投稿日：2023.09.03

山田修史です。
福岡市のホームページ制作会社の株式会社リクトに所属。ホームページの運用のアドバイスが専門。中でもお問い合わせを増やすためのホームページ運用のアドバイスが得意です。

今回はAIのお話。

画像生成AIやチャット型AIなど話題になっていますね。

業務やソフトなどにも取り入れられて普及してきています。

私も一部の業務で使っています。

便利なツールでもありますが、悪いことを考える人たちにも便利なようでスパムなども進化してきています。

不自然だった日本語があまり違和感がなくなってきていますし、偽サイトなどもAIで生成した画像や文章などで実際にあるサイトのように作成していたりします。

先日、弊社にきていたスパムメールは巧妙でスパムと判断するのに時間がかかりました。

注意喚起を込めて今回、届いたスパムメールを紹介しておきます。

DMCA Copyright Infringement Noticeとメールが届く

英語のスパムだったのですがGmailの迷惑メールにも入らず受信箱に入っていました

DMCAという単語に聞き覚えがあったのでメールを開いてみました。

DMCAとはアメリカの法律でデジタルミレニアム著作権法のことで、盗用コンテンツなどがあった場合に著作権保有者が著作権侵害の申し立てを通告をします。

ライバルサイトなどにGoogleに申請する制度を悪用した手法などが一時期、話題になっていたので覚えていました。

実際に届いたメール

Googleで翻訳すると

コラムで使っている写真が不正使用だから対応してねときています。

ご丁寧に Wayback Machineにキャッシュが記録されているから消しても証拠はあるよとも書いています。

• コラムのURLのオーナー様
• クレジットを表記してといっているのに表記するクレジットがない
• 不正利用であれば費用を求めてくるのに、リンクを貼れと要求
• DMCAってアメリカの法律なので日本のサーバーに適用されったけ？
•  Wayback Machineの該当ページのURLはっていないなんで？

と違和感は感じましたがスパムとすぐに断定はできず。

ホームページもあったので見に行くとなんだか本物っぽい。

デモなんかシンプルすぎなぁという違和感。

メール署名に記載している弁護士名の人もいる。

弁護士紹介ページに記載している出身大学が実在する。

という感じでよくできていました。

実際のサイト

ネット検索でも情報を収集をして、DMCA Copyright Infringement Noticeを使ったスパムメールについて言及している記事を２つ見つけました。

「著作権者のクレジットを表記して」というDMCA通知に従ったら不正行為に加担しかねないという報告

The DMCA Scam Returns in the Form of Nationwide Legal Services

英語サイトは翻訳して閲覧しました。

実際の画像の出どころもわっているので、利用規約を見落としてないか確認もしました・・

２つの記事の内容に今回のメールが当てはまったのでスパムと断定できました。

費用を請求せずにクレジットを表記してと外部リンク集めるスパム手法。

実際にある法律事務所に似せてつくっていて、人物画像もAIで作成してたりと手が込んでいました。

まとめ

文章や画像を生成できるようになって、より精度が高くなってくるともはやスパムや犯罪行為とわからずに騙されてしまう人が多くなるでしょう。

SNSでもAIでつくられたスパムアカウントも見かけます。

AIと気づかずにやり取りしていたという投稿も見かけたことがあります。

騙されないためにもAIについて知っておき、違和感を感じられるようにならないといけない。

またいろんな分野の信頼できる人を作っておいて、なにかあった時に相談出来る環境を作っておくのも大事ですね。

AIを使っていろいろなことができるので、上手に正しく使っていきましょう。

またお客様から信頼できる人として認識してもら為に、サービスを提供する側の人は日々の情報発信をしていきましょう。

商品やサービスの情報だけでなく、お客様との関係性も発信することがこれからますます大事になります。

お客様の声をあつめて情報発信をしていくのが取組みやすいと思います。

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山田修史

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