投稿日：2021.08.22

こんにちは
「A4」1枚アンケート広告作成アドバイザー協会です。

今回は、保険薬局を含め、地域住民を顧客にした店舗ビジネスをされている方の商圏分析時に役立つ無料ツールとして、総務省統計局が提供する「地図で見る統計（jSTAT MAP）（総務省統計局の概要説明）」をご紹介します。

無料ツールですが機能も結構豊富で、販促施策での仮説づくりや効果検証に便利です。
ユーザー登録すると次のような自店を中心にした人口データなどのレポートもダウンロードできます。

（https://jstatmap.e-stat.go.jp/ よりダウンロードできるレポートの一部）

地域の住民数を把握することは、提供する商品やサービスの内容や状況にもよりますが、販促の改善余地がまだまだあることを痛感することにもなります。

例えば、私が主に関わっている保険薬局においては、地域住民から選ばれる薬局づくりが重要課題です。

そこで、管理者の方とお話をしていると、
・自店を中心に徒歩10分圏内の住民数は？

　5分圏内では？

・そのうち、75歳以上の住民数は？

・単身世帯の割合はどれくらい？

について、大まかな数値ででも把握できていないことがあります。

実際にその人数を踏まえると、自店に近い住民の利用率が数％にも満たない推測となることが多々あり、そもそも自店のことが地域に伝わっていないことを痛感します。

そして、地域で既に選んでもらえている顧客の声を聞き、どう伝えていくかという「A4」1枚アンケートの実践がより必要なことがわかります。

では、商圏分析という点で、お勧めの地域の住民数の把握方法をご紹介します。

＜事前準備＞

1. 「政府統計の総合窓口 （e-stat.go.jp）」にアクセスする。
   
   
2. 画面右上にある「新規登録」からユーザー登録する。
   ユーザ登録しなくても機能の一部は利用できます。
   ただし、前述のようなEXCEL形式のレポートをダウンロードするためにはユーザー登録が必要です。
   
   
3. 「地図で見る統計（jSTAT MAP）」 に、登録したユーザーでログインする。
   

＜自店の分析＞※ ログイン後

以降、「地図で見る統計（jSTAT MAP）」での表示例をもとにご紹介します。

自店の住所を検索して、地図に自店の場所を表示します。

自店の場所付近が表示されたら、「統計地図作成」ー「レポート作成」をクリックします。

「リッチレポート」をクリックします。

そのまま、「次へ」をクリックします。

徒歩圏でのレポートを出すため、
（１）「徒歩圏」をクリック
（２）「エリア」にチェック
（３）地図上で自店の場所をクリック
をします。

徒歩圏エリアが地図上に描画されます。
描画されたたことを確認し、「リッチレポートを作成する」をクリックします。

「ダウンロードボタン」が表示されますので、クリックしてレポートをダウンロードします。

次のようなEXCELレポートがダウンロードできます。

シート「基本分析」に、年齢別の人口構成比などのデータが集計されています。

以上が、「地図で見る統計（jSTAT MAP）」での基本的なレポート作成の手順です。


「A4」1枚アンケートを実践される際の補足データとして、参考になれば幸いです。

例えば、ファンの声を聞く「A4」1枚アンケートですが、ファンの数が多くてどのファンの声から活用するか悩んだ時などは、上記レポートにある地域の年齢別人口や世帯状況を参考に決定することをお勧めします。

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