投稿日：2022.12.27

山口県を中心に活動する 「Ａ４」１枚アンケート広告作成アドバイザーの吉本辰夫です。

 スポーツクラブ産業に18年、飲食・宿泊業に15年と長く実店舗の現場に関わってきました。

店舗経営はお客さんに対してだけでなくお店で働く従業員にも目配りや気配りが大切です。

中でも人材不足に悩む飲食店の採用だけでなく、労使問題のトラブル、資金繰りなどのピンチの時こそ、その辛さがわかるだけに親身に、そして自分事のように真剣に関わることができます。

私自身の苦い経験を乗り越えてきたことが店舗経営をされる方に何らかのお役立ちになると自負してます。

１．上からの命令や外側から人を変えようとしても人は変わらない

「人は変えようとしても変わらない」

わかっていても、ついついやってしまうことです。

私もそうでした。

言っても聞かない場合は「（従業員）みんなが言っている」とか、それでも行動や態度が変わらない場合は、お客さんからのクレームの書かれたアンケートを見せつける。

今思えばこんな職場で誰が働きたいと思うのか？恥ずかしい限りですが、私も何人かの従業員との出会いと別れを経験し悟ったことがあります。

それは、変えようとすれば人は拒むものです。

自分が尊敬する人や影響力のある人ならその限りではありませんが、お金や契約書だけでつながれている関係というのは脆(もろ)いものです。

では、どうすればいいのか？が「言われた」ではなく「気づいてもらう」ことなのです。

２．気づきを与える販促アンケート

私のお客さんからのクレームに近いアンケートを従業員に直接見せつけ改善を促すやり方は従業員との間に溝を深める原因にもなり建設的ではありませんでした。

ではどうすればいいのか？

経営者や店長には辛いかもしれませんが、敢えて言いたいことを感情に任せて言うのでなく、一旦は叱りたい感情を手放し、まずは相手の存在や立場を認めてあげることです。

それには本人の事が書かれた、もしくはその所属部署のことが書かれた「A4」1枚販促アンケートが有効です。

「えぇ～」となるでしょうけど 「A4」1枚販促アンケート はお店の長所や強み、良かったことが書かれた内容です。

経営者や店長が多くを語るより本人に「A4」アンケートを見せることが「お客さんは、ちゃんとあなたのことを見ているから心配するな」というメッセージとして伝わります。

従業員に言いたいこと、改めてもらいたい事はすべてこの後であるということです。
順序を間違えないようにして下さい。

３．人は認められたいし、成長したい

私が長年現場にいて感じたのは、どんな理由でその会社やお店に入ってきたとしても人は認められたいしそして成長したいと思っているものです。

その温度差は人それぞれですが、間違いなく誰もがこの意識はもっています。

そして自分の存在が仲間から、社長や店長から、そしてお客さんから認められた時にその人のモチベーションは上がるのです。

上から押さえつけ欠点を指摘してもその場は嫌々動きますが、やる気は引き出せません。

店舗経営が良い時ばかりでないように、一人の従業員も良い時もあれば、又そうでない時もあります。
ちょっとしたミスやクレームで本人に集中砲火を浴びせるのでなく、まずは大切な仲間として認めることからです。

その時の感情で本人に言って気持ちを変えようとすることよりも、嘘偽りのないお客様からの「A4」１枚販促アンケートが本人に気づきを与え行動を変えるきっかけとして有効なのです。

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