加者の中でも特に飲食店の方々の反応です。実は、飲食店の参加者の多くは、セミナー以前からご自身でChatGPTを使ってメニューPOPやSNS投稿の画像を作った経験をお持ちでした。
それでも、今回のように「A4」1枚アンケートでお客様の声を整理してからプロンプトを作ると、「いつも作るのとは全然違う!」と驚かれていました。
すでにAIに慣れている方でもここまで差を感じるということは、それだけ「情報」という食材の有無が仕上がりを左右するということです。中には、この体験をきっかけに「飲食店に特化したシリーズでセミナーをやってほしい」というご感想をいただくほどでした。
お客様の声を、AIに渡す「食材」に変える
では、どうすればお客様の気持ちを正しく把握し、それを販促のメッセージとして形にできるのでしょうか。私がお勧めしているのが、AIと「A4」1枚アンケートを組み合わせる方法です。
「A4」1枚アンケートは、満足度を5段階で評価するような一般的なアンケートとは違います。実際にお金を払ってくださったお客様に、購入前から購入後までの流れに沿って、次の5つの質問に記述式で答えていただく内容です。
- 購入前、どんなことで悩んでいたのか、あるいはどんな欲求があったのか
- 何がきっかけでこの商品を知ったのか
- 知ってすぐに購入しなかった場合、どんな不安や迷いがあったのか
- いくつも選択肢がある中で、なぜこの商品を選んでくれたのか
- 商品を購入し、利用したあと、どう感じたのか
こうして集めたお客様の声を社内で共有し、スタッフがPOPやチラシ、SNS投稿を作るときには、商品名や特徴といった一般的な情報とあわせて、このお客様の声もセットでAIに伝えていきます。そうすることで、スタッフ個人の経験や勘に頼ることなく、実際のお客様の声という事実を土台にした販促物を作れるようになります。
全員がまったく同じ仕上がりになるとまでは言えないかもしれませんが、どんなお客様に向けて、どんな強みを伝え、どんな未来を提供できるのか、という軸が揃っているので、誰が作っても方向性のぶれない販促物ができあがります。アンケートの回答を社内の共通言語にしておけば、担当者が変わったとしても、同じような販促を継続できるという利点もあります。
AIを導入しただけでは、販促力は上がらない
改めてお伝えしたいのは、AIを導入しただけでは会社の販促力は上がらないということです。できる人の頭の中にお客様の情報が残ったままの状態で担当者が変わってしまえば、また一からのスタートになってしまいます。
大切なのは、AIへの指示を共有することだけではなく、お客様の情報を会社の共通資産にしていくことです。「A4」1枚アンケートでお客様の声を集め、その情報をAIに渡す。これは、担当者の経験や勘に頼っていた販促を、会社の仕組みに変えていくひとつの方法です。
▼今回の内容を、動画でも詳しく解説しています。
良い出力には、良い食材が必要です。まずは実際に喜んでくださっているお客様に、なぜうちを選んでくれたのか、使ってみてどう良かったのか。こうした質問を聞くところから始めてみてください。
そして、これは個人の頑張りだけで解決できる話ではありません。プロンプトの書き方だけでなく、お客様の声を集めて社内の共通資産にする仕組みそのものを、社員全員が同じ理解で使えるようにする必要があります。だからこそ私は、AI×「A4」1枚アンケートの活用を、単発のセミナーではなく企業研修という形でお伝えしています。
実際に今月は、ある美容室様で店内POP作りをテーマにしたスタッフ向け研修を行う予定です。スタイリストによって発信の質に差が出やすいという、まさにこの記事でお伝えした課題そのものに向き合う内容です。研修では、前述のセミナーと同じように、まずスタイリストごとに担当しているお客様の声を「A4」1枚アンケートの形で棚卸しし、それを共通のプロンプトに落とし込んでPOPやSNS投稿を作る流れを予定しています。誰が担当しても、お店として伝えたいメッセージの軸がぶれない状態を目指します。
「担当者によって仕上がりが違う」という課題は、社内の情報の集め方・渡し方を仕組み化することで解決できます。自社の販促を仕組みに変えたいとお考えの企業様は、ぜひ一度研修導入をご検討ください。
▼企業研修についての詳細・お問い合わせはこちら
https://a4kikaku.com/dispatch/
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この記事を書いた人

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「価値ある商品」を、選ばれる商品に。
「A4」1枚アンケートで誰がやっても成果が出る、再現性のある販促の仕組みづくりを、企業研修と個別コンサルティングの両面から支援しています。
研修では「わかりやすい」「お客様目線でこんなに考えたことがなかった」という声を多くいただいています。大切にしているのは、研修が終わった後に実践の一歩を踏み出せるかどうか。
年間約300本のコンサルティング現場で積み上げた経験をもとに、最近はAI×「A4」1枚アンケートを組み合わせた研修と個別支援も行っています。
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